阿曽原温泉小屋

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黒部は生きてます。

2021-06-12

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昨日の不帰谷!(堆積土砂の上を濁り水が)

写真は鐘釣橋上流です。 

右奥からの黒部川本流は透明感のある流れですが、左側の堆積土砂の中を流れ下って来る水が濁っているのが分ります。

これまで何度か紹介してきましたが、濁り水と崩壊土砂を黒部川に送り出しているのが「不帰谷」になります。

晴天が続いているのですが、これだけの濁り水が流れて来ているのを見れば不帰谷流域で大規模な崩壊が進んでいるのが容易に推察できます。

時には黒部川を堰き止める堆積土砂ですすが、本流の水勢が強くなった時に下流に流されて何とか今の形で流れが出来ています。

険しい地形と気象条件の黒部は、ドンドン形を変えているのです。

ZERO?

2021-06-11

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セミの大合唱の中で、頑張ってきました。

昨日は、収納中に濡れてしまい乾かしておいた部材の確認に阿曽原へ、向かうトロッコで次々と事務連絡がメールで入って来るのを捌きながら・・・。

一人で見に行くだけでは芸が無いので、キシラデコール(防腐・防虫塗料)持参で行って来ました。(大仏は、祖母谷温泉の小屋開けの助っ人に)

写真は従業員棟の雪囲いの厚板ですが、右端の列の色が濃く見えるのはキシラデコールを塗ったからですが、長期間塗装していなかったので塗料の吸い込み方が半端なくて物置・トイレの雪囲いも全て塗装するとなると・・・考えていたより塗料の量と手間暇が掛かりそうです。

塗るのは楽しいのですが・・・よーく考えると余っていたキシラデコール使っていたのですが、全てを二度塗りすると足りなくなりそう・・・価格の高い塗料なので、雪囲い用ならば価格を抑えたものに変えねば金が掛かるばかりだと気が付く経営センスZEROな小屋主なのでした。

まだ小屋は留守です!

2021-06-10

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崩壊が始まりました。(草が茂り濃い緑に)

例年から比べると早いペースで、阿曽原谷の雪渓が崩壊し始めました。

水平歩道の整備は着手したばかりだし、折尾谷は今頃雪渓の状態が危険になって来るはずですのでまだまだ歩くことは出来ないと想像できます。

小屋建てに入っている間、毎日予約電話が何本も入って来ておりましたが、小屋はまだまだ内装工事に時間が掛かりますし事務仕事が出来る状態でもありません。そもそもスタッフも常時詰めてはいませんので現地に電話されてもほとんど繋がりません。

どおーしても予約を入れたい方は、自宅(0765-65-2397)に架電してみてください。

見えないところは・・・見えるところも!

2021-06-09

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Iさんの職人技で補修中

写真は食堂の床材ですが、枠の木が湿気で腐ってしまっているものが幾つもありました。

糸魚川市から応援に来てくれている「Ⅰさん」は本職が大工さんで、テキパキと腐食した枠を外して材を刻んで次々と補修してくれました。

流石に本職!「部材交換が沢山あるだろう」と見越して細工用の目の細かい鋸を持参で来てくれていてキレイに直してゆきます。

他にも「床板」「壁板」のベニヤ板の張替え等、大活躍してもらいましたが数が多すぎて交換する予備のベニヤ板の数が限られているので・・・見た目の悪いモノでも構造上は問題ないものはそのままにしておくしかありませんでした。

小屋に来られて「なんてバッチイ小屋!」「外から光が??」って思われるかもしれませんが御容赦願います。(少し風は吹き込むかもしれませんが、雨漏りはしないはず)

お祭りです!

2021-06-08

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冷蔵庫に食品が入りません。

小屋開けに使用できる冷蔵庫は小さいのですが、今回は生酒系が多く集まってしまい・・・食材を冷蔵庫に納め切れず発泡スチロールに入れて冷凍で上げて来た物を保冷材に使って保冷庫代わりに。

冷蔵庫内のスペースを広げるために仕方なく、初日に一升瓶3本空にして「ザ グレンリベット 12年」を半分とワインが2本だったか?(ビールは、仕事終わり・入浴・宴前には当たり前に)

宴で食べるだけ食べているはずなのに、〆にはラー油・一味たっぷりのスパイシーな「日〇焼きそば」10袋作って。

頑張って飲んだのに、翌日の冷蔵庫にはビールが次々と追加され冷凍庫にはスコッチ用の氷が大量に作られて・・・。

二日目は激辛カレーをツマミに、残されていたK分隊長の差し入れ「勝駒」を水代わりに流し込む罰当たりな飲み方でアッと言う間に空にして「ボウモアNo1」を開けて「ザ グレンリベット 12年」も飲み始め・・・当たり前の様に3ℓ箱ワインが開封されて・・・。

翌晩の〆は、合計14袋の「日〇焼きそば」作って食べてたそうです。(私は二晩とも、シンデレラまでの飲み会に付き合いきれず沈没してました)

毎回の事ですが、賄い担当の「ゴマちゃん」の本領発揮! 遣り繰りしながら、メンバーの顔触れを見ながら三度三度の食事(ツマミ?)を作ってくれて大助かりでした。

いっぱい仕事して!いっぱい飲んで!いっぱい笑って! 阿曽原フェスティバル?な夜が続きました。(大仏に言わせると「仕事している時間より、飲んでいる時間の方が長いのでは?」って・・・タフな男達なのです)

晴天に恵まれて!

2021-06-08

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建ちました・・・が。

天候に恵まれて、昨日までに小屋建てを終わらせてきました。

予想通り湿気で部材が損傷していて・・・なんとか形にはして来ましたが、湿気で濡れた土台に床板を重ねて張る訳にもゆかないし、ベニヤ板・木枠が膨らんで強度が落ちているので補修や手当にかなり手間取りそうです。

部材が乾いてみないと、使い物になるのか?どれだけ補修が必要なのか?も分かりません。

しばらくは雨が降らない予報だし登山者もいないし、少しでも風通しが良くなるようにと湿った部材を小屋内の壁に立てかけて引き戸・窓を全開にして帰ってきました。

そういった意味でも、晴天が続いてくれて・・・。

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