阿曽原温泉小屋

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夏山フェスタ(名古屋)

2025-04-20

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黒薙に咲いてました

欅平・鐘釣山小屋支援プロジェクト  ご支援・応援メッセージありがとうございます

※イベント参加について

毎年6月に名古屋で開催されている「夏山フェスタ」ですが、今年は5月に変更になりました。

第11回夏山フェスタ!

開催日時   5月17日(土)18日(日)両日共 10:00~17:00

開催場所   ウインクあいち(愛知県産業労働センター)7階展示場・8階展示場

      (イベントの詳細は、もう少しお待ちください)

今年も参加させてもらいますので、御来場お待ちしております。

※参考情報 (関東圏の方々へ) 7月5日6日に横浜で開催される「モンベル創立50周年」イベント?に参加する予定です。(詳細は後日お知らせします)

毎年名古屋の夏山フェスタには、中京圏以外  から遠路はるばる元気な顔見せに来てくださる方がソコソコおられて・・・大変ありがたく恐縮していいる次第です。(私の楽しみでもあります)

ただ今年については、関東圏の方々は横浜のイベントに来て頂ければ・・・交通費と時間を潰してワザワザ名古屋まで来て頂かなくても良いのではないかと?(もちろん二回とも来て頂いければ、それはそれで大変嬉しいのですけど)

モンベルのイベントはコロナ禍前にも開催されていたのですが、本業が始まってしまうので参加していませんでした。

今回は「クラファン」の返礼品の件で、モンベルさんには御世話になってるので「義理を欠く」訳にはゆかないわなぁ~ってことで(営業出来ないから、暇なはず・・)

以前は「上野松坂屋 夏山相談会」「石井スポーツ 山小屋サミット」等で東京にもお邪魔していたのですが、久しぶりの関東のイベント参加となり楽しみにしております。(楽しみとは・・・ナニよ???)

室堂に直行できるということはⅡ(富山の務め!)

2025-04-19

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雄山をバックに救助活動中の「県警ヘリつるぎ」

欅平・鐘釣山小屋支援プロジェクト ご支援と応援メッセージありがとうございます

苦労せず交通機関で、標高2450mの室堂まで簡単に来れる素晴らしい観光地です。

しかし感動すれば欲が出て来てしまい「もっと近くに」「もっと高い所に」と思うのは仕方ない事です。

特に雪の降らない国からのお客さんが爆増中の立山では、

「天候悪化した際の、装備・経験不足」

「コースタイムを、単純に足し算した余裕のない行動」(「山は早出・早着が基本」って理由があってのことなのですが・・・)

警備隊員がパトロール中に、午後遅くに一の越から雄山へ向けて登る外国人グループがいたので「今から向かうの?装備は?」など質問したら・・・

・「ヘッドランプ」を持たない人(アクシデントで少し遅く成れば暗くなるのに)

・服装・装備が貧弱(私も痛い目に遭って身に染みてるので強く言えます?)

等々判明したので、下山するように説得したことがあったそうです。

今現在天気が良くても日暮れが迫り高度が上がれば、風も強くなるし気温が下がると分からない?

室堂での入山指導員制度・・・「富山県はサービス過剰」なのでは、って山慣れた方々からすれば思われているかもしれませんが、

この時期よく来ておられるベテラン・常連さんの方々は事情が分かっていただいている方が多い様で、非常に協力的で面倒臭がらず入山届を事前に用意して下さっています。

これも山岳警備隊と県庁自然保護課の遭難防止対策・救助活動を、山慣れた登山者の方々が信頼し協力して頂いている証拠だと感じています。

しかし「室堂に直行できるということは」山慣れていない人達も簡単に来ることが出来るということです。(これ以上の早期開業は、いろんな問題が出てくるはずなので個人的には無理!って思ってます)

事故が起きてからでは遅いし、事前に動いて防げる事故があるならば動くことが、世界に誇る立山を抱える富山県の務め!かなぁ~って・・・

厳しい遭難現場に出ることがなくなった私ですが、毎日変化する山の情報・これまでの経験等を伝える事は出来るので、少しは事故防止に役立てるかと思えば「やりがい」感じられるし・・・自分は「幸せ者」なんだと思ってしまうのです。(独り善がりにならない様にせねば!)

