阿曽原温泉小屋

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動き出さないと!

2024-07-03

写真

増水ってことは、宇奈月ダムは水位を下げて洪水調節&排砂

今回の大雨では、黒部川の増水だけでなく立山町では避難勧告が出ていた様だし、「横尾~」槍沢の登山道や上高地 で被害が出ているとの情報も・・・。

画像を見る限り、槍沢の水量が減り山腹からの湧水も減らない事には手が出せないのでは???

突発的な荒天で登山道が被害を受けてしまう事は、時々発生してしまうのですが・・・被害場所や状況によっても違ってきますが、取り合えずの復旧を行うにも費用も掛かってしまいます。

当黒部地区の「欅平~祖母谷温泉道路管理組合」では、毎年予備費的なモノを少しずつ用意しておくようにしています。

突発的な災害が発生した場合に備えているのですが、一昨年八月末の大雨で発生した土石流で道路が土砂で埋まってしまった時にも、予備費のおかげで直ぐに復旧に着手することが出来ました。(ちなみに他の山域で吊り橋が流失してしまったのですが「予算が無い」ってことで、翌年まで吊り橋が架かりませんでした)

富山県内の中部山岳国立公園への入山者の方々に、試験的に今シーズンから入山協力金的なモノを頂く取り組みが始まります。

槍沢のある「鑓・穂高」方面は先行して実施しておられますし、最近マスコミで「富士山への入山料徴収」について取り上げられていました。

どちらも根っ子は同じで「今まで管理体制が曖昧で、仕方ないので現場の山小屋等が一部分ですが整備・管理・情報発信して来ていたのが立ち行かなくなって来た」ってことかと?

いままで無かったことを始めるのですから、想定外・トラブル・運用方法等々問題が起きてしまうとは考えられますが、現場で対応している者からすれば「とにかく動き出さねば」立ち行かなくなってしまうだろうと心配しているのです。

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