阿曽原温泉小屋

k

通勤路!(続きⅡ)

2024-05-19

写真

今年の黒部は、トロッコが走っていないからか?ノンビリしてる姿を見かけます。

続き

コルから頂上までの高度差は150mほど、丁度「剱岳のカニのタテバイ」に灌木が生えてるみたいなのですが、石灰岩の岩肌はザラついていてフリクションが利くのですが・・弱点を探しながら慎重に登って行きます。(灌木が有るので案外安心感はありますが、苔むして濡れた岩壁はマジでイヤーな感じです)

しばらく進むと??泥・苔等にまみれて、色が抜けつつあり見るからに古い7ミリのトラロープが藪斜面に垂れ下がっているのを見つけました。

しかし、どこの支点から伸びているのかも分からず・・とても全体重をかけて頼る気にはなりません。

でも誰かがこのルートを以前に登ってい証拠だから、ルートは間違っていないはずなので登り続けてゆくと斜度がだんだん緩んで来て頂上に到着しました。

鉄橋側の岩壁 は切り立っていて、頂上稜線から見下ろして観察しようとしても岩壁を下る装備が8mロープだけでは下り用もありません。

結局、発生源は直接確認出来ませんでしたが、崩落岩石が落下してゆく際に岩壁に付けられた痕跡や中折れした樹木を見るとだいたいの発生源と岩壁に残る屑石など次の危険性が確認できたし、翌日以降発生源に近づくための人員・装備等の目途をつけることが出来ました。

※参考

1. 昨年BSテレビ東京で放送された「秘境黒部百年物語」 が、BSテレビ東京年間奨励賞を受賞したとのことです。(このクルーは、今年も山の番組を計画している様なので、出来上がればお知らせいたします)

2. 5月9日放送「秘密の県民SHOW」 の 1:08秒辺りからインタビュー受けて「小豆と金時豆」って答えていたのは、昨秋阿曽原に手伝いに来てくれていたスタッフでした。(見覚えのある方がおられるかも???)

通勤路!(続き)

2024-05-18

写真

右側の低部がコル

前々ページの続き(無茶振りってことは)

引き受けて見たものの・・・そんな積りで現場に来たわけでは無いので、登樊道具・装備どころか半袖ポロシャツ+チノパン+ジョキングシューズ姿の街の兄ちゃんスタイル(あの頃、僕も若かった?)で、ザックも手袋も行動食も水さえ持っていませんでした。

さすがに一人で未知のルートに向かう訳にもゆかず、現場に居合わせた保線区職員一名が業務無線機を持っているので一緒に向かうことにしました。(この当時は携帯電波は有りませんでした)

岩稜・岩壁・藪のミックス登樊に連れて行くには、はなはだ心配だったのですが・・・無理と判断すれば引き返そうと決めて、その辺で誰かが持っていた7ミリ径ロープを8メートル程度を肩に担いで(短くて細くて現場で役に立つとは思えなかったのですが・・気休めで)小便谷まで引き返して登り始めます。

杉の植林地は、勾配も緩く道形は有りませんでしたがコルまでは難なく登り返します。(写真右側底部がコル!裏側に小便谷杉植林地)

前々ページの写真のとおり、頂上まで岩稜の樹林帯でルートなど切り開かれている訳でもなく、灌木やシッカリした?雑草を頼りに捕まえて~湿った急斜面の小さなスタンスに足を踏ん張りながら登り返します。

上部は急斜面で灌木が茂っていて見通すことが出来ず 「ルート間違えると進退窮まるかなぁ」「帰りに下って来れるのだろうか?」「ロープがもう少し太く長ければ・・」等々考えてしまいますが、発生源を確認しなければ対策の立てようもありませんし、何の用意もしてなくて少し迷いましたが、期待され?頼りにされているのも分かるし、なにより今ここでこの岩山を登れそうなのは私しかいないであろうことも承知していますので、ここで頑張らねば男が廃ります!気合を入れつつも、同行の保線区員にも気配りしながら登り返しました。

続く

速報!(まだ5月です)

2024-05-17

写真

室堂ターミナル駐車場で待機中の「巨大な除雪車」

昨日からの寒気流入による荒天でしたが、立山黒部アルペンルートは弥陀ヶ原から上部で50cm以上の積雪が!除雪に入ったとのことです。

先日まで夏日が有ったかと思えば、雪が積もったり・・・珍しい事ですが、まだ5月!標高が高い山岳地帯はマダマダ気が抜けないってことです。

通勤路!(アッチがダメでもコッチは?)

