阿曽原温泉小屋

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箸休め。応援団みたいな?

2021-09-08

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小屋から見下ろすと、川底の石も見えます。

翌朝朝食の準備に起きると「Sheriff」達が後片付けして寝てくれていたので、激辛カレーを温めながら、ジャガイモとタマネギの味噌汁・スクランブルエッグ・鶏ハム(御前小屋のTちゃんのお土産)・昨夜出しそびれていた「キムチ」を準備しながら、炊飯器を覗くと流石に少しは減ってはいましたが「Sheriff」達も寝起きで食べ切れる量では有りません。

次々起きて来た頃には朝食の準備も整い、冷めたご飯をそれぞれ器に取ってレンジでチンして食べることにしたのですが・・ Sheriff達は「カレーをラーメンドンブリで食べて良いですか?」って言い出して、阿曽原小屋のラーメンドンブリはかなり大きめなのですが・・・それぞれ盛り付けてカレーをブッかけて簡単に平らげてしまいました。

さすがに八合のご飯は食べ切れず、予定通り冷凍用にラップで四つに分けて包んでおかれたのでした。

新配置のO隊員に水平歩道を覚えさせたいとの事だったので、Sheriff達は歩いて欅平に向かう予定とのことですが、彼らの脚ならば昼には着いてしまうだろうからと弁当の心配はしていなかったのですが・・・配膳台にラッピングされたゴハンにチラチラ目をやるので「あんたら弁当要るの?」って聞いたら「出来れば~」って言うので、ラッピングされたゴハンをオニギリにして持ってゆくことに。

結局 Sheriff達二人は、一昼夜で一升三合強のコメ+相当量のカレー+四束の「三輪そうめん」+中華鍋二杯の炒め物+お盆に山と有った揚げ物+相応のアルコール等々を平らげて帰って行ったのでした。

K分隊長は単身赴任でO隊員は独身での「駐在所勤務」なので、普段は独りでロクなものを食べていないのだろうとは想像できますが・・・阿曽原勤務では現場が有れば頑張ってもらわなければならないのだから、平時は腹いっぱい食べて英気を養ってもらうのも山小屋の務めと考えております、ちゅーか私も現職の頃は山小屋で随分お世話になって来てるし「応援団」?「恩返し」?的というか・・すべては登山者に山を楽しんでもらうために「今出来る事!」なのです。

箸休め。I Shot The Sheriff???

2021-09-07

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K分隊長の差し入れの「勝駒」を大きめのカップで。

続き。

想定外・予想外というか、食べちゃったものはシャーないので夕飯と朝食の為に「これでもか!」って八合のご飯を仕込みました。

当然余るだろうけど、この先しばらくお客さんの予約が無いので自分の為にご飯を炊くのも面倒なので小分けしてラップして冷凍しておけばいいと考えたのです。

カレーの方は、肉の解凍が間に合わないので玉ネギを荒みじん切りにしてストロングホットパウダー・塩・コショウ・バターで炒めて小寸胴に足してから、「デリー」の激辛カシミールカレーのレトルトパックを追加投入して増量します。ルーを混ぜているだけで額から汗が流れるほどの辛さのカレーが出来上がりました。

炊飯器とコンロ上のカレーの他には、味付けホルモンと玉ネギを炒めは35㎝の鉄製中華鍋+ほぼ1㎏のモヤシとピーマン等の野菜炒めは40㎝のチタン製中華鍋+冷凍から揚げ&串カツ&ゴボウ揚げ等揚げ物は新聞紙を敷いたアルミ製お盆+大根の浅漬けは大きなタッパーに採り箸を突っ込んで等々、お客さんのいない男だけの阿曽原小屋の配膳台上にワクワクが溢れたところで、E・クラプトンの昔のアルバム(お巡りさんと飲んでるのに「I Shot The Sheriff 」 流すって失礼?)を流しながら試合開始!

冷え冷えのビール・日本酒・ワインが次々と封切られ、見る見る二つの中華鍋もアルミ製お盆も空になり・・・O隊員は大仏家からの「三輪そうめん」を食べたことが無いという事で四束ほど茹でてやったら、激辛カレーをかけて食べるという罰当たりな食べ方を始めるし・・ワインのコルク栓を抜くのに失敗して、ビンの中に落とされ粉々になったコルクを濾す為にコーヒーフイルターで濾してワインをコーヒーポットから注いで飲んだり・・・だんだん場がワヤワヤになり始めたところで彼らの食欲について行けず、逆に「Sheriff」に私が 「Shot」 される形でバタンキューしてしまったのでした。

続く。

登山道情報!等々・・。

2021-09-07

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雨上がりの空はスッキリ!

