阿曽原温泉小屋

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異常気象の前触れ?

2019-10-11

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窓に張り付いた「カメムシ」

現在11日正午過ぎです。 やたらと暑くて・・・気温は25度・無風です。(嵐の前の静けさ?)

この時期は「カメムシ」が飛び始めるのですが、これだけ大量発生するのは平成5年からこの仕事を始めて以来見た事がありません。(気温が上がって活発に動き出しているようですが、数百匹どころではありません!)

こいつを刺激するとキツイ臭い(パクチー臭)がするので、ペットボトルを利用して簡易の捕獲器を作ってスタッフ総出で捕まえていますがキリが有りません。(猛烈な低気圧が接近すると、普段は人間に釣られることの無い「巨大イワナ」が釣れる事が有るそうです)

これも巨大台風の接近による影響か?キャンセル続出の今現在も阿曽原に向っている登山者が居るのですが、先日の黒部別山谷での遭難の様に天候を見誤って事故に繋がらねば良いのですが・・・連日の遭難事故発生に過敏になっている自分が居るのですが、皆さんが無事に家まで帰れるのか心配になって来ます。(って、小屋が無事に残っているのか???)

無事に台風が通過してくれれば良いのですが・・・・・・。(早速、王子が撒き散らした殺虫剤がガス漏れ検知器を作動させて騒ぎになってます)

非常に残念です(転落死亡事故発生)

2019-10-11

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日没間近の薄暗がりの中、バックに送電線が見えるでしょうか?

昨日午後、東谷吊り橋上流において「転落死亡事故」が発生してしまいました。

71歳の女性が、躓く・滑る等の何らかの原因で、何の事はない平らな歩道から黒部川側の崖の途中まで転落されてしまわれました。

阿曽原小屋に詰めていた、山岳警備隊員と王子が現場に向かい~県消防防災ヘリコプターによって現場からピックアップ~黒部市民病院の屋上ヘリポートへ搬送されましたが、残念ながら命を救う事は出来ませんでした。

黒部に怪我なし!

行動中は集中力を切らさぬ様にお願いいたします。

加えて、明日から影響が出始める台風19号が接近する中での入山は控えていただく判断をお願いいたします。

昨日の事故で、強風時の救助活動がどれだけ危険な事なのかと改めて痛感させられました。

「台風接近時の入山」は、事故が起きる確率が高まります。 自分の危険だけでなく、万が一事故が発生した際の救助隊員をも危険にさらす事に成る事をお考えください。

小屋としても、元々不便な場所での施設被害・停電等の不測の事態が発生が予想される中での宿泊を受け入れる事は避けねばなりません。(今日は行動出来ても、明日は???)

「自分に、不幸は降り掛からない」

等と、何の根拠のない思い込みは絶対に持たない様に願います!

※写真は現場に飛来した、消防防災ヘリ「とやま」ですが、日没間近で時間との闘いの中で、現場近くには「東谷吊り橋」・黒四発電所からの「送電線」が二系統V字型に張られて・斜面の樹木が近くにあって、ヘリコプターのローターが触れれば即墜落モノの現場を、掻い潜る様にアプローチした大変緊張する救助活動だったようです。 

希望的観測は・・・×

2019-10-10

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山が暴れ出すと、どうにもなりませんから!

台風の動きは未だハッキリしませんが、大きく猛烈なのには変わりません。

少し離れたところを通過するからと言って安心してはいけないかと、山の中では影響が大きく出るのは皆さんご存じの通りです。

「自分の都合に合わせた」予測・行動計画は決してなさらぬ様に願います。

11日・12日に、入山を計画されているお客様にあっては登山を控える等、慎重の上にも慎重な判断を願います。

黒部峡谷は、強風の通り道となります。樹木を揺らして落石を誘発させて非常に危険な状態になるのは容易に想像できます。

何度も書きますが、小屋は仮設の小屋です!

堅牢な建物では無いのですから、小屋で遣り過ごそう等とは考えない様に願います。

大変残念です(防げる事故)

2019-10-09

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防災ヘリ「とやま」

昨日正午過ぎ「下の廊下」を阿曽原に向かっていたグループの一人(70歳代?女性)が、黒部別山谷において渡渉に失敗して全身水に浸かり行動不能になって、更には通報が遅かったため山岳警備隊員が夜間に雨天の中を救助に向かう事案が発生しました。

朝一で県消防防災ヘリコプター「とやま」で救助される予定ですが、昨日は悪天候で黒部別山谷の増水は当然予想されており「自分達の実力・装備で渡渉出来るのか?」想像もできただろうし、実際目の前で増水した沢を見れば「引返す・減水するまで待機する」等の行動が取れたはずです。

※台風も同じですから!

台風19号は12日(土)に強く影響が出そうですが、当日はもちろん前日11日(金)に入山予定の方々も大勢おられると思います。 悪天候で、山の中で身動きが取れなくなる・交通機関の乱れ等も考慮して計画中止も視野に入れて頂ければと思います。(キャンセルは気兼ねなくどうぞ!)

特に、当小屋は仮設のプレハブ造りです。「台風を小屋で遣り過そう」などと考えて来られては痛い目に遭うかも知れませんので。

参照リンク

台風被害なし!

台風通過中!

人間、暴れる山には絶対に敵わないのですから!

無理しないで!

2019-10-08

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先日の強い雨で噴き出した阿曽原の滝

現在8日午前4時40分です。

全線の接近に伴う雨が強くなり始めました。今日の正午頃が一番強く降る予報ですので、本日予定しているお客様におかれましては絶対に無理はしない様にお願いいたします。(昨日の朝焼けの赤さと日中の雲の早やさは普段と違いました)

昨晩の宿泊の方々にあっては、「下の廊下」へ向かう予定の方も全て「欅平」方面へ早出して頂く対応をして頂きました。

このままの強い雨が続くと、黒部別山谷が増水して渡れない可能性が有るからです。更には、欅平に向うにしても折尾谷が増水する前に通過して頂きたいので早出して頂き、沈殿するお客様以外はもうすでに殆んど出発されました。

(渡渉に危険を感じたら引返して頂く約束で出発してもらいました)

繰り返しますが、午前~正午頃が一番強く降る予報です!

本日ご予約のお客様におかれましては、絶対無理はなさらぬ様に願います!!!

azohara語プチ講座。

2019-10-07

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先ほどの勘違いでの、赤面を表しております。

昼過ぎに小屋に電話を掛けて来られたお客様。

「ホーホー」「ホッホホホー」

等と、意味不明な受け答えをしてしまいまして、大変失礼いたしました。

昔からの知り合いの女子からの電話とと思い込んでしまい・・・コアなazoharaマニアにしか解らない発声をしてしまいました。

簡単なazohara語訳です。

「ホーホー」  コールと言うか、帰って来たよーみたいな・・・発音によって、いろいろな使われ方が。

「ホッホホホー」  どうした?みたいな。

「チューチュー」  ビールが欲しい的な。(チューチュー言いながら玄関に入って来る知り合いも)

厨房の中から、こんな声が聞こえて来ても心配なさらぬ様に願います。

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