阿曽原温泉小屋

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激流に・・・。

2021-05-29

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増水した黒薙川(これでもかなり水が引いた後なのです)

小屋建て直前で元からバタバタしているのですが、次から次と事案が入って来てしまい・・・黒薙線の作業を休んで対応しています。(落ち着いたら、皆さんも納得のバタバタを御知らせ出来るかと)

ここ数日は、大雨警報後の黒薙川のように激流に翻弄させられている私なのです。(「鮫」の様に、動き回っている方が自分らしいのに・・・)

見えないところで手間が掛かってます。

2021-05-28

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流木回収中

数日前の宇奈月ダム湖ですが、流木止めのフェンスに先日の大雨警報時に漂着して大量に引っ掛かっていた流木が回収されていました。(警報直後から見れば半分程度?)

湖面が大きいので、ピンとこないかも知れませんが相当の量で、回収専用船で湖面から引き揚げて上流の回収地点でクレーンで陸揚げされています。

私が子供の頃は家の風呂は薪を燃やして沸かしていたのですが、貴重な燃料として黒部川の河原に漂着した流木を細かく切断して薪に利用している家が多くて、河原の流木を集めてその上にケルンの様に石を積み上げて「自分の所有物?」としてアピールしてあったものですが今はクワガタムシが湧く以外は殆ど邪魔者扱いです。(流行りの薪ストーブに使おうにも、流木は砂を噛んでいるので刃物が痛むばかりで一般の方が利用するには・・・)

流木処理はダムの機能保全のためだけではなく、富山湾まで流木が流れ出して河口近くにある漁港に入り込んで漁船が出せなくなったり船や漁網に被害が出たりするので大切な仕事なのです。

富山の山と海は近い距離で繋がっているから、富山湾は魚の種類が多く美味しいし蜃気楼を見ることが出来るし繋がりは深いのですが・・・人間が安全に住み易くなる様に、自然を少しだけコントロールして来たことは素晴らしい事なのですが、引き換えに新たな困難・問題が出て来ているって事なんでしょう。

困難や問題を乗り越えて来たからこその「人間」だし、これからも立ち向かってゆくはずですが、山の中で鮫?の様にいろんな作業を熟しながら「山に無理やり立ち向かうことの無い」接し方ってとても大切だと思っていて、今流行りの「寄り添って」ではなく「寄り添わさせてもらって」かな~って。(私の姿形・喋りで「そんなこと語るなんて」って思っている人いませんか?見た目だけで判断したおかげで、沢山痛い目に遭って来た人間がここにいますから!)

鮫!

2021-05-27

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止まっちゃダメ・・・?

昨日も黒薙線で落石防護柵の設置作業を行ってきましたが、大仏リーダーの「休憩コール」が入らないままランチタイム以外は休まずに仕事が進められました。

ブラック企業!みたいに思われるかもしれませんが、今日が雨天予報なので残りの作業内容・終了期日・作業員数等を考え併せて、危ない場所・雨だと効率が落ちる場所を昨日のうちに出来るだけ終わらせておいて、雨の中での不快で危険な作業を短く・軽くしようとの目論見ですが・・・って、前々日までも「休憩コール」あんまりなかった様な?

メンバーは引っ張られて休まずに一生懸命働いてしまうのですが、そこは信頼関係が出来ているので「メリハリ」ってことを分っているので不満も出ません。

それにしても、頑張って働いてくれるメンバーが目的に向かって一緒に働くのは気持ちのいいことだと思うのです。

「働き方改革」って仕事の入り口でゴチャゴチャとヤヤコシイ事言ってないで、「何をしなければならないのか」をみんなが理解してリーダーとの信頼関係が出来ていれば「いい仕事」出来るはずだと思うのですが???

※「鮫」「マグロ」って生き物は、泳ぎ続けて新鮮な海水をエラに送り続けないと死んでしまう!って話聞いたことありませんか?メンバーは、ある意味「鮫」の群れ???

気分よく!

2021-05-26

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山椒の葉がそこここに。

黒薙線の作業中には、毎年「山椒」の良い香りが漂ってきます。

他の現場にも「山椒」は有って、ザイルを回収中に葉っぱが擦れて匂ってきたりするのですが、黒薙線ではそこここに葉っぱを見ることが出来ます。

この辺りでは昔から祝い事やお祭りには「押し寿し」を作って、上の面には「浅草海苔」を底には「山椒の葉っぱ」を敷いて作るので家の周りに植えられていたのですが、「押し寿し」を作る家が少なくなって来ているのでは?

私の家では、お墓の裏に小さな山椒の木が植えられていますが、去年墓掃除に行ったら葉っぱがキレイに食べ尽くされて・・・生きているのか?枯れてしまったのか?判別がつきませんでした。(アゲハ蝶の幼虫が食べると聞いた様な?)

「山椒の実とジャコの佃煮」「四川風麻婆豆腐」なんか大好物なので、気分良くお仕事しております。

良い距離間?

2021-05-25

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だから~見詰められても・・・。

奥の現場確認して帰って来ると、草付き斜面を下って行った「子供チャン」が線路まで登り返して来ていて。

こちらが近付くと「トコトコ」小走りで先に進んで、立ち止まり振り返っては首を傾けて見詰められます。首を傾ける仕草は、小さな子供や子犬がオネダリする時みたいです。(オジサンとしては、なんでも言う事を聞いてあげたくなるのです)

このまま進んで行くと、大仏達が作業している「現場に行ってしまう~」って手前で短いトンネルに入らずに線路脇斜面を「ピョン・ピョン」下ってゆきました。

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