阿曽原温泉小屋

k

10月末までの予定です!

2020-09-30

写真

浴槽磨き終了!

今シーズンの、キャンプ場利用の最終日はいつまで?

問い合わせがチョコチョコ入って来ておりますが、例年通り10月末を予定しております。

ただし去年の11月2日には100名オーバーのテント場利用者が来られたので、10月末に近くなってから寒気や天気廻り・紅葉の具合・スタッフのテンション?等で前後するかもしれませんので、計画を立てられる際はこのページをチョイチョイ覗いてみてください。

※初めての離島?

一昨日から連泊していった、ノンビリ3人組の一人は「南大東島」から来たそうで、サトウキビ栽培しながら3年間の休みをもらって?世界中を廻っているそうなのですが、「行ったことの無い場所」という事で黒部に来てくれたみたいです。

今まで「沖縄本島」からは何組か来ていますが・・・離島からの、登山者は初めてかも?チョイチョイ小屋まで来て質問してくれて、見どころポイントなんかを教えてあげたりしたのですが山の深さと登山道の凄さに感心してたみたいです。

連日リピーターも顔を出してくれますが、初テントの女性にしろ南大東島からにしろ・・・いろんな人がいろんな思いを込めて黒部を歩きに来てくれているのだから、阿曽原を仕切っている限りは??それに応えられる人間にならねば‥と今更ながら。

※続報

山岳警備勤務のI隊員は、朝からカレーライス大盛2杯食べて・・・一食1.6合ペースをオーバーする勢いです。

ちゃんと仕事も!朝から足首の靭帯を痛めた登山者に、テーピングを施して「ありがとう」を頂いていました。

先週勤務のK分隊長も、薄明るくなった早朝にキャンプ場まで赴き登山者にテーピング施している姿がYouTubeにチョロット紹介されていましたが、 隊員の活躍もこの程度であることを願うばかりです。

初めての・・・。

2020-09-30

写真

工事現場と間違えられたので、看板を出しました。

先日書きましたが「私には時間が無いの!」って問い合わせが入っていた女性ですが、単独でテント一式担いで黒部ダムから歩いてこられました。

笑顔で到着でしたが、まずは小柄(145㎝とか)な女性のシューズが新品に見えたので聞いてみると

「登山だけでなくトレーニングに近くの山を週2で歩き回っていて、毎年1足ずつ履き潰しているので黒部に来る前に新調してきました」

とのこと、今まで山小屋利用の登山しかしてこなかったので宿泊用具一式新調しての初テント泊とのことでした。

一年でシューズを履き潰すだけあって、到着も早く温泉にも余裕を持って入っていただけました。

テントを張っているところへ様子を見に行ったら・・・流石に少々手こずっておられ手を貸してあげたり、夜明け前にテントに明かりが点いていたので声を掛けに行ったら「少し寒かった」って言っておられましたが、出発前には小屋に元気な顔を出してから欅平に向かわれて、初めてのテント泊は大成功だったのでは!

これだけ危険な登山道だと分かっていても、「行ってみたい」「歩きたい」と人を惹きつける黒部なのだと教えられました。

ただし、「しっかりとしたトレーニング」「自分を知ったうえでのキチンとした計画」「慎重な行動と頑張り」が有ってこそです。

誰でも歩けるコースではありませんから!

500円硬貨が・・・。

2020-09-29

写真

毎年のお願いになりますが、500円硬貨の減り方が激しくて・・・。

かなり余裕をもって用意していたのですが・・・御釣りで渡しているうちに20枚余まで減ってしまい次の週末が心配になります。

今年は、どれだけの利用者が有るのか予想もつかず、追加で500円硬貨を用意する段取りですが、キャンプに来られる方におかれましては御釣りの出ないような配慮をしていただけると助かるのですが・・・。

昨年、同じようなお願いをしたところ、宿泊費全額100円硬貨で支払われる方!キャンプで来て、ビール代4000円分を硬貨で支払われる方!等々ありがたいのですが、そこまでしていただかなくても御釣りが出ない程度の配慮をしていただければ良いのでよろしくお願いいたします。

※青唐辛子三種!(大仏が、炒めながら咳込んでいたのがこれ)

甘辛くて汗をかきながらの御飯が進んでしまって困ったものですが、昨日から山岳警備勤務でやって来たⅠ隊員!

彼は毎度毎度、1.6合強は食べているみたいですがランチに青唐辛子入りカレーを作ったので増々・・・この先どれだけ胃袋が大きくなるのやら???って釣られて食べてしまいそうな自分が怖い。

昨日は、山本の・・・。

2020-09-29

写真

「中辛」って言うから・・・。

10年前の昨日は、阿曽原で昔働いてくれていた山本がネパールのダウラギリ峰で雪崩に遭った日でした。

愛知県岡崎市出身の男で、インドとパキスタンの紛争地帯で戦場カメラマンの経歴を持っていて、ある意味戦場みたいな?黒部峡谷の災害復旧現場で活躍しながら現場の記録写真を当ホームページWebアルバムに残してくれました。

もう10年?まだ10年!(当時、捜索費用の義援金を各方面から沢山寄せて頂き本当にありがとうございました)

最近、この手の話が多くなってきたのは歳を取ったから???

