阿曽原温泉小屋

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黒部の夏は、「水だんご」

2020-08-14

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今年は、お盆の帰省を控えておられる方が多いのでは?

「水だんご」って???知らない人も多いのでは。冷水で洗って黄な粉をまぶして食べるのですが、小さい頃は海水浴に行って「海の家」で食べるのが楽しみでした。

最近は食べることは無かったのですが、県外から来ていたバイト女子に食べてもらったら好評で。

黒部に帰省できない方が見ておられたら、写真だけですが。

今日も暑いけど・・・トロッコ側線で仕事頑張ってきまーす!

昨日は欅平へ。

2020-08-13

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「猿飛山荘」さんの、イワナ塩焼きと山菜でスペシャルランチ!

昨日は、欅平へ調査?下見?みたいな用事で行って来ました。

小雨が降ったり止んだりでしたが、観光客はソコソコ来てくれていました。(例年この時期の超満員には、遠く及びませんが・・・)

多賀谷さんとランチに、欅平の足湯横の「猿飛山荘」に顔を出してきました。

オーナー家族は、私が今シーズン宿泊営業休止としたことを知らなかった様で、伝えたらガッカリされてしまいました。

ランチを「お任せ」で頼むと、「イワナ塩焼き定食」に味噌汁代わりに「温玉そば」が付いて来て(一昨日は大汗かいてダイエットになったのに・・・)「イワナの塩焼き」はフックラ焼き上がり、山菜の味付けも絶妙で美味しく頂いて来ました!

山菜は、写真左から「ウドの酢味噌」「コゴミの胡麻和え」「ワラビのお浸し」他に「ヨシナ(ウワバミ草)の朝漬け」も付いてきました。

コロナが治まったら、黒部に遊びに来てくださいな!

今日は黒薙へ作業に行く予定ですが、一昨日「オロロ」に刺された場所が痒くてテンション上がりませんが・・・仕事を終わらせないと盆明けから始まる他の作業に支障が出るので、シャーないから頑張って行って来まーす!

襲撃!

2020-08-12

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一昨日は雲がケバくて。

昨日は、富山市で気温が38.9℃まで上がりました。トロッコ沿線での作業は、汗だくになりながらでしたが、午後三時半頃から「朝ピッカリ」通りに雨が降り出して慌てさせられました。

でも一番参ったのが、「オロロ」と地元で呼ばれる小さなアブの襲撃に遭い、これが半端ない数で全身に纏わりついて・・・こいつに噛まれると痛くて。

この時期に清流沿いに現れるのですが、大仏はフマ○ラーを全身に吹掛けていましたが効果は無く、噛まれたところは今朝は小さく赤く腫れて痒くて。

そういえば、10日に 柳又谷 に入って、白馬岳まで遡行すると3人パーティーが宇奈月駅からトロッコ列車に乗って黒薙川から入山したけど・・・私達以上に「オロロ」の襲撃に遭っているのではないだろうか?

なにより、昨日の夕立に沢の中で柳又谷の核心部は抜けているとは思うのだけれど、夕立による増水に遭っていなければよいのだけれど。

今日は別の仕事??で、立山ガイドの多賀谷さんと欅平まで日帰りです。

多賀谷さんは、テレビ番組で風吹ジュンさんを剱岳にガイドしたり昨年はNHKの撮影クルーをガイドして番組制作の協力したりと忙しい方なのですが、実は映画「点の記」の山岳監督のキャリアを持ち映画の中では出演した大勢の山岳ガイドの中で唯一「セリフ」を頂いている男優的な人?でもあるのです。

昨日も新たに降って来た仕事が入って・・・忙しくしていまーす。

暑過ぎです。

2020-08-11

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今朝の白馬方面は「朝ピッカリ」

昨日、阿曽原に行って来ました。水平歩道は、まだ草刈りしていましたが今日で整備がほぼ終了するそうです。

この暑さのなか、向かってくる人はいないと思いますが・・・阿曽原のキャンプ場は留守になっていますし風呂も利用できません。

今日からしばらく、トロッコ沿線で対策工事やらなんやらに・・・応援に行って来ます。

写真の「朝ピッカリ」は、天候悪化のサインですが朝から富山は暑いんですけど・・・。(雲が裏から照らされて光って見えません?)

取り合えず、行って来まーす!

阿曽原は、秋まで留守の場合もあります!(唐松線情報も)

2020-08-08

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清水岳のコマクサ。

既報の通り、阿曽原温泉小屋は夏場の営業は休止しておりますし、裏劔方面は「仙人池ヒュッテ」以外の「池の平小屋」「仙人温泉」共に休業しております。

雲切新道の登山道整備も遅れておりますし、裏劔方面からの登山者はほぼ無いものと考えて阿曽原は無人になっている日もあります。

水平歩道の整備状況は、業者さんからは整備終了の連絡は入っておりません。(残雪・雨の降り方等から歩けるとは思うのですが???)

