阿曽原温泉小屋

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さすがは!やっぱり!最後まで???

2023-11-12

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解体日和だったのですが・・山の葉っぱは落ち切ってしまいました。

11日土曜日からの小屋の解体に向けて、小屋内の壁の解体~電気配線の回収~厨房機器に磨きをかけて~食器のハイター漬け~布団干し・収納~水回り配管撤収~玄関屋根解体等々準備を進めます。

心配された寒冷前線通過による天候悪化も、本番当日9時から翌日の作業終了予定時間までピンポイントで回復傾向の予報が出て「さすがは阿曽原、持っているわ!」って納得?

作業終了後の宴用にも黒部名水ポークで作る「豚の角煮」の下準備で大根を二本を切って米の研ぎ汁で下茹で・卵を30個茹でて殻を剝いて、マカナイのゴマちゃんがすぐに調理できるように完璧な段取りします。

11日早朝、応援部隊全員が宇奈月からトロッコに無事乗ったことが確認出来て一安心していたのですが・・・。

メンバーから電話が入って??

「昨夜の荒れた天気で、猫又駅の先で倒木が一本発見されて電車が止まったままで何時になったら発車できるか分からない」

とのこと・・・。

倒木処理に時間が掛かるとのことで、応援部隊の乗った列車は宇奈月に帰ることになり・・たとえ復旧して午後から再度向かっても、翌日の正午頃から雨予報が出ているので着手時間が遅れればそれまでに解体を終わらせるのは無理で、強行して壁・床などの木製品を濡らしてしまうと来シーズン建てる時「ふやけて」「カビだらけ」になってしまいます。

結局「仕切り直し」とすることにして、糸魚川・白馬村等からの応援部隊も、それぞれ帰宅して貰うことに・・・。

相変わらずのドタバタ続きで、「やっぱり阿曽原?」なのですが・・・今シーズンは特にその傾向が強かったような???(最後のタイミングで滅多にないことが起きてしまうなんて)

阿曽原小屋は、不便な黒部奥山での仕事なのでアクシデントは付き物! 

その都度クリアしてゆくのが「甲斐性」なのです。(スミマセン、少し強がり入ってます・・)

マニア

2023-11-06

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露天風呂真上の紅葉も終わりです。

4日のキャンプ場利用者は56人、5日の利用者は10人で予想よりも少なくて・・・。(缶ビールが少しあまりそうです)

遅れ気味だった紅葉ですが、さすがに露天風呂の周りも散り始めました。

この3連休は、

・「昨日、吉今日で飲んで来ました」って、毎年キャンプで来るペア 

・今シーズン3回目?黒の上下ノースリーブに短パンのキャンプ男性 

・宿泊最終日に二人だけの朝食なのに揺すっても起きて来ず?食べてからまた布団に潜って寝ていた男性は三年連続宿泊最終日に来ているらしく 

・キャンプの3人組と5人組の若いグループは「ブログが楽しいです」ってワザワザ声掛けに来てくれたり (他の宿泊のお客さんからも沢山)

・ここ数年顔を見せていなかった、営業終了してから群馬から来られる男性は膝の手術して復活しましたって

等々、書き切れないほどのリピーターさんや初見参の「阿曽原マニア?」さんたちから労いと応援の言葉を頂きました。

「下の廊下」コースは、この先落ち葉で道が隠されて歩き辛くなりますし日暮れも早くなりますので、一般登山者の方は今シーズンの歩行は終了と考えていただけたらと思います。

今シーズンも、ありがとうございました。(これでもかっ!)

2023-11-04

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安定感抜群!(いつもご苦労様です)

昨日は、宿泊営業最終日でした。

昼前「十字峡の展望台から人が川に落ちたらしい」「川に落ちた人がいて手を振っている」次々と小屋に電話が入ります。(阿曽原小屋ではなく110番・119番かも?通報が入る様になったのも、携帯電波のエリア拡大のおかげです)

どちらも救助要請ではないし・・今までも毎年一人前後は滑り落ちる方がいるのですが、怪我をしたって話は聞いたことがありません。

黒部署のY小隊長と連絡を取り対応を協議しつつ、予約帳を調べて下の廊下から阿曽原に向かう方で出来そうな方?に目星をつけて電話を掛け「様子を見てもらえないか」とお願いしてみると、快く引き受けてくださった方がいて、後から「川を覗きながら来たけれど、それらしい人はいなかった」と連絡があり直後に室堂山岳警備隊と川に落ちた本人が連絡が取れて無事に道に戻っていることが確認取れてこの件は一件落着。

