雪の付き方!Ⅲ
2020-03-02
事故の詳細は、立山中高年大量遭難事故を参考にしていただければと思いますが、真砂岳の稜線で倒れていた8名全員死亡という大惨事となってしまったのでした。
私なりに、???と感じたことが沢山ありました。
なぜ、全員が吹きっさらしの尾根で倒れていたのか???(知識不足)
少し黒部側の尾根下に移動すれば風も弱かっただろうし、そこには這い松があるから潜り込めば強風を避けることが出来たはず???(経験不足)
装備があまりにも貧弱! ビニール合羽って、いくら何でも???(秋山は寒気が入ると冬山に豹変します)
ザックから衣類を取り出して重ね着している様にも見えなかったし???(意識低下・パニック?)
時間は沢山あったはず!もっと出来ることが有ったんじゃ???(消耗して冷静な判断が・・・)
等々ありますが、普段からどうしてこんな雪の付き方をするのだろうと普段から理由を考えていればこんな結果にならなかったのでは?先の写真参照(真砂岳の稜線には雪が有りません)
そして、助けを求めに行った方は元気な方だったにしても二人はゴアテックスを着ていた事実。(ビニール合羽は実際バリバリになっていたし、上着にファスナーも無く寒気は吹き込んでいたはず)
そもそも天候悪化の予報が出ていて、「一の越」到着時点で雪が降り出していたところで引き返していれば・・・「もしも」とか、今更言ってもなのですが非常に残念な遭難事故でした。
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