〇宇奈月温泉~僧ヶ岳~駒ヶ岳

二日前に駒ヶ岳までの、草刈りが終了いたしました。 宇奈月遭難対策協議会のS氏Y君と大仏が頑張って終わらせてくれました。今年は1,050m先での土砂崩れで、奥まで林道が使えず通うのに苦労したそうです。

日曜日は、1,050mの駐車場には20台ほどの車が止まっていたそうで登山者で賑わっていた様です。

〇仙人谷コース・下の廊下とも新たな情報は有りません。

〇今のところ小屋はシーズン終了まで満室状態です。(電話で問い合わされても、無いものはないので・・・)

〇阿曽原小屋は、八日午後まで電話が通じません!

〇寒くなりました!今日は客室に毛布を入れました。(永い間仕舞ってあったので、一枚一枚広げて掃除機をかけてやりました) 

気が付くと?あれだけ飛んでいたトンボが居なくなって・・寒くなって里に下りたのか??秋が近づいています。

〇間違いです!小屋情報に「シュラフを持参」って書いてありましたが間違って書いてありました。シュラフは必要ありませんが、シュラフカバー又はインナーシーツを持参してください。(用意できない方には、不織布のシーツを500円で用意しております)

箸休め!

2021-09-05

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阿曽原はのどかです。(今朝はホンノリ赤く)

下界では事件事故が発生すれば、パトカー・救急車が駆けつけてくれて処理に当たってくれますが、山小屋ではそうゆう訳にはゆきません。

突発事案や想定外の事案が発生しても、「慌てず騒がず」とりあえずは現場で対応してゆく能力も必須条件と考えます。

先日、秋のハイシーズンの勤務に向けて地元黒部警察署の山岳警備隊員が、救助装備の搬入に来ました。

私が昼間留守になるので、ランチ兼夕飯用にご飯を炊いてカレーを作っておいてやることに。

定番のカレールーに「ストロングホット」のガラムマサラを少々加えたピリ辛!だけれど豚バラ肉と玉ネギを沢山炒めて具材の甘さも加わり、夜の宴のお供と明日の朝食用にもとタップリ作りました。

私は晩酌したらご飯は食べないので、隊員二人分で六合ご飯を炊けばランチで食べても夜は一緒に酒を飲むし余るくらいだろうと予測してタイマーセット。

午後から小屋に帰って、「夜の宴はホルモンを焼こうか?ご飯は少し残ったかな?」って炊飯器を開けると内釜は洗われて空っぽ???

余ったご飯はラップしてくれたのか?一瞬思ったのですが、K分隊長が慌てて寄って来て「私は二合半ほどしか食べてません」・・?しかってアンタそろそろオッサンの仲間入りする歳じゃろが? 

O隊員は「カレーが美味しくて美味しくて」って、そりゃ~俺が作ったんだもの!って、カレーの入った小寸胴を覗くと・・・とても翌朝の「一晩寝かせたカレー」などは無理!ちゅうか美味しいからって一度に三合半食べちゃったの?

続く。

10月19日は定員に達しました。

2021-09-05

先にお伝えした10月19日は、予定数に達しましたのでご予約を受けることは出来ません。

「下の廊下」の開通情報は随時発信いたしますが、取り合えず十字峡上流の丸太桟道のダメージが大きいとの事です。

現場へのヘリコプターでの資材輸送が9月8日の予定とのことですが、その日に飛ぶのか天気次第ですしルートの破損個所は沢山あると聞いております。

このページでなるべく早く情報は流しますが、「以前、今頃通れたから」等と自分の判断だけで入山しない様にしてください。

※ゴメンナサイ

先にお伝えしていますが、小屋のネット環境が壊滅状態で繋がる場所にアッチコッチ移動しながらの更新しており、誤字脱字に後から気付いても直せもせずに・・申し訳ありません。

登山道情報!(速報!)

2021-09-05

仙人池~阿曽原間

仙人温泉裏 の仙人谷雪渓の状態が非常に悪くなって来ています。

しばらくは通過困難との情報です。(迂回も無理!)

このルートを使っての阿曽原小屋の予約は11日まで入っておりませんが、テントで通過する予定の方もおられるかもしれないのでお伝えいたします。

いつ頃から安全に歩けるようになるかは、天候の関係もあり現時点でははっきりわかりません!

参考 先の記事

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