※中辛って聞いていたのに!

昨夜の試合開始前の写真です。 コンロで焼かれる大きな青唐辛子は、大仏が前日に刻んで炒めて辛さで咳込みながら醤油・味醂・砂糖などで甘辛く煮詰めて作ったものの余りを焼いてみましたが、口の中が痛くて一本食べ切れず・・・二本焼く予定だったものを今日のカレーに残りの一本をみじん切りに刻んで使うことに。これを書いているだけで、眉間に汗が滲んできます。

余裕を持って。

2020-09-28

写真

阿曽原谷上部、やっと色付き出しました。

だんだん寒くなって、徐々に色付いてきた阿曽原谷です。

「阿曽原の紅葉の見頃は?」よく聞かれるのですが、阿曽原は山は深いけど標高が低いので、例年小屋の周りの紅葉の盛りは10月20日以降になります。(昨年は冷え込みが遅く、11月に入ってからでした。近年、遅れ気味な様な???)

ただし、紅葉は標高の高い所から徐々に降りて来るので、見上げた山腹と見下ろした黒部川沿いでは色の出方に差が出てきます。

言い換えれば10月中旬以降はコース中どこかでキレイなライン(帯)を見ることが出来るという事です。

高度差が有り過ぎて、山全体が一度に紅葉することは無いのですがタイミングが良ければ、青空~新雪~冬枯れ~紅葉~清流を一度に見ることが出来るチャンスもあるのが黒部峡谷です。(仙人谷ダムから上流を望んで、晴天でガンドウ尾根に新雪が積もった紅葉風景は見事なのです)

ここで気を付けてもらいたいのが、紅葉時期を狙ってシーズン遅くに入山すると、比例してリスクが大きくなるという事を忘れてはなりません。

10月20日を過ぎると、日暮れが早くなってしまいノンビリ歩いていると明るいうちに阿曽原に届かなくなります。黒部峡谷は基本的に南北に刻まれた深い谷ですが、西側には立山連峰(北方稜線)が連なっていて夕日を遮るので、黒部川左岸に刻まれた登山道は早目に日影になるので下界の日没時間より暗くなるのが早いのです。

峡谷沿いの狭い登山道を、暗くなってから歩くのは大変危険です。(ペースが更に遅れる・気温低下で体調不良等のリスクも)

歩くスピードに自信が無い方が明るいうちに阿曽原に届くためには! 

余裕を持って祖母谷温泉・黒部ダムでの前泊、初日にコースの短い欅平からの入山等を検討してみてください。

たまに、キリギリス!

2020-09-28

写真

一人一塊! 塩コショウで。

昨日のキャンプ場は、黒部ダムから2名! 一昨日は、欅平・黒部ダム併せて9名!

天気が悪いと人の動きも激減ですが、悪天候で向かって来た登山者の中には「増水している場所が有って怖かった」との感想も・・・。

想像力を働かせて、自分の実力を秤にかけて! 現場に来てから「こんなはずでは・・・」って事にならない様に慎重な判断で「山を楽しみに」来てください。

※キリギリス?

ということで、昨夜は早々にターフの下で夕食の準備に掛かりました。

昨日荷揚げした肉類が多すぎて・・・、冷凍庫に入りきらない分を「仕方なく」喰っちまうことに!

鍋には、ブタバラ肉・鶏モモ肉・ニギスのスリミ、その他いろいろ?入れて。

コンロの上では、ブタロース塊に切り目を入れてジックリ焼いたものを各自一塊。

今日までの山岳警備勤務員、大仏の山岳部後輩になるY隊員は久し振りに阿曽原に来たのもあって話も弾み、酒が飲めないY隊員をダシにビール~バーボンと続いて・・・大仏と封を切った埼玉の友人から差し入れ「ジョニーウォーカー・ブルーラベル」は、気が付けば底に一筋しか残っていなくて・・・そのまま布団に潜りこんで「爆睡」を貪り、頭の端が軽~く痛む気だるい朝を迎えたのでした。(今朝の大仏、空のボトルを見て「ん?誰かこぼしたん?」ってしらばっくれてました)

先の事を考えずに、飲み食いして・・・目の前が楽しければ??? 阿曽原では、このような者をキリギリスと呼ばれております。

「慎重に」と上に書いたこととは真逆なんですけど・・・私達も、暇な時ぐらいは阿曽原を楽しまねば!

(前ページが「ぐでんぐでん」で次が「キリギリス」って、イメージ悪すぎ・・・タマ~にですから)

アーカイブ

最近の記事