次々と到着する登山者の対応をしているうちに「足首捻挫」した人が二人続けて玄関先に現れて、それぞれテーピングして差し上げます。

テーピングが終わった直後「相棒が、阿曽原谷の対岸で足を滑らせてポキッって音がして動けなくなった」と男性がやって来ました。

ダイブツはカレーの仕込みが佳境で手が離せず、取り合えず私一人で救助用の背負いバンド・シーネ等を持って現場に向かいますが、そこそこシッカリした体格の方で私一人で背負ってバランスを崩してもいけないと小屋に無線してスタッフKと遊びに来ていた宇奈月の救助隊員でもあるKの二人に来てもらい前後をサポートしてもらいながら、怪我した足をシーネとテーピングテープで固定して小屋まで背負って搬送します。

その頃にはキャンプ場は、かなり混雑し始めていたのですが皆さん通路を開けて搬送に協力して頂きました。

ヘリコプターでの搬送を考えましたが、日没時間の関係で翌朝に来てもらうことになり、テント泊の方だったので小屋閉め準備で荷物で塞がっていた山岳警備隊員の詰所を空けて怪我人と介添えに同行者の寝床を準備します。

今朝4時半に起きて「膝のテーピング」して上げる約束してた人の手当てをして送り出して~朝食(二人)の仕込みを始めつつ富山県消防防災センター・県警山岳警備隊と連絡取りながら~昨日の怪我人をキャンプ場の阿曽原谷側から吊り上げるのに残っていたテントに声掛けして移動してもらい(朝風呂で留守のテントは、こちらで引きずって)~残っている離れた場所のテントにも強烈なダウンウオッシュでモノが飛ばない様に声掛けして周り~小屋から怪我人を担ぎ下ろします。

六時半過ぎに消防防災ヘリ「とやま」が上空に来てくれて、隊員二名が降下して来て怪我人を吊り上げて一件落着!

昨日は、小屋泊40名余・テント泊150名余と人数的には大爆発ではなかったのですが・・・やっぱり阿曽原?これでもか!って事案が発生してしまったのでしたが、事案対応に人出が取られれば他が穴埋めなければならずスタッフの連携が必須となり、協力して頂いた多くの登山者の方々のおかげで最終日を終えることが出来たのでした。

ドタバタ忙しかったけれど、阿曽原にいるみんなの「信頼関係」「一体感」みたいなものが感じられて良い一日でシーズンを終えることが出来ました。

阿曽原に来て頂いた皆様・来れなかったけれど応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。

暗い風呂場でライトもつけずに走ってはいけません!

2023-11-03

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昨晩7時頃、露天風呂から川側に転落して怪我をされた方がおられました。

目撃者によると「暗い中をライトもつけずに小走りで走って、洗い場から足を踏み外した様だった」とのことでした。

危険な登山道を歩いて来られて到着した山小屋と露天風呂は、気が休まる場所なのかもしれませんが「黒部峡谷」に変わりありませんから。

混雑時は「譲り合い」お願いいたします。

2023-11-02

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風呂掃除を済ませて来ました。

朝一で風呂掃除を済ませて来ました。

今シーズンの風呂掃除もあと三回ほど???

今年は営業終了日を三日伸ばしましたが、暖かい日が続いてくれていて紅葉もまだまだ楽しめます。

今シーズンは週末毎に天気が悪かったので、明日からキャンプ場利用の方々は「満を持して?」の山歩きになるのではないでしょうか?

数年前の11月3日「文化の日」の休日に、キャンプ場には120人ほどの利用者がありました。

明日明後日は、同程度の利用者で済んでくれれば混乱も無いと思うのですが・・・。

もし混雑する様であれば、ターフ・シートなどを拡げて場所取りするようなことは御遠慮願います。

トロッコ列車が混雑しているようです!

2023-11-02

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先日もお伝えしましたが、欅平駅~宇奈月駅間のトロッコ列車が混雑しているようです。

欅平駅で満席になっていない列車を見て「空いているのでは?」と思われる方がおられるかもしれませんが、途中の「鐘釣駅」での乗車する観光客が大勢おられる様で昼過ぎの便は予約でほぼ満席となっているようです。(ちなみに周遊のパックツアーは、鐘釣駅までの往復が多い傾向にあります)

午後も遅くなれば空いてくる列車もあるのですが、昼過ぎからは宇奈月行きのピークになりますので当日客となる登山者が乗ることは難しくなります。

以前は登山者の片道予約を受けてくれていた時期もあるそうですが、予約列車に届かない登山者が多いので片道予約は受けてくれなくなったと聞いております。

一昨日の様に、早朝出発しても終電車に間に合わない等の極端な例もありますが、毎日暗くなってから阿曽原に到着される方の多さを見ていると・・・阿曽原~欅平間は6時間以上かかってしまわれる方が多いのではないかと想像できます。

今週末の連休は天気も良さげで、テント泊の方々も大勢歩きに来られるのではないかと???欅平に向かわれる方々におかれましては、早出は必須になります事をお忘れなく!

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