「環境保全と安全利用」目指すところは一緒なんですが・・
2025-03-21

身の丈の草! テントや避難小屋に泊まりながらの登山道整備は戦いなのです
続き
〇運営に当たっては、様々な問題も・・・
富山県の国立公園内と一口に行っても、高山帯・岩稜・樹林・平原・急登・沢筋・雪渓等々様々な違いが有ります。
残雪が残る場所や樹林帯・草が伸びるコースは、降雪量・気温等で管理時期や労力負担が大きく違ってきます。
例えば、立山の「一の越~雄山山頂」間の登山道は立山ガイド連中が、浮石の固定・除去等をして歩き易くしてくれていますが、この稜線は早い時期から雪が融けてくれるので登山者が少なくガイド達も時間が取りやすい時期に整備予定を立てられます。
しかし雪渓の残るコースは、遅く入れば草は伸び放題で労力が増すし、早く入れば雪渓の下とか伸びる前で後から猛烈に伸びてしまうこともあるのです。 (毎年草刈りしても、写真の様に伸びる場所もあります)
タイミングを調整して入るのですが、メンバーも草刈りや登山道整備だけで生計を立てている訳ではないので「タイミングが遅れて草刈り地獄」に落ちることもあるし・・早く入って不完全で済ませてしまわなければならないこともあります。
白馬~祖母谷温泉線や唐松~祖母谷温泉線については黒部市から整備予算が出ていますが、そもそもが予算以上の仕事量を熱い気持ちで熟してくれているメンバーなので、今回のトレールプログラムの配分予算で少し上乗せして配って上げられれば「真っ当な対価?」に近づけることが出来るのではないかと期待しています。
もう少し続く・・
この記事の URL : http://azohara.niikawa.com/news/2025/03/n20250321b.html