阿曽原温泉小屋

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鮮やかです。

2020-07-14

写真

白馬線の「ハクサンコザクラ」(たぶん・・・)

この時期、「ハクサンコザクラ」は 清水岳 から祖母谷に少し進むと道沿いに咲いています。

そんな遠いところまで行かなくても、宇奈月の 僧ヶ岳 お花畑手前辺りで残雪が消えたところに次々と姉妹分の「オオサクラソウ」が花を咲かせます。(今年は雪が少なかったので、早目に咲くかな?)

根気が無い訳では、ないのですが・・・。

2020-07-13

写真

乾燥室(トンネル)前にターフ?を張って・・・晴れると蒸し風呂状態です。

今年は小屋建てを遅らせているので、錆が出て来た鉄骨柱の塗装と錆をワイヤーブラシ・回転ヤスリ等をサンダー(電動工具)に装着して剥がしてから、ウエス(ボロ布)で拭いた後に錆止め塗料を塗ります。

写真は阿曽原に前回入った時のモノで、昨日からは大仏が一人で入ってくれています。(私は、家の都合で残留です)

プレハブ小屋は鉄骨の形状が複雑で、狭い部分もあるので塗装を落とすのに苦労させられます。

古い塗料を残したまま上塗りしても意味がありませんし、気温が上がると塗料の成分が蒸発して見る見る硬くなって来て・・・でも薄くし過ぎるとサラサラで塗っても下地が見えてしまいます。

頑張って古い塗装を落として地金を剥き出したまま、「疲れたから」「暗くなるから」「飲みたくなったから!」って一晩放って置くと夜露で濡れて赤錆が薄らと、もちろん雨で濡れると塗装できません。(前回は、五時半に仕事を止めてチューチューとビール飲み出して、トンテキ・焼きそばなんかを作りながら飲みながら・・・気が付けば11時?11時半?記憶が??? 翌朝起きると、昨夜開けたはずの「アードベッグ 10年 」1ℓが底に少し残るだけに・・・大仏と二人でいると「ダメダメとーちゃん」全開なのです)

今年の梅雨は、富山は災害級の降り方ではありませんが、天候不順で思う様に進まないので塗装は数年に分けることになります。

白馬岳~祖母谷温泉線パトロール!

2020-07-11

写真

梅雨時期に、人知れず咲いているのです。

先週末の悪天候の中、宇奈月方面遭難対策救助隊・黒部警察署山岳警備隊の合同で「白馬岳~祖母谷温泉」線の登山道パトロールに行って来ました。

今年は残雪がかなり少なく、旭岳 の残雪にマーキングするのに毎年時間が掛かってしまうのですが拍子抜けする位だったとの事でした。

登山道の草刈りは、梅雨明けの様子を見ながら他の仕事との兼ね合いを見てからになりますので今はまだ終了時期についてはハッキリとは言えません。(特に今年は、どうなるやら???)

例年ならば「唐松岳~祖母谷温泉」線も、同時にパトロールするのですが今年はコロナ対応の関係で遅くなってしまいました。(多分月末に、ずれ込むかと)

このページで繰り返し書いていますが、元々利用者が少ないコースですし草刈りの終わっていない時期に黒部エリアの登山道に入るのは「それなりの覚悟」が必要になることを忘れてはなりません!

(数年前に登山道から数メートル下の沢に落ちて、一週間ほど行方不明になっていた遭難がありましたが、ほとんど通行する人がいなかったために目撃情報もなく発見が遅れました)

登山に両コースを利用される方は、整備状況を確認してから入山してください。

写真の「コマクサ」はパトロール中に大仏が写してきてくれたのですが、この時期の白馬岳~清水岳の間には沢山咲いているのです。

黒部市民の多くは、地元に天界の楽園があるのを知らないんだろうな~・・・。

よっぽど全国の登山愛好者の方々の方が、黒部市の良い所を知ってくれているとおもうのですが???

観光振興って言うけど、「人を惹きつけるものが本当は身近にあるのにな~」なんてことを会合で言うこともあるのですが・・・。

「ブーッ!」???

2020-07-11

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虹の向こうには・・・。

今日は、7月11日!

