阿曽原温泉小屋

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なんでやろ?

2024-04-26

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砂利の河原に大きな岩が一つ???

鐘釣山の調査の際に、鐘釣駅下の河原を見ると???

砂利と砂の中洲に大きな岩が一つ!

この下流にある不帰谷から押し出された土砂が堆積してしまい、鐘釣駅直下は河川勾配が緩くなってしまい、砂利・砂が堆積して本来あるはずの大岩が埋まってしまいました。

なのにポツンと一つ大岩が???1ⅿ×1ⅿ×80㎝ほどの大きさで、川の流れの中にあれば角が丸くなっているはずですが・・・角が立っているのが見て取れます。

周囲を観察すると対岸の細い滝の落ち口の直ぐ上左側の斜面の立木が中折れしているのが判りました。(写真では解り辛いですが、30㎝ほどの太さの樹木が折れて茶色になっています)

察するに、対岸上部で発生した落石が落下する際に立ち木に直撃して中洲まで落ちて止まったのではないかと?(中折れした樹木の根元に、落下して来たであろう岩が幾つか留まっているのが見えました)

変化を見つければ「なんでやろ?」って、観察して~検証して~想像して・・・そのためには、普段から「山を見る眼」を養っておかねば!

なーんて、大層なことではないのですが・・・普段から山見て変化を見つければ「なんでやろ?」って考えるのが、身を守るための基本の基本?(どんな仕事でも一緒かと)

※明日から欅平に作業に入って、1日には宇奈月で会議~二日から室堂勤務・・・肝臓強化週間??

今、出来る事

2024-04-23

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鐘釣橋上流は山桜と新緑が盛りです

心配された天気でしたが、なんとか鐘釣山の崩壊地の調査を進めることが出来ました。

我々の他の業者さんも復旧に向けた作業に入って来てくれてます。

この時期は、毎日毎日みごとな新緑が奥山に向かって進んで行きます。

多くの方々に観てもらいたいのですが・・・今年は仕方ありません。

来年の春に新緑を観に来てください。

部分開通しました

2024-04-19

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逆光で黄砂が舞っています

黒部峡谷鉄道が、本日より部分開通しました。

鐘釣橋の損傷で全線開通は、まだまだ先になりますが・・・。

取り合えず鐘釣橋付近の新緑がキレイになりました。

黒部は生きてます

2024-04-18

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不帰谷からは濁流が

鐘釣橋上流の、不帰谷 からの沢水は濃い濁りが入っているのが解かるかと。

不帰谷は上流部で崩壊が進んでいて雨が降らなくても濁りが入ることがありますが、一昨日の雨に加えこの時期は融雪期なので斜面崩壊も激しいのでしょう。

濁流が流れる両サイドの堆積土砂は全て不帰谷から押し出されたもので、黒部川本流を堰き止めてしまう勢いですが大雨の度に堆積土砂は黒部川の水勢で下流に押し流されています。

押し流された土砂は黒部川の川床の高さを上げてしまい、下流の猫又にある「黒部川第二発電所」の排水口を埋めてしまうので土砂を除去しなければ発電所を動かすことが出来なくなってしまいます。

平成8年に不帰谷の測量で本流出合いから上流に遡行したことがありましたが、出合いから直ぐの場所に「不帰滝」があって立派な滝なので直登出来ずに藪斜面を高巻きしながら迂回したことがありました。

その当時は堆積土砂がほとんど無かったのですが、ここまで土砂が堆積してしまえば「不帰滝」は殆ど埋まってしまっているのではないかと???(見に行ってませんが)

白馬岳~祖母谷温泉に下る登山道の百貫山コル いると、不帰谷の谷底から斜面が崩壊している音が聞こえてくるほどですので常に大崩壊が進んでいると推察されます。

出合いで土砂が堆積し続ければ、上流の河原にある鐘釣の温泉も川の流れの下に沈んでしまいかねませんし、今現在も増水すると温泉に近づくことが出来なくなっています。

砂防堰堤工事に入るにも、ルート確保が困難というか全くアプローチできる谷ではなく別途トンネルでも掘らねばならず・・・困った問題なのです。

富山に来られ!

2024-04-17

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コゴミ・タケノコの昆布締め

猫又合宿 で、男だけの泊まり込みながらの仕事は夜が長くて・・・。

それぞれ酒とツマミを持ち寄って来ているのですが、メンバーの一人が自宅で作って来てくれたのが写真のコゴミとタケノコの昆布締めです。

魚の刺身の昆布締めは知られていますが、山菜などを昆布締めにすることもあります。県外の方は珍しいかも?

今年はホタルイカも豊漁らしく、15日には立山黒部アルペンルートも開通したことだし富山に遊びに来てください。

我々も次に富山に遊びに来て頂くために、昨夜の荒天も治まった事だし今日もこれから現場に行って来まーす。

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