一昨日の議論の中から・・・
2025-03-21

高山帯と違い、黒部は標高が低いから巨木が育ち、強風・豪雪で倒れることも・・苦労が絶えません
先にも書きましたが、大きなテーマなので関係するモノが多岐に渡る中でのスタートなので、一昨日も意見がアレコレ出て・・・取りまとめる事務局は大変だろうとは思うのですが・・・
今更なのですが、私的まとめ(基本的には公共事業のサポート?)
今回の制度は、登山道の整備・維持管理の足りないところを補ってゆくのが基本!かと
富山県は他県よりも多くの登山道整備予算を確保してくれており、公共事業として整備が行われて来ています。
しかし何処の山域でも同じだと思いますが、全てのコースが充分に整備が行き届いているかと言えば・・・そもそも管理者不在の登山道も有る中で、限られた予算をやりくりしながら優先順位を付けて公共事業で順次整備に当たってもらっています。
通常の登山道の維持管理(雪渓切り・草刈り・橋掛け等)は各自治体等が予算を付けてくれていますが、森林組合・一般土木会社等は仕事量と発注額が割に合わないので作業を引き受けてくる訳もなく、地元の山岳関係者・ガイド等が担ってきました。
〇木道が経年劣化で傾く朽ちる 〇小規模な崩壊 〇登山道が洗堀で掘り下げられる 〇表土が流失してお花畑の消失 等々、大々的に工事するまでではない損壊は随時発生するのですが、コース全体で修繕箇所が増えて事業規模がそれなりのボリュームになるまで公共事業として予算がつかないので、現場で応急対応しながら凌いできました。
そんな軽微な修繕個所も、早期対応してやれば崩壊・流失・洗堀等の被害が広がらないのは明白です。
なので今回の事業は、「公共事業のサポート」的な役割を担ってゆければ良いかなぁ~・・なんて風に考えております。
国立公園なのだから、大規模整備・修繕(例えば、観光客と登山者が混在利用するエリア・大規模崩壊等)は工事金額も大きくなるだろうし税金を投入して整備すればよいと思うのですが・・・小規模整備・修繕等は利用者の方々から少しずつ負担して頂いても良いのではないかと思うのですが・・・(登山道利用する人の受益者負担!)
続く
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