阿曽原温泉小屋

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不測の事態に対応するのも甲斐性???(山舐めんな)

2025-03-28

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ガス海老の塩焼き 吉今日さんでカリカリと

昨日の会合は、関西電力黒部川システムセンターで「放流監視人・パトロール員懇談会」に出席してきました。

黒部川は黒部ダムから河口に向けて、ダム・発電所が幾つも有りますが、管理上天気が良くても放流することがあります。

突然増水しても避難できるよう事前に余裕を持ってサイレンが鳴らされるのですが、避難が遅れると増水して川を渡れず帰ってこれなくなることがあります。

平成八年秋にダイブツと二人で、仙人谷ダム上流右岸の尾根~1,109ⅿピーク ~1,647mピークまで尾根を登り~藪を北に向かい~1,771m直下から阿曽原の露天風呂の対岸へ尾根を下り1,436m~阿曽原温泉露天風呂まで周遊藪漕ぎに出たことがあります。

行程のの80%ほど歩いて、露天風呂から見上げた岩峰上部まで来た時に???黒部川から大きな水流の音が聞こえています。

小屋を出る時には黒部川の水は少なく、周遊して来ても楽勝で渡渉出来る水量だったのですが・・・

小屋に無線で問い合わせて見ると「放流が始まって、とても渡れそうにない!」 ってことは「引き返すしかない」との判断を・・・

苦労して歩いて来た「猛烈な藪山」を登り返して仙人谷ダムまで引き返せばならなくなり、「目の前の山だから」って行動食も持たず・弁当も食べ尽くしていて、ヘロヘロになりながら帰っ来た事があります。

ということで、放流監視人は大切な仕事ということが解かりましたが、残念なことに連絡を密にしなければ役に立たないとのことを勉強させられた次第です。

富山は美味い!

2025-03-26

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嘘じゃありません!白いけど不思議と全然脂っこくありません

今冬は特別大雪と言う訳ではなかったのですが、降雪時の気温が高かったのと二月中旬から春先まで気温が低く融雪が進まず・・・(大雪で自宅の屋根瓦が緩んでしまい、思わぬ出費が・・)

例年よりも山腹に残った残雪が多くて、急に気温が上がって来たものの・・このまま山腹調査・点検に入れば、上部に残った大量の残雪が緩んで雪崩れて来ては命が幾つあっても・・・

この影響でトロッコ列車の運行再開日も4月20日からと決まったものの、当面は一つ目の駅「柳橋」までしか運行できないとのことです。

作業には入れないのだけれども ・トレイルプログラム関係の会合打合せ ・新規の山仕事の打ち合わせ 等々、元々この時期は仕事というより行事が多いのですが・・一昨日は富山で打合せ 昨日は黒部市役所で会議 明日は宇奈月で会合 明後日は富山市笹津で打合せ・・なんだかドタバタ続いています。

付き物なので仕方がないのですが???昨夜は富山の街で・・・

「そば割烹 風庵」 初めて行くことになりました。

モズク・ホタルイカ・海老・お刺身と次々と一手間掛けた富山産食材の料理が出されたのですが、写真は「やつおクリーンポーク」を鍋?出汁の効いたシャブシャブ風にしていただきました。

白っぽくて脂好きの私的にはワクワクしてたのですが???あらまぁ!アッサリして臭みも無く脂っこくなくて・・上品だけど味はしっかりした美味しい肉でした。

富山市八尾の山間部、小井波地区 で飼育されたSPF豚。

週に数頭しか出荷しない「デュロック」種という豚で、毛色が濃赤色で肉質がよいのが特徴で、ロース・バラはもちろんのこと、SPF種であることからモツも臭みがなく、グレードの高い品種とのこと

〆には「盛り蕎麦」頂いて大満足でした。

ヤッパリ富山は美味い物有るわ! (風庵さんは良心的な料金でお勧めです)

ってそのまま帰るわけにもゆかず・・・総曲輪の裏通り辺りは普段出ることが無いのでウロウロして空いてるパブに突撃したら、お店には「ビリージョエル」がまだ髪の毛がフサフサしていた頃のビデオが流されていて「Just The Way You Are」(素顔のままで)聴きながらなんか幸せに浸って来たのでした。

有効に機能させるには??

