阿曽原温泉小屋

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「欅平・鐘釣 山小屋支援プロジェクト」について

2025-03-30

写真

お願いばかりで申し訳ないのですが・・・かなり困っています

【令和6年能登半島地震被災支援】欅平・鐘釣 山小屋支援プロジェクト  (3月31日開始)

昨年元旦に発生した「能登半島地震」により、黒部峡谷鉄道(トロッコ列車) 鐘釣橋が被災して、猫又駅までの折り返し運行となり上流部沿線の「鐘釣」「欅平」地区の山小屋は唯一の交通手段が運行出来ず~結果として営業出来なくなってしまいました。

これまでも「平成7年7月水害」「平成14年9月鐘釣山落石災害」等々に見舞われて来ておりますが、二年連続で営業出来なくなることはありませんでした。

「黒部に災害は付き物!」一年間頑張れば復旧してくれるだろうと淡い期待を持っていたのですが、本年中の復旧工事も終了しないことが決まってしまいました。 復旧情報

これで黒部奥山の山小屋は、昨年~本年の二年間営業出来ず無収入が決定してしまいました。

山小屋は営業出来なくても、維持管理してゆくだけでも費用も掛かりますので「借地使用料」「関係協会分担金」の減免等を森林管理署や関係各機関に協力依頼するなど御支援を御願いしているところです。

しかし各山小屋は、営業出来なくても「雪害」等の被害確認や雪囲いを外して風を通したり、落ち葉掃除せねば排水が溢れて施設が腐食したりと最低限の手間をかけねばなりません。

元々施設が老朽化しているうえ、黒部奥山で常に人間が入っていないということは・・

〇風通しが悪く、湿気で室内にカビが大量に発生してしまう(一時的に風を入れても、留守にする時には厳重に戸締りしてゆかねば動物・昆虫が入り込むので、更にカビを増殖させてしまう)

〇営業出来ていれば、小さなうちに駆除されているはずの小屋近くの「蜂の巣」が大きく発達して、中間見回りに行った従業員が蜂に刺されて消防防災ヘリで救助された

等々おもわぬトラブルに見舞われている次第です。

当山小屋組合は零細な家族経営ばかりですが、来シーズン鉄橋が修復され営業再開出来た際に、我々受け入れ側がシッカリ元気に態勢を整えておかねばならないと考え今回のクラウドファンディングへの御支援を御願いするに至りました。

先に「北アルプストレイルプログラム」についてもご支援を御願いしていたばかりで心苦しいのですが・・・黒部奥山の厳しい現況とプロジェクトの趣旨を御理解いただき御支援をお願いするものです。

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