室堂に直行できるということは!

2025-04-18

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ナダラカな斜面は気持ちよさげなんですが・・・雪崩に巻き込まれて足を骨折された方が

欅平・鐘釣山小屋支援プロジェクト ご支援と応援メッセージありがとうございます

この時期に室堂に「交通機関で簡単に入れる」ということは、天候悪化すれば厳しくなるばかりではありません。

そもそも雪が一面に積もっている訳ですから、ある程度の雪山経験と装備を持っておられる方が大前提なのですが・・・

室堂ターミナルで入山指導していると、・濡れて染みて来そうな軽登山靴 ・アイゼンも持たず ・濡れれば動き辛く冷たいジーンズ(デニム) 等々、その格好で立山に行くの???

って山慣れている方からすれば「信じられない!」方々が実際におられて、「無理をしないで」って説得することが毎年あります。

夏山で天候が安定していれば、それほど問題の無い「立山」なのですが・・・

「雪が有る時期は別!」ってことは見れば解かるのですが、

・雪の冷たさが継続すればどんなことになるのか? 

・同じ白色に見える雪面のルートですが、風が抜ける場所や早朝はクラスト(凍って)硬くなっている場所がある (毎日違ってくる)

・新雪が積もった翌日は、積雪が落ち着くまで「表層雪崩」の危険があり、特にスキーヤーが自分の上部を滑走する斜面は注意が必要(雪崩ビーコン持参してる?)

・「雪庇」と言うものが理解できてるの??

・天候が良ければ雪の照り返しが強く「雪眼」を発症する危険! 

等々、理解出来てないまま室堂まで来られる方が必ず一定数おられるのです。

人間は弱いのだけれど・・・

2025-04-17

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真っ白に逆戻り、夕日に薄っすら染められて「シクラメンのかほり♪」を・・・

欅平・鐘釣山小屋支援プロジェクト ご支援と応援メッセージありがとうございます

今朝はNHKラジオで黒部峡谷鉄道オープニングの話題と共に、当クラウドファンディングにも触れていただいたからだと思いますが早朝からご支援を頂いていて反応の速さに驚きました。(紹介後の曲が 「青春の影♪」 良い朝を迎えられました)

昨日午後から晴れ上がってくれたので、アルペンルートに来られるお客さんには喜んでもらえるのではないかと。

この時期のアルペンルートの高原バスの開通は、弥陀ヶ原~天狗平と順次営業開始されて行って室堂に高原バスが届くのは4月25日頃だったような???

除雪機性能向上・GPS利用等々からか、だんだん早くなって来て近年は15日に定着して来た感があります。

「高山は、この時期荒れると冬に逆戻り」って、失敗した話しをしましたが・・・

40年前位までは、室堂~天狗平~美松~弥陀ヶ原~ブナ坂~美女平と春山スキーを楽しまれる人もおられたのですが・・・ポツポツ行方不明事案もありました。

平らな地形の 弥陀ヶ原付近 でガスに巻かれて方向を見失ったものと考えられますが「鬼ヶ城」 側の沢で発見された御遺体を、私が出動だけでも二体担ぎ下ろしに行った記憶があります。

今みたいに携帯GPSなど無い時代だったし、人間は疲れて来ると弱さが出て来るので「知らず知らずに楽な方に?」向かうのは仕方のない事なのですが・・・「仲間」「経験・知恵」「計画」「準備」等々で補えれば

