阿曽原温泉小屋

昨日の縁の下、まだ居ました！（さすがに動きが遅くて・・）

※仙人谷

「仙人温泉下」の雪渓横断ポイントへ、仙人池ヒュッテの主人が毎日通ってルート工作をしてくれています。（無償で毎日！・・頭が下がります）

チェンソーを駆使して氷化した雪渓を削ってくれているとのことですが、ピカピカの蒼氷となっており足場を削っても次々と溶け出して、しばらくはアイゼンが必須で更にはアイゼン歩行に習熟している人でないと通過は困難であるとのことです。（特に朝方はカチカチ・ツルツル！）

今週末に若干の予約を頂いておりますが、台風の接近でどのような影響が出るのか未だはっきりしません。しかし、間違いなく暖かい風雨に遭えば雪渓の状態も大きく変わるはずです。状態が良くなってくれればと期待しますが・・？台風が通過するまでは慎重な判断をお願いいたします。

※下の廊下

週末で業者さんが休むので進展なし。

次の週末は、台風の影響が出て強風が吹くことが予想されます。

台風直撃中の救助活動の話を以前に書きましたが、次々と降って来る落石に肝をつぶしながらの救助でした。正直、そんな時に現場に出動するのはためらわれるし・・・ヘリコプターも強風の狭い峡谷内には来てくれないはずです。

今週末の「下の廊下」コースの予約キャンセルを頂いていない方がおられますが、未整備ですし・・そもそも「下の廊下」は強風が予想されるのに入り込む場所ではありませんので慎重な判断を御願い致します。

※空室状況

９月２９日は満室になりました。

（現在１０月末まで、小屋はコロナ対応の縮小定員で満室となっております）

この時期は、サルの群れが阿曽原の近くに来るのですが・・・？今年は、なんだかズ～ッとウロツイテいる気がします。

小屋の玄関先はもちろんのこと、昨日は私が露天風呂に入っていると「ガサガサ」音がするので見ると真上３ｍ余りの楓に登って種を千切って食べていました。

キャンプ場の水抜きで「ヒーコラ」言いながら大バールを地面に突き刺している時も、離れたところで知らん顔して草の種を食べています。

声を掛けたり近付くと、チラ見しながら距離を取ってゆくのですが・・人を何だと思っているのやら？

今年は小屋の周りで餌をとらなくても、何処に行ってもドングリや山ブドウなどの木の実は豊作に見えるのですが？？

これも今年は登山者が少ないからなのか？？

朝日町の鍛冶屋さんで作ってもらった「越中鉈」を研ぎました。実は、デカすぎて肘を壊しそうです。

追伸！

カレーに使った「ストロングホットパウダー」は、あまりにも刺激が強すぎるのでお客さんの食事には使えずにいたのですが、O隊員が辛いものが好きだと言うのでお土産に持たせることにしました。

しかし、どう考えても独身者が食べ切れる量ではないので「誰かと分けて使えば」と渡したのですが、彼は「いつも野菜を分けてくれる駐在所の近所の御婆さんにあげます」って！

そんなことしたら、次の日から口を利いてくれなくなるから絶対に止めておくように！とアドバイスして送り出したのでした。

優しい気持ちはナイスなのですが・・自分が好きな物は他人も喜ぶはず！って？？？若いO隊員が、初の阿曽原勤務で立派な大人な男に成長してくれることを期待してやまないのであります？？

三輪素麵の木箱の蓋で、案内看板を作ってみました。

９月２９日（水）三人　のキャンセルが出ました。

ただし、下の廊下がその時点で開通しているかは分かりません！

※お願い

毎日「新たな登山道情報」「空き室情報」が無いかとの電話が沢山来ております。コロナの影響で、現在は最小限の人員で運営しております。

電話応対の負担を少なく出来ればとの思いで、ネットでの情報発信ということを御理解いただき「ネットを見て電話してます」的な事がない様にお願い申し上げます。（新しい情報が無いという事は、状態が変わっていないと御理解ください）

※テント場の予約は出来ません。

先に、このページで書きました通りで阿曽原キャンプ場の予約は受けておりません。

先着順に張っていただきますが、下の廊下が開通した後の週末は大混雑してしまいます。（先のページを参照してください）

※下の廊下は、通行不可！

黒部ダム方向・仙人谷ダム方向の両方向から順次整備に入っておりますが、今年は損傷個所が多く手間が掛かっています。

18日からの連休までには、整備が終わらない見通しです！

〇黒部別山谷～白竜峡 間の岩壁帯にある数か所の丸太桟道は、高所に慣れた作業員でも非常に緊張させられる場所で、もしもアンカーが破壊されていたら？引き返すには中間を過ぎているので・・・。

〇十字峡上流20分 の場所は、草刈りが終わっていないと身の丈を超えるイタドリ等が密生していて藪漕ぎ状態で足元が見え辛く慣れていない方は難儀するはずです。（致命傷にはならないけれど、浮石も多いはずで足元が見えず捻挫する危険が）

未整備でも通れるのではないか？と考えられるかもしれませんが、私が情報を聞いて想像するには以上の二ヶ所は特に危険ですし、全線で「折れた桟道・ハシゴ」「千切れた手摺り番線」「道を塞ぐ岩と浮石満載」のはずなので通行は大変危険と予想しています。

十字峡上流への補修資材のヘリコプター搬送が昨日終了していますが、来週は台風１４号の動きも気になるところです。

※仙人谷は、通行不可！

本日、仙人池ヒュッテの主人が 仙人温泉裏 の仙人谷を確認に行って来てくれました。

通行は無理！との結論です。状況を説明しても、雪渓の状態が毎日変わるので細かな説明は致しませんが、まだ数日間は近付けないし下流側に迂回することも出来ないとのことです。（アイゼン・ピッケル・ザイル持ってても役に立ちませんから）

ならばいつ頃から通れるのか？・・雪渓の融け方次第なのですが、ある程度落ち着いてくれたらチェンソーでカッティングしてルート工作出来るのではないかとのことですが、何れにしろチョイチョイ見て来てくれるはずですので、その都度情報は流しますから小屋への電話確認は御容赦願います。