阿曽原キャンプ場については、草刈り済みで水場・トイレは使える様にしてありますが「露天風呂」については従業員が不在の日には使えません!

従業員が不在の場合には、キャンプ場は無料で利用していただいても良いのですが、ゴミの始末!トイレは汚さず!よろしくお願いいたします。

実は降って湧いた仕事と言いますか・・・実際に落石が降って来て!急遽復旧作業の依頼を受けたり、他の山仕事の依頼が降って来たりで・・・仲間と現場に入ることが増えそうな???(神様が降らしてくれた仕事?ほぼ御指名を受けて!ありがたい事です)

今シーズンは我々も本業では無収入となり、バイトしながら凌がねばなりませんので「下の廊下」が開通してテントの登山者が増えて来るまでは、留守にする場合があることを御了承願います。

※唐松岳~祖母谷温泉線の草刈りについて。

大仏達が5日に唐松山荘に入って、餓鬼山の 避難小屋 に泊まり込んで、昨日からの強い雨の中を作業をしてくれています。

本日、作業を終わらせて祖母谷温泉に下山予定です。(梅雨明けが遅れたので、営業小屋の有るルートの整備を優先しました)

テント場の管理はしますが、小屋が自粛する訳を察していただきたく・・・。

2020-08-05

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営業終了後の、昨年11月2日のテント場は人気でした。

今シーズンの小屋の宿泊営業は休止(自粛)としましたが、キャンプ場の管理は行います。

ですが本当は、キャンプ場利用も自粛していただきたいと考えているのが本心なのです。

それでも管理の為に、我々が阿曽原に残るのは、

1.本来登山という活動自身が、登山者の自由で趣味部分があると考えれば、自分でテントを担いで登山することを山小屋経営者が禁止したり自粛を申し入れることまでは出来ないと考える。

2.自粛要請を登山口で告知・広報しても、○知らずに来てしまった人が引き返すだろうか? ○そもそも各自の自由な活動なのだからと、入山する人を止めることも出来ない。

3.入ってくる登山者が居ればキャンプ指定地を利用してもらわないと、トイレ・水の確保などの問題が!  今までも、仙人谷ダム近くでキャンプをした登山者がダム管理者に迷惑をかけたり、十字峡・白竜峡出口等で勝手にテントを張った人の「排便」「たき火」問題等々がありました。(黒部峡谷は、みんなのモノです!勝手な利用は厳に謹んでもらわないと)

4.昨年「下の廊下」が開通してから、たった二週間で5件の転落死亡事故が発生しましたが、その内3件がテント利用者の事故でした。

「黒部に怪我なし」遭難者は救助ヘリで収容されましたが、今年に関しては救助ヘリのクルーは感染予防対策は万全にして救助に向かってくれるとのことですが、昨年の様に事故が多発する様では感染リスクが大きくなってしまうのは誰でも分かるのでは?

ヘリのクルーに感染の疑いが出たら、救助ヘリは飛べなくなってしまうのです。もちろん下の廊下の遭難者が感染者とは言いませんが、死亡事故以外にも警備隊員や小屋の従業員が出動して対応した遭難事案もありました。

救助態勢はそれなりに整えますが、今年は特にレスキューの世話にならない様にしていただきたいのです。

小屋の宿泊営業を休止(自粛)したのは、全国から登山者が阿曽原に集まって感染拡大の起点になられては申し訳ないと考えたから。

なのに、テント場から感染拡大されては意味がありません!

ですが、先に書いたようにテント利用者の行動までコントロール出来る訳も権限も無い中では、利用方法をこのページでお願いし続けて計画している人達に考えていただくしかないのではないかと考えます。

紅葉シーズンのキャンプ場の混雑 毎年、紅葉シーズンの週末はテントが張れない混雑も発生しますが、今年に限っては「密」を回避するためには混雑予想日の利用自粛を呼び掛けてゆくしかないかと・・・。(ちなみに、テント場が平日に「密」になったことは今までありません)

今まで我々が、登山道整備に汗を流し整備状況を随時広報して来たのは、すべては安全に黒部を楽しんでもらう為で、小屋の営業休止もその延長と考えての処置です。

今シーズン、テント場を利用して「下の廊下」を歩こうと考えておられる方々には決して来ないで!とは申しませんが、我々の意を汲んでいただき混雑予想日の利用にあっては慎重な計画・行動を切に切によろしくお願いするところです。

キャンプ場管理の詳細については、後日お知らせいたします。(混雑してしまったら、芋の子状態の露天風呂はどうしようか???頭が痛いのです!)

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