突発事案というけれど・・・それでいいの?
2024-07-01
昨夜からの大雨で大雨警報が出されていた富山ですが、午後から黒部川の様子を見て来ました。
濃い泥色の濁流が勢いよく流れて泥臭さが漂い、河原の中洲や曲り角の外側には流木が沢山の大小の流木が打ち上げられているところを見れば水量が減ったのだろうと推察できました。
先週は観光関連の会合に出席してきましたが、本年正月の地震被害でトロッコ列車が今シーズンの全線運行を諦めてしまいました。
トロッコ列車の観光客を当てにしている「観光関連事業者」にしてみれば大ダメージなのですが・・・はたして「想定外の自然災害だし仕方ないよな~」で済まされるのでしょうか?
トロッコ列車が一年間不通になるほどの災害は私が阿曽原に入ってからの30年余の間に「平成7年の洪水」「平成14年の落石」と今年の災害と三回発生しています。
要は十年に一度の割合で1シーズンヤラレてしまっている計算になります。(他にも昭和44年等多くの災害に見舞われてきました)
「黒部は生きている!」とこのページで何度も書いて来ていますが、百年ほど前から険しい地形で厳しい気象条件の黒部へ、電源開発のために分け入った人間は何度も跳ね返されながら今に至っています。
先週は観光関連の会議に出席してきましたが、十年に一度の確立で災害が発生するのであれば「突発事案発生」として仕方ないと片付けずに、黒部の観光スタイルを見直す切っ掛けにしてゆかねばならないのでは???なんてことを感じてしまうのですが・・・。
(ヘリコプター峡谷遊覧飛行と、トンネルだらけで景色の無いキャニオンルートを往復で使うとか?)
でも「十年先?の災害時には、私は引退しているだろうな~」ってことを考えると要らん事を口に出さなくてもイイか!っても考えたりして。
でも十年ごとに、みんなが困った困ったって言ってるのも事実なのだから、黒部に応じた観光の有り方を研究すれば良いのにって・・・煙たがられるのは承知で?先日少しだけ意見して来ました。
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