阿曽原温泉小屋

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お知らせ!

2023-12-05

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最近自宅では、小屋閉めで残った「残酒整理?」の日々を送っております。

秘境黒部100年物語~未来へ紡ぐ守り人たち~

12月26日 19時より BSテレ東 7ch

にて放映されることになったと連絡が入りました。

宇奈月温泉開湯百周年・黒部宇奈月キャニオンルート開通等々に絡めて制作されたものですが、前回に引き続き少しお手伝いしておりますので興味のある方は御覧になっていただけたらと思います。(リンク参照)

更には一昨年同局で放映された「黒部源流物語」も、来年1月7日(月)19時よりアンコール放送される予定とのことです。

参考ですが、この番組は「公益財団法人 放送ライブラリー」において、未来に残すべき番組として選ばれて保存されることになったとか???

参考情報?

2023-12-01

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院展作品「鉄塔」と作者の田渕理事長(中央)

写真は以前にお知らせした院展作品「鉄塔」ですが、阿曽原の鉄塔をモデルにして描かれた作品です。

[黒部の鉄塔・ある日本画と新北陸幹線]

日本電気新聞で記事になっていました。

電話取材を受けたものですが、別の角度から黒部の凄さが解ってもらえるのでは?

立山黒部エリア、任意の入山協力金導入検討 県や環境省、登山道維持や山小屋支援

県議会でも質問されたことが今日の北日本新聞一面で書かれています。

私が『君たち』だった頃 佐々木泉さん(山小屋経営)

恥ずかしながら29日の北日本新聞で紹介されてます。

助けられて来たからこそ

2023-12-01

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29日の会議資料の一部

北アルプス(飛騨地区)双六小屋、先代御主人 小池 潜様が85歳にて御逝去なされました。

とにかく優しい方で、遠い昔?私がこの業界に転職した頃に「尖った意見」を出したことがあって、その際に重鎮の方々から全面否定されて・・・撃沈することがありました。

会合後の懇親会で、ヤンワリ声を掛けて頂いたことは今でも忘れられません。

3日の葬儀に行って「ありがとうございました」を伝えて来ようかと。

ちなみに2日にも高岡市まで、子供の頃に随分可愛がっていただいた伯父さんの葬儀に向かう予定ですが・・・「周りに助けられて来たんだなー」なんてことを思い返してみたりして。

※久し振りの連絡会議でした。

写真は、29日に松本市で開催された「第64回 富山・岐阜・長野三県 山岳遭難防止対策連絡会議」に出席して来た際の資料の一部です。(120人位いたかも)

コロナ禍で三回開催を見送っていたのですが、今シーズンは各県遭難が多発しており他にも外国人登山者増加に伴い苦労している実情は「北アルプスは一つ」なのだと改めて感じてまいりました。

今まで周りに助けられて来たのだから、ある意味「山」を預かる我々も頑張ってゆかねば!

夜の懇親会は、各県警察をはじめとした行政機関・民間救助隊員・山小屋・ガイド連中・山道具メーカー等々、久し振りに顔を合わせるメンバーで盛り上がって美味しいお酒を酌み交わしてまいりました。

野生の王国!(本来の姿?)

2023-11-24

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カリカリに凍っています。

一昨日、阿曽原へ森林管理所職員と行って来ました。(営業中だけが山小屋ではありません。シーズン終わってもナンダカンダあります、っていいながら・・・夜は「吉今日」へ繰り出して「白子の昆布焼き」で飲んで来ましたけど)

事業の関係で借地の手続きの調査的なことでしたが、キャンプ場は少し雪が積もり水溜まりには氷が張っていました。

冬が近づくとドンドン太陽の高さが低くなって、黒部川左岸の山の縁にある阿曽原は山の陰になるので陽射しが届かず気温も上がりません。

雪が残ったキャンプ場は、二ホンカモシカ・二ホンサル・テン等々の動物足跡だらけで、阿曽原谷の対岸では「ギャーギャー」サルの鳴く声が冬枯れでスカスカになった山に響きます。

人がいなくなった黒部の奥山は、ある意味「本来の姿」になっているのだろうと感じたのですが・・・それにしても本格的に雪が積もり始めればクマは冬眠するけれど、厳しい寒さと豪雪に耐えながら越冬する動物たちの逞しさに驚かされます。

自分達が出来る事!

