阿曽原温泉小屋

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今シーズンの見通しについて

2025-08-16

写真

大雨で流されていないか心配していた丸太ですが

●欅平方面(水平歩道) 通行不能(整備中)

トロッコ列車の運行は、震災被害の復旧工事で来シーズン以降となり欅平には入れません。

阿曽原まで裏劔方面から降りて来られても、欅平から唐松岳・白馬岳方面に登り返すコースもありますが 

〇祖母谷温泉が営業休止中で連絡・救助体制が取れない 

〇登高差が大きく長大で、元々利用者の少ないコースで単独登山者の行方不明がこれまでも発生している 

〇「草刈り」等一応入っているが、今シーズンについては登山者の通行を想定せず来シーズン以降の管理を見据えての管理となっている  

等々の理由から唐松線・白馬線の通行を控えて頂くよう広報しているところです。

水平歩道は送電線鉄塔管理の為に整備には入っていますが、昨冬の大雪被害で損傷個所が多い様で・・・今日現在、整備が終了していません。

●黒部ダム方面(下ノ廊下)  通行不能(未整備)

ヘリからの遠景視察だけで整備に着手していないので何とも言えないのですが・・・

下流側の仙人ダムから上流に向けての整備は、 「東谷吊橋」 の補修が終わらない事には歩いて調査に入れないのですが、水平歩道の損傷が大きい様で手間取っている様で未着手です。

上流側の黒部ダムから下流に向けての 内蔵助谷出合 下流については、九月上旬にダイブツチームが着手予定ですが、予想よりも残雪量が少ない様で案外スムーズに整備が進むのでは???

阿曽原小屋の営業については、「下ノ廊下」が歩行可能になる見通しが立てば?

昨年同様で、・小屋は「素泊まり」・キャンプ場利用 の対応を考えておりますが、現在全く見通しが立たないので「御予約電話」「問い合わせ電話」は御容赦ください。

※それでも、やる事やっておかねば!

先日空輸した仙人谷丸太橋の材料を使って、新たな橋を架けに阿曽原に来ております。

大雨で丸太が流失していないか?心配していたのですが、丸太の下の岸が増水で少し抉られていたのですが!ギリギリセーフでした。

渓相が変わってしまい、架ける場所を変えて~橋脚を作り直し~橋の長さも変わるので丸太を刻み・・・手間が掛かってしまうのですが、登山者が歩ける様になってから慌てて作る訳にもゆかず

天気待ちしていたら・・・

2025-08-11

写真

丸太橋架橋予定場所は、倒木&転岩で地形が変わってしまい・・・

九州での大雨被害!お見舞い申し上げます。

先週は富山にも強い雨があり我々も山から下りて、現在は次の仙人谷での作業まで天候待ちです。

雨が降れば仙人谷が増水してしまい・・・橋があれば行き来も出来るのですが、これまでの橋が作られていた箇所は転石・巨岩・倒木で地形も流れも変わってしまい・・・

新たに岩にドリルで穴を空けて~鋼鉄のアンカーボルトを打ち込んで~アンカーに丸太を切断したものを固定して~丸太橋を受け止める枕(土台)を作り~両岸の高さを合わせたら丸太橋の長さを揃えて切断~丸太と土台を番線で固定~丸太を並べて橋を架けて~手摺り用の支柱を立てて~手摺用ロープを張り込んで・・・(倒木等を動かしてみなければ、実際に安全な橋を架けられるのか??)

