イイ感じに。
10月に入ってから全ての週末は雨降りでした。
阿曽原に入って31年目になりますが、ここまで週末だけ降られたことは記憶にありません。
特に小屋の予約が取れずに、やむなくテント場利用で計画しておられた方は残念な思いをされているだろうと・・・。
こちらも週末毎に、キャンプ場が溢れる事態に対応すべく腕まくりしていたのですが・・拍子抜けでした。(もうすぐ営業終わるのに、残った大量のビールはどうする???)
昨日も小屋泊・キャンプ場利用者は当然ながら激減でしたが、欅平駅からは「アジア系の外国人グループが向かって行った」との連絡が入っていたのでしたが、雨の中を薄暗くなってから8人のチャイナ系の名前の方が代表で受付に無事届かれて一安心したのですが・・・。
真っ暗になって少し強くなった雨の中を、黒部ダム方向からも同じくアジア系の若い人達が次々と小屋に届いて・・・総勢17名で代表の方はベトナム系?の名前の方でしたが、先に届いた7名の外国人グループと阿曽原で落ち合う予定みたいなことを話しておられました。
雨の中テントを張りに向かったのですが、30分ほどして外国人男性1人が小屋に来て
「みんなで鍋を作りたいのだけど、シートを貸してくれないか」(ターフの様に使う積り?)
って来たのですが・・・。
キャンプの人は自力で一晩頑張るのが基本だと思うし、箸を忘れた・テントポールが折れた・ガスが切れた等々の小さなトラブルには手を差し伸べて来ましたが、大人数で使うシートを貸してくれと言われても・・・そもそもシートを貸しても、暗い中で張り込むための支柱もないし固定する細引き紐も必要だろうし・・・可哀そうだけど依頼を断りました。
今年のゴールデンウイークに「立山雷鳥沢キャンプ場」で荒天でテントを放棄して野営管理所の部屋に上がり込んで布団を出して寝ていた外国人がいたことを紹介しました。
もちろん、ルールに沿って山小屋・キャンプ場を利用してくれる外国人もちゃんとおられるのですが・・・。
日本の山を楽しんでもらえるサポートはどれだけでもしますが、そもそも「山に入る」ってことについて当たり前のルールというか「日本の登山文化」みたいなものを解ってもらえる様にしてゆかないと混乱は何時までも続くのではないかと。
ちなみに、昨日のテント場利用者34人中25人が外国の人達でした。(晴れてれば五倍位は来ていたのでは?)