2025-03-25

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仙人峠の木道は、9:11テロの時に私達で作ってきましたが、まだシッカリしてます

続き

ここで問題になって来るのが、同じ国立公園内でも利用者数の多い少ないは当然出て来るのですが・・・

国立公園内の登山道は利用者の多い少ないに関係なく、どのコースも取り合えず普通に歩ける程度に整備しておく必要が有ります。

公共工事を入れてもらうにしても、利用者の少ないコースを要望しても通り辛いのが実情です。(利用者が少ないということは、メンテナンスする人員・予算も少ないと考えてもらっても良いかと)

そんなコースこそ、「トレイルプログラム」でフォローできる体制が取れたらと期待しています。

〇利用者の多い所=公共事業

〇利用者の少ない所=トレールプログラム

ザックリとですが、使い分けしてゆければいいのではないかと(もちろん自然相手ですから柔軟な対応も当然ですけど)

国土地理院の地図には、歩きやすかろうが悪かろうが破線で書かれているのですが、コースの厳しさは富山県も「山のグレーディング」やネットで情報も沢山出ているので、それぞれ参考にして調べてみるところから登山は始まっていると考えていただければよいかと。

初めての試みで、次々と問題も出て来るのは仕方がない事ですが・・・

「環境保全と安全利用」の為に、トレイルプログラムが有効に機能することを願うばかりです。

「環境保全と安全利用」目指すところは一緒なんですが・・

2025-03-21

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身の丈の草! テントや避難小屋に泊まりながらの登山道整備は戦いなのです

続き

〇運営に当たっては、様々な問題も・・・

富山県の国立公園内と一口に行っても、高山帯・岩稜・樹林・平原・急登・沢筋・雪渓等々様々な違いが有ります。

残雪が残る場所や樹林帯・草が伸びるコースは、降雪量・気温等で管理時期や労力負担が大きく違ってきます。

例えば、立山の「一の越~雄山山頂」間の登山道は立山ガイド連中が、浮石の固定・除去等をして歩き易くしてくれていますが、この稜線は早い時期から雪が融けてくれるので登山者が少なくガイド達も時間が取りやすい時期に整備予定を立てられます。

しかし雪渓の残るコースは、遅く入れば草は伸び放題で労力が増すし、早く入れば雪渓の下とか伸びる前で後から猛烈に伸びてしまうこともあるのです。 (毎年草刈りしても、写真の様に伸びる場所もあります)

タイミングを調整して入るのですが、メンバーも草刈りや登山道整備だけで生計を立てている訳ではないので「タイミングが遅れて草刈り地獄」に落ちることもあるし・・早く入って不完全で済ませてしまわなければならないこともあります。

白馬~祖母谷温泉線や唐松~祖母谷温泉線については黒部市から整備予算が出ていますが、そもそもが予算以上の仕事量を熱い気持ちで熟してくれているメンバーなので、今回のトレールプログラムの配分予算で少し上乗せして配って上げられれば「真っ当な対価?」に近づけることが出来るのではないかと期待しています。

もう少し続く・・

 

一昨日の議論の中から・・・

2025-03-21

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高山帯と違い、黒部は標高が低いから巨木が育ち、強風・豪雪で倒れることも・・苦労が絶えません

先にも書きましたが、大きなテーマなので関係するモノが多岐に渡る中でのスタートなので、一昨日も意見がアレコレ出て・・・取りまとめる事務局は大変だろうとは思うのですが・・・

今更なのですが、私的まとめ(基本的には公共事業のサポート?)