水量が多い時に一連の作業を行うには・・・足を取られて流される・岩が濡れて滑りやすい・沢水の音が大きくなりコミュニケーションが取りにくい等々の問題があり無理に仕事には入れないし、阿曽原が営業出来る見込みが無いのに小屋に入っていてもなぁ~ってことです。

※訃報(可愛がっていただきました)

そんな時「五色ヶ原山荘」の前経営者の「央元」さんが亡くなられたとの連絡が入り・・・昨晩御通夜に参列させてもらうために立山町まで行って来ました。

私が新人山岳警備隊員だったころは、現役バリバリ山小屋の親父さん?というか「芦峅寺のトーちゃん!」と言うか・・・40年ほど前は、あの年代の小屋主さんが現役で何人もおられて、芦峅寺の多くの方々(友邦・新正・定一等々)は「鉄砲撃ち」としても活躍しておられました。

山岳警備隊と立山地区民間山岳救助隊との合同訓練が、芦峅寺スキー場で毎年冬に行われていたのですが昼食時には芦峅寺のトーチャンが仕留めた「ウサギ鍋」が振舞われるのが楽しみでした。

なんといっても「鉄砲撃ち」のトーちゃん達が「クマ撃ち」話しを始めると、半日でも喋り続けるのですが、その話が面白かったし?今にして思えば「山の勉強」になっていたのだと・・更にはコミュニケーション取れたおかげで阿曽原の経営に当たることが決まった時に芦峅寺トーチャン達から応援して頂けたのではないかと???

昨晩は「男前」な御遺影を眺めて、阿曽原が営業出来ていなかったからこそ?「最後のお別れ」して来れたのだと・・・

「クラファンの支援」と「トレイルプログラム」に感謝です

2025-08-09

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仙人谷へ空輸された架橋用丸太(水流は上部の倒木で左側に流れているのですが)

草刈りメンバーが、先月31日から猛暑続きと6日の豪雨に見舞われながら 、唐松~祖母谷線・白馬線~祖母谷線の整備を終わらせて来てくれました。

今シーズンもトロッコ列車が運行せず、黒部エリアの山小屋も営業出来ず管理も出来ませんので一般登山者の方々には利用を控えて頂くようお願いしておりますが、黒部エリアは標高の低さ・降水量の多さ・急こう配等の条件が重なり、草刈り等の管理を継続的に行っておかねば「藪が生い茂る」「斜面崩壊が進む」等、通行再開時の整備に多大な労力が必要になって来るのが目に見えているので例年通り整備に入っておかねばなりません。

特に唐松線については、事前パトロールで「南越沢」沿いの登山道上部斜面が立木ごと崩落して来て通行困難となっていました。(メンバーが一様に危険と判断してました)

この部分は比較的大規模な崩壊で、通常の整備費用ではとても対応できない状態になっていたのですが、皆様からご支援いただいたクラファン資金・昨年から試験運用しているトレイルプログラム分配金の一部を利用させていただくことにしました。

予算確保が成されていなければ人出をかけて整備に入ることも出来ませんし、特にトロッコが止まっている状態では別途整備に入るのは非効率になりますので今回の資金・分配金の一部を使わせて頂けたことはタイムリーというか大変助かりました。(一応整備しただけで、一般の方が普通に歩ける様になるまでは気合を入れ直して追加整備が必要です)

写真は、並行して行っていた雲切新道仙人谷の丸太橋の更新材料を現場まで五日午前中に空輸しました。

架橋部手前の登山道に置いて来たのですが、翌6日に強い雨が降ってしまい一段高い場所だし川の流れからも離れている場所なのですが・・・流されていないか少し心配な小屋主なのでした。

12日から阿曽原に入って架橋部でアンカーの打ち直し等の丸太橋新設準備に入る予定なのですが・・・無事残っていてくれることを願うばかりです。

黒部は、災害も有るけど・・・水は絶えません!

