ある意味、本来の姿なのですが・・・。
2020-04-24
ヨヒラの河原は巨岩だらけですが、昭和二年に撮影された「冠松次郎」の黒部川探検映画を観ると、宇奈月温泉付近と今は黒部ダムに水没してしまった雄山谷出合付近以外は、黒部川沿いは大岩が連なる風景でした。
なぜ黒部川の中流域の多くが小石と砂の河原に変わったかといえば、発電用ダム・砂防堰堤等が整備されて土砂が溜まる様になり河川勾配が緩くなり、更に黒部川を流れ下っていた大量の水が発電所に回されて通常時は水量が減って土砂を押し流す力が無くなったり、流域の山は崩壊を繰り返して黒部川にどんどん供給してしまったり等の影響ではなかろうかと素人なりに考えているのですが。
ならば「ダムや堰堤は自然破壊・環境破壊している悪者!」って短絡的に考えてはいけないのです。
そのおかげで、下流域では安心して住むことや耕作地が増えたのも事実だし、電気は大阪まで運ばれて産業発展に寄与したのですから簡単には決めつけられないのです。
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