ありがとうございます
2025-04-07

海苔巻き???強引にもほどがある!
本日も山小屋支援プロジェクトへ、多くのご支援を頂きまして感謝感謝です。
同時に寄せられるコメントを読むたびに、黒部奥山を預かる責任の重さをヒシヒシと感じている次第です。
※タイミングよく歩荷依頼が
営業が出来ない年に、ありがたいことに歩荷依頼が入って来ています。
写真は以前に、志合谷上流側 の鉄塔基部まで交換用の「碍子」を歩荷した際の写真です。
碍子はセラミックス製(陶器みたいな?)なので、ぶつけて割れない様にシッカリした木製の枠で梱包されてヘリコプターで近くの平たい場所へ運ばれてきます。
リンクの地図 (1023mピーク左側の線が送電線)を見てもらえば解りますが、黒部奥山の切り立った尾根に送電鉄塔があるのですが、近くに平らな場所はなど有る訳もなく・・・山が切り立っているし送電線直近なので接触すればヘリコプター即墜落なので、鉄塔基部にアプローチする訳にもゆきません。
適当な?荷下ろし場から、木枠で梱包された新品碍子(1セット約30kg)を背負って、藪道歩き・岩場をロープで懸垂下降等々しながら現場に向かいます。
交換が終われば、古い碍子と木枠を回収するのですが・・・木枠を海苔巻き状にして上部の急な岩場をロープを頼りに登り返して~その上部には藪が生い茂っていて木枠が引っ掛かるのを強引に前に進んで・・・全身の筋肉勝負の仕事でした。
逆に岩場を懸垂下降して搬入した際に、「遭難現場じゃ60Kgの人間担ぐ事有るんだから」って2ケース背負って懸垂下降したら・・・人間と違い「岩」を担いでいる様なもので腰に重さが集中してしまい、バランスが悪く仰け反りそうになるのをプルプル腕力頼りで無理やり下降しました。
(次回からは、ヨイ子にして1ケースずつ担ぐことに! 痛い目に遭えば学習するのでした・・・痛い目に遭うまで分からんのかい!??)
この記事の URL : http://azohara.niikawa.com/news/2025/04/n20250407b.html