2025-08-06

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「園山湧水の庭」(火野正平さんが自転車旅で来て飲んでおられました)

猛暑が続く富山県ですが、今日からやっと雨が降ってくれそうです。

僧ヶ岳・毛勝山が源流の「片貝川」、剱岳が源流の「早月川」については中流域から河口にかけては完全に干上がっています。(両河川とも例年干上がり気味になりますが、今年は水溜まりすらありません)

ちなみに黒部川には水が流れてくれていて、農業用水にも振り分けられていて近所の「トウモロコシ畑」には水が張られてスクスク育っています。

あまりに雨が少ないので、立山山頂「雄山神社」社務所では登山に来られた方々の「お楽しみ?」になっている、カップ麺の販売が水不足で休止となっているニュースが・・・

今シーズンは営業休止中の阿曽原温泉ですが、夏場は標高が低いので日中は気温が高く大汗かかされるコースなのですが、もし今シーズン営業していたら毎日の様に「脱水症状」の対応に追われていたのではないかと想像しているところです。

写真は、黒部川河口左岸の「園山キャンプ場」近くの湧水ですが、黒部川河口近くには湧水群としてチョイチョイと湧水を利用できる施設が整備されています。

ちなみに無料で利用できる施設もあって、先日通りかかったら県外ナンバーの女性二人が4ℓボトル30本近く汲んでおられました・・・(焼酎の空ボトルでしたが、ドンダケ呑んだの???)

災害が絶えない黒部川ですが・・・これだけ水不足が騒がれている今夏でも「あたりまえに」湧水が湧いています。

ヤッパリ黒部は只者ではない!と改めて?

黒部エリアの登山道(唐松線・白馬線・僧ヶ岳)

2025-08-01

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ブラッと入ったスープカレー屋さんは、元山小屋従業員の経営でした

唐松線・白馬線について

昨日から、ダイブツ達は唐松線の草刈りに入りました。

祖母谷温泉に刈り降って~トロッコが運休しているので下界に降りて休養出来ないので・・・祖母谷温泉で休養して~白馬線に刈り登って行く強行日程です。

唐松・白馬両路線は、昨年同様でトロッコ列車運行再開後の登山道一般開放の為に管理するために草刈等整備に入るものです。

祖母谷温泉はじめ、欅平に降りて来られても

今シーズンは残念ですが、欅平エリアは無人となりますので一般登山者の入山は控えて頂くようお願いいたします。

僧ヶ岳(宇奈月コース)

今シーズンは大雪の為、林道上部の山腹崩壊が確認されております。

例年であれば標高1,050mの第三登山口までは車で入れるのですが、今シーズンにつきましては安全確保できませんので、観音像先の第二登山口から登山して頂くことになります。

(林道の復旧工事は今シーズン中には終わらない見通しです)

こんな時だから

2025-07-29

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一昨日の夕焼け雲&飛行機雲(近所のコンビニより)

先週末の、御通夜・御葬儀では受付を買って出ていたのですが(押し掛け)、久し振りに顔を合わせた懐かしい方々も多くて・・・

本来この時期は小屋に入っていて、おそらく葬儀に参列することは叶わなかったはずですが、チロルのオヤジさんがセッテイングして下さった???

地震で被災して小屋の営業が出来ないのはダメージだけど、クラウドファンディングでの多くの暖かい御支援にしろ今回の葬儀参列にしても・・・被災したからこそ?

最近地区の「道路愛護」「神社清掃」「農業用水整備・草刈り」等々が続きましたが、普段は留守にしていて御近所さんにお任せっ放しだったので・・・「罪滅ぼし?」にもなりませんが、皆さんと汗かいて来れたのもこんな機会があればこそ?

それにしても・・・自分の部屋のエアコンが壊れている私にとって連日の猛暑は神様が与えた試練???

明後日辺りから、各路線の「登山道整備・草刈り」「ヘリの荷受け」「拠点となる阿曽原周辺の草刈り」等々、本来の仕事?に向かうことになりますが・・・標高の低い黒部エリアでは日中は炙られるだろうとブルーな気分になってしまうのです。(夜は、涼しく&酔っ払って?爆睡できるはず!)

※なんか多い様な?

新聞記事を見ていると、山岳事故が多発している様です。皆様慎重な行動で「夏山」を楽しんでくださいませ。

(東鐘釣山の復旧作業中に、労災事故が発生して県警ヘリで怪我人が救助されていた記事も・・・復旧スケジュールが遅れねば良いのですが・・)

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