2024-05-17

写真

東鐘釣山の岩壁裏側斜面(下部は垂壁、上部は灌木帯だが急斜面!)

元旦の地震で発生した落石で損壊した「鐘釣橋」の復旧に向けて、関係機関が動いています。

場所が場所なので、調査したかからといって工法等々直ぐに対策工事が出来る訳ではありません。

発生面のは300m以上の 大岩壁 を下から登り返して作業に通うのは、登樊技術・掛る時間等々現実的ではありませんし危険過ぎます。

20年前に同所で発生した落石事故当日、私は現場の鉄橋の状態を確認に行ったのですが・・・。

巨大な落石で鐘釣橋が大損壊していて、その被害の大きさに何から手を付けて良いのか?現場は大混乱でした。

岩壁を見上げても崩落の痕跡で落石が走った場所は分かりますが、発生源が確認できませんでした。

誰に頼まれたかは記憶がありませんが「現場を見に登ってもらえないか?」って無茶振りされて・・・「しゃーないなぁ~」ってことで頂上に登ってみることにしました。

発生源の岩壁を登り返すのは無理、下流側にトンネル出口にある「小便谷」 上部には杉の植林地が有るのは知っていたので管理道が有るはずだからコルまでは行けるのでは?

写真は小便谷側からの「東鐘釣山」ですが、左側のコル直下まで相当以前に杉が植林されており、コルから先は灌木が有るものの岩盤・岩稜帯で北向き斜面になるので「ヌルヌル」していてイヤーな感じでした。

中腹から下部は垂壁になっているので滑落すれば・・・なのですが、頂上まで何とかルートを見つけることが出来ないだろうか???(リンクの地形図を見てもらえれば勾配が解かるかと!)

続く

よく働きます。

2024-05-16

写真

35Kg前後担いで砕石の線路歩きは辛いはずですが・・・?

15日から大仏達と、欅平へ山腹補強の仕事に行って来ました。 トロッコ列車の中間駅である猫又から欅平まで10キロ足らず歩いて向かわねばなりません。

作業の為には、現場で使うワイヤー・番線・ネット等の資材➕シノ・ハンマー・ワイヤーカッター等腰道具➕ハンマードリルとインパクトドライバーの電動工具➕危険で足場の悪い急斜面で自己確保の為のハーネス・カラビナ・ロープ・無線器等を手分けして担いで歩いてゆきます。

作業資機材は、登山道具と違い頑丈に(重く)作られてます。 他にも、各自の着替えやら夜のお楽しみのボトルやらツマミやらも大切です。

写真は大仏の後姿ですが、ベージュの袋にはゴツイネットを入れて、大きなザックには金物がワンサカ入っていますが、砕石を敷いた線路は歩きにくいのですが・・・知らん顔してノッシノッシと進んでゆきます。

他の業者さんは、これだけ荷物があれば信濃大町~扇沢~黒部ダム~欅平と作業用の交通機関を使って入るので、移動だけで一日潰れてしまうのですが・・・働き者の大仏リーダーは欅平まで歩いて行ったら・・・そのまま山腹作業に入ります。

それもこれも、やがて鐘釣橋が復旧したら直ぐに黒部を楽しんでもらえる様に頑張っているのです。

遭難とまでは・・・?

2024-05-14

写真

ターミナルを見下ろして

GWの入山指導員勤務中こんな事案が・・・。

スキーヤーが単独で、一の越~東一の越~タンボ平 に向かったものの、ルートを間違えて 一の越~御山谷~黒部ダム に向けて降ってしった方が・・・。

怪我をしたわけではないのですが、最終バスには間に合わず困って山岳警備隊に携帯電話で連絡を入れて来られた方がおられました。

今年は残雪量が少なく、御山谷を下れば黒部ダムのかなり手前から雪が無くなりスキーブーツで不安定な河原下りをしなければならず・・。

歩き辛いだけでなく歩く距離も随分遠回りになり、連絡が入った時点で最終バスには間に合わないだろうとの判断でした。

入山指導員窓口では「御山谷を下り過ぎない様に!」って声掛けしているし、滑降して行けば先の雪が無くなるのは分かりそうなのに・・・シッカリ計画立てて、コース研究して、実際に確認しながら行動してもらえれば・・・。

アーカイブ

最近の記事