この時期の高山帯の利用については、慎重にならねばならないと身を以て?(痛い目・寒い目)理解している小屋主なのです。

※キレイでした

写真は近所から見た白馬~旭~清水の山並ですが、一昨日の荒天で奥山は真っ白になって夕焼けで薄く染まってキレイでした。

今年に入って、小椋佳さんのCD引っ張り出して車で聞いているのですが・・・

薄紅色のシクラメンほど♪ って鼻歌を口ずさみながら帰宅してから、1人安酒で晩酌をしみじみと・・・

立山黒部アルペンルート開通

2025-04-16

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GWの雷鳥はまだら模様! 奥が室堂ターミナル

欅平・鐘釣山小屋支援プロジェクト ご支援と応援メッセージありがとうございます

今日は午前中から市役所で、打合せやらなんやら・・・・

朔日、立山黒部アルペンルートが全線開通しました。

残念ながら昨日は荒天で、オープニングイベント後に立山高原バスは運行休止になってしまったそうです。(扇沢・黒部ダム方面は動いていたとか)

この時期の立山は、一旦荒れだすと冬山に逆戻りしてしまいます。

ちなみに、2018.9のページで 「よい子は真似しないで!」 にて書いてます。

(振り返って見ると「チョイチョイ」やらかしそうになっているというかシブトイというか、無茶して来たつもりはないのだけれど???みんなの為に良かれと思っての行動なんですが・・・)

今シーズンは大雪!と騒がれていましたが、雪の大谷の雪壁の高さは16m程度だそうで、昨年よりは全然多いのですが・・・特別多いかと言えば???

それでも初めて訪れる方には「大迫力」を喜んで頂けるのでは?

昨日も外国人観光客で賑わっていたそうなので、5月1日からの室堂勤務では否応なしに対応することになるはず。

微力ですが「富山に来てよかった」って思ってもらえるようなサポートして来ねばと・・・

成り行き?偶然? もう少し・・・

2025-04-15

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黒薙で咲いてましたが、咲くのが例年より遅いです

欅平・鐘釣山小屋支援プロジェクト ご支援と応援メッセージありがとうございます

ニホンシカ話と言えば・・・「縁」が繋いでくれてる?(すこし強引)

このページで「ニホンシカ」対策の講演会講師の方が実は学生時代に清水岳で雪山遭難されていて、私が現役時代に救助に向かっていた話を2018年8月に ・清水岳の話  ・清水岳の話Ⅱ って書いてたのを思い出して添削しておきましたので興味の有る方はリンクをポチっと。

参考ですが 1989年雪山遭難清水岳 で検索すると、遭難の報告書やら解説動画やらが出て来ます。

ちなみに当時現場出動していた隊員は殆ど定年退職しているのですが、厳冬期の吹雪の中を白馬岳越えで救助に向かった鉄人二名は残念ながら・・・

高島ガイドは「インドツインズ峰」 清水小隊長は定年退職後「剱岳」で、それぞれ亡くなってしまわれました。(民間救助隊員の高島石盛ガイドは、セレネ美術館で紹介されています)

鉄人のお二人は、私なんかと違い?節制しながら真面目に山と向かっておられた方々だったのですが・・・

私が「お腹が出てきたしソロソロ現役は・・・」なんて事を考えては、「何言ってんだ、お前はまだ元気なんだから!」って訓練・救助現場で一緒に汗流して来た鉄人達に言われそうで、「もう少し頑張らねば」って考えつつも・・・

こんなことを口に出してしまうと、自分で自分の首を絞めることになって?後から絶対反省してしまうはずだよなぁ・・

でも口に出すことによって「自分に言い聞かせる」事にして・・

今回は、ニホンシカ繋がり?成り行き?偶然???での流れなのですが、加えて突然の強い地震で、こんなに大きな影響が出るなんて想像したこともなかったのですが・・・

成り行きとは言え、これだけ多くの方々に「クラウドファンディング」へのご支援を頂いていては「助けてもらって!カレーまで褒めてもらって! 頑張らない訳にはゆかない!」ってやる気を出すキッカケになったのが・・・実は大収穫なのかも知れません。

☆ちなみに私は、次々と身に降り掛かる?事件・事故・災害に遭うたび(自分で突っ込んでしまう癖もあるのですが)

「イタズラ好きな神様に掌の上で転がされて、どうやって乗り越えるのか?面白がられている!

って考える様にしているのですが・・・

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