貨車を借りて回収中です。
昨日は、毎年恒例になった、黒部峡谷沿線の主に河原に埋まっている「屑鉄類」の回収作業に行って来ました。
黒部峡谷は「電源開発」「砂防事業」「トロッコ列車の運行」等々で切り開けれてきました。 厳しい地形・気象条件等で「雪崩」「洪水」被害に遭いながら人間の手が入れられてきましたが、被害に遭うたびに施設・設備が流されたりして来ました。
活動を始めて15年余りになり毎年ソコソコの量を回収しているのですが・・・大雨等で増水する度に川の流れが変わり、それまで河原に埋まっていた「足場単管」「クランプ」「鉄筋」「錆びた番線クズ」「ワイヤー」「L形アングル」「レール」等々が土砂の中から現れます。
(長尺物や土砂に埋まったものは、サンダーや切断機を持参して処理してから背負ったり土嚢袋に入れて人力で担ぎ上げます)
その険しさから流された材料等は、回収されずに放置されてきたものも多く残されていますが、全てがボロボロに錆びており遠目に観ても判る「錆色」は峡谷を楽しみに来られた方々にすれば「ガッカリ」させられるものになります。
しかし石・岩だらけの河原は、足場が悪い!ボロボロに錆びて汚い!くず鉄は重い!等々回収するにも重いものを担いで足場の悪い中を歩ける人間は限られて来ます。
そこで「宇奈月方面山岳救助隊」のメンバーに声を掛けて、メンバーで回収に当たっているのです。
昨日は前日に降った雪で河原が白くなっていて、探すのに苦労するし・寒いし・重いしで苦労しましたが、登山だけではなく「黒部」を訪れてくださる全ての方々を「ガッカリ」させない様に自分達が、出来ること!正しいと思うこと!頑張って来ました。
(寒い時期に行うのは、藪が枯れて夏場は見えないものがこの時期見えて来るのです)