 今回の制度は、登山道の整備・維持管理の足りないところを補ってゆくのが基本!かと

 富山県は他県よりも多くの登山道整備予算を確保してくれており、公共事業として整備が行われて来ています。

 しかし何処の山域でも同じだと思いますが、全てのコースが充分に整備が行き届いているかと言えば・・・そもそも管理者不在の登山道も有る中で、限られた予算をやりくりしながら優先順位を付けて公共事業で順次整備に当たってもらっています。

 通常の登山道の維持管理(雪渓切り・草刈り・橋掛け等)は各自治体等が予算を付けてくれていますが、森林組合・一般土木会社等は仕事量と発注額が割に合わないので作業を引き受けてくる訳もなく、地元の山岳関係者・ガイド等が担ってきました。

 〇木道が経年劣化で傾く朽ちる 〇小規模な崩壊 〇登山道が洗堀で掘り下げられる 〇表土が流失してお花畑の消失 等々、大々的に工事するまでではない損壊は随時発生するのですが、コース全体で修繕箇所が増えて事業規模がそれなりのボリュームになるまで公共事業として予算がつかないので、現場で応急対応しながら凌いできました。

 そんな軽微な修繕個所も、早期対応してやれば崩壊・流失・洗堀等の被害が広がらないのは明白です。

 なので今回の事業は、「公共事業のサポート」的な役割を担ってゆければ良いかなぁ~・・なんて風に考えております。

 国立公園なのだから、大規模整備・修繕(例えば、観光客と登山者が混在利用するエリア・大規模崩壊等)は工事金額も大きくなるだろうし税金を投入して整備すればよいと思うのですが・・・小規模整備・修繕等は利用者の方々から少しずつ負担して頂いても良いのではないかと思うのですが・・・(登山道利用する人の受益者負担!)

続く

 

北アルプス富山県側登山道等維持連絡協議会

2025-03-20

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「剱岳」フェア? 気合入ってました!(ガラスが反射して・・)

昨日午後、富山県防災危機管理センターにて表題の総会が開催されました。 

関連新聞記事 (記事で紹介されている福山君は、仲間の息子で阿曽原に来てくれたこともあるし年末にも馬場島から剱岳に入山しに来て顔を合わせていますが、期待の新星です)

昨年試験的に実施された「北アルプストレイルプログラム」ですが、初めての試みで試行錯誤しながらの運営になるとは思うのですが・・・とにかく動き出さねば「山が荒れる」のは目に見えています。

静岡県も富士山登山者への入山料導入が条例制定されましたが、北アルプスは入山口が多い等・・簡単に乗っかるにはハードルが高いのですが・・・

基本的には「国立公園」なのだから行政の維持管理も当然なのですが、実際に利用する登山者の「受益者負担」も取り入れてゆかねば山に登らない人間からすれば「不公平」と映るのでは?

更に言えば「外国人登山者」の増加が問題になっていますが、日本国に税金をそれほど払っているとは思えない方々なのだから「遊園地の入園料」的な捉え方をしてもらってもいいのではないかと?

禁止区域での、外国人スキーヤー遭難が問題になっていますが、人道的にレスキューは出動してますが・・・最初から入山料徴収して、保険利用!組織への費用補助等で組織充実のために分配するシステム考えるとかすれば?

大きなテーマなので、この先も紆余曲折は必至ですが山を守りながら、山を安全に楽しめる体制作りしてゆかねば・・・。

※劒岳の玄関口なのです

昨日せっかく?富山に出たので、エーショウと飲みに出て~四軒ハシゴしてから~辞めときゃ良いのに〆に 「駅前ラーメンひげ」 でワンタンメン・・・

一晩お世話になって、休日早朝の帰り路は道路が空いているので下道で帰って来たのですが・・・胸焼けしてるし喉が渇いて仕方ないので「上市町役場前のコンビニ」でレモンスカッシュを買いに立ち寄りました。(昼前になりますが、未だ水分しか取れていません)

ここのコンビニオーナーは「かみいち盛り上げ隊」を組織しておられる元気な方で、阿曽原にも「剱岳オリジナルTシャツ」着て仲間と毎年来てくれているので、この辺りへ行くと密かに立ち寄っているのですが、今朝寄ったら写真の様に特別ギャラリー的な店内となっていてオリジナルグッズを販売していました。

上市町に寄ることがあれば、覗いてみれば気に入る「剱岳グッズ」が見付かるかも???

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