2023-11-20

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貨車を借りて回収中です。

昨日は、毎年恒例になった、黒部峡谷沿線の主に河原に埋まっている「屑鉄類」の回収作業に行って来ました。

黒部峡谷は「電源開発」「砂防事業」「トロッコ列車の運行」等々で切り開けれてきました。 厳しい地形・気象条件等で「雪崩」「洪水」被害に遭いながら人間の手が入れられてきましたが、被害に遭うたびに施設・設備が流されたりして来ました。

活動を始めて15年余りになり毎年ソコソコの量を回収しているのですが・・・大雨等で増水する度に川の流れが変わり、それまで河原に埋まっていた「足場単管」「クランプ」「鉄筋」「錆びた番線クズ」「ワイヤー」「L形アングル」「レール」等々が土砂の中から現れます。

(長尺物や土砂に埋まったものは、サンダーや切断機を持参して処理してから背負ったり土嚢袋に入れて人力で担ぎ上げます)

その険しさから流された材料等は、回収されずに放置されてきたものも多く残されていますが、全てがボロボロに錆びており遠目に観ても判る「錆色」は峡谷を楽しみに来られた方々にすれば「ガッカリ」させられるものになります。

しかし石・岩だらけの河原は、足場が悪い!ボロボロに錆びて汚い!くず鉄は重い!等々回収するにも重いものを担いで足場の悪い中を歩ける人間は限られて来ます。

そこで「宇奈月方面山岳救助隊」のメンバーに声を掛けて、メンバーで回収に当たっているのです。

昨日は前日に降った雪で河原が白くなっていて、探すのに苦労するし・寒いし・重いしで苦労しましたが、登山だけではなく「黒部」を訪れてくださる全ての方々を「ガッカリ」させない様に自分達が、出来ること!正しいと思うこと!頑張って来ました。

(寒い時期に行うのは、藪が枯れて夏場は見えないものがこの時期見えて来るのです)

31回目の片付け終わりました。

2023-11-16

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手作りのトンボで屋根雪除去(裏側の黒部川側へ滑り落ちると・・・)

私が引き継いで31回目の小屋閉めを、昨日終わらせて帰って来ました。

「倒木でトロッコが止まる」あり得ないトラブルで仕切り直して出向いて見たら・・・屋根雪が積もっており気温が低いので自然に融ける訳もなく、雪を押し落とすために野球場を均す長尺の「トンボ」みたいなものを大仏が端材で急遽手作りしてからの着手になってしまいました。

(この時期は太陽の高さが低く日射が山の陰になり、気温が上がらず除雪しない従業員部屋とトイレの屋根には翌日まで屋根雪が残りました)

除雪してもある程度トタン屋根が乾いてからでないと滑る危険・濡らしたまま収納すると湿気で部材が腐る等心配があるので解体着手が遅れてしまい、元々が仕切り直しでメンバーの都合がつかず少ない人員に加えて初参戦が二名いて最初は要領が解からず・・。(スノーボードのガイドらしいのですが、工務店でバイトしているらしく流れをつかむと頑張ってくれて大助かり!)

メンバーは暗くなるまで頑張ってくれて、翌朝は放射冷却で霜が降りて片付けの着手も遅れ気味(二日酔いだったからではありませんから)になりましたが、なんとか予定通り終わらせて帰って来ることが出来ました。

最後の最後まで、次々とイロイロなことが起こるシーズンでした。

明日からは「支払い」「下げ荷の片付け」「取材対応」に加え、来シーズンに向けての「営業日数」「予約システム」「スタッフ態勢」等々、今シーズンの反省を踏まえて頭を捻らねばならないのですが・・・月末には松本市で開催される「長野・岐阜・富山三県山岳遭難対策協議会総会」参加やら個人的な飲み会も御誘いがポツポツ?次々???

今シーズンもありがとうございました!

取り合えず、もう少し頑張りまーす。

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