平成7年7月11日は、洪水被害の発生した日でした。(災害とその後の復旧については、このページでいろいろ書いてきました)

平成8年7月11日は、私の妹が胃癌で33歳の若さで亡くなった日です。

当時、アメリカ人と結婚してニューヨーク州の片田舎?に住んでいたのですが、5月に従妹の結婚式で帰国して日本食を楽しんでいたのですが「食べたいけど、すぐにお腹がいっぱいになる」って言うので、一応検査を受けてみたら「余命2ヶ月!」いきなり末期癌宣告されてキッチリ2ヶ月後に亡くなったのです。(私は英語がダメですが、義兄弟は「マイケル」って言うんだぜぃ) 

7月11日の朝、私は帰宅するついでに阿曽原から欅平に向けて水平道を歩いて整備前の状況を確認するために一人で下山したのですが、途中で倒木に頭をぶつけて出血してしまいました。

出血が治まったところで歩き出すと、志合谷の先で大きな落石が道を塞いでいたのでラクビーのスクラム?相撲の押し?みたいに全身に力を込めて岩を押したのですが、直後に「ブーッ!」って感じで頭部の傷口から出血してしまい・・・。(谷岡ヤスジの漫画 「鼻血ブー」 って知らないか・・・?)

岩を動かすのを諦めて早目のトロッコ列車で自宅したところで、妹が危篤と連絡が入って病院に駆け付けた直後に亡くなってしまったのでした。

「今は落石なんか構っていないで、早く帰って来てよ!」って思いが「ブーッ!」って荒技に・・・不思議体験?な7月11日でした。

平成12年7月11日は、3月に発生した大日岳稜線での雪庇崩落に巻き込まれて遭難した研修生が発見された日。(5月から継続して捜索に当たっていた話は、前に書いてあるはず)

それ以降、大した事件は起きていませんが?「7月11日!」記憶に残る日になっています。

今年は、これ以上悪い事が起きませぬように!

もう一つ・二つ、お知らせ!

2020-07-10

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昨日の夕暮れ!

1.もう一つ目

今度は映画のお知らせを!

テレビドキュメンタリー「沈黙の山」の話を随分して来ましたが、製作の中心だった元チューリップテレビ「五百旗頭」君なのですが、

今度は映画監督として、富山市議会議員の政務活動費の不正受給問題を取り上げて

「はりぼて」

って言う映画を作ったそうです。

富山県民としては、恥ずかしいばかりの内容なのですが・・・???

8月16日より、全国公開が決まったとのことですので、興味のある方は見てやってください。

今のところ富山県内での公開は・・・さすがに未定みたいですけど・・・。

2.二つ目

今度はテレビ!

以前、阿曽原に来て頑張っていったNHK「ジオジャパン」の撮影クルーが製作した、NHKスペシャル「ジオ・ジャパン2」の放送をお知らせしましたが、大好評だったらしく!

今度はロケ映像だけで構成する「ドキュメント版」が放送されるそうです。 (NHKスペシャルでは紹介しきれなかったシーンも随所に登場するらしい)

番組名:「ドキュメント 列島誕生ジオ・ジャパン」

●第1集 大海原への旅立ち~奇跡の島々が生まれた~

本放送:7/18(土)午後7:30-8:59(BS4K)   再放送1:7/19(日)午後11:15-翌0:44(BS4K)   再放送2:8/22(土)午後3:50-5:19(BS4K)

  ・大陸からの分裂  ・西日本での多発カルデラ噴火  ・火山島の連続衝突  ・東西圧縮 をまとめた内容。

●第2集 絶景への路~故郷の山河が生まれた~

本放送:7/25(土)午後7:30-8:59(BS4K)   再放送1:7/26(日)午後11:15-翌0:44(BS4K)   再放送2:8/29(土)午後3:50-5:19(BS4K)

  ・北アルプスの誕生  ・関東平野の誕生  ・瀬戸内海の誕生  ・火山王国・九州の誕生 をまとめた内容。

とのことです。

お知らせ!

2020-07-10

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『剱人 剱に魅せられた男達<増補文庫版>』星野秀樹著 山と渓谷社刊 

昨日、山と渓谷社さんから届いた単行本「剱人」です。

同社の雑誌「山と渓谷」「ワンダーフォーゲル」で紹介された特集?連載?記事を再編・増補されたものが、7月13日発売になるそうです。

最終稿「番外編3 黒部の道直し」207P~224Pで、我々の活動が紹介されています。

秋に阿曽原小屋に泊まられた方には、夕食時に混雑時の協力をお願いをする際に雑誌「ワンダーフォーゲル」の見開き写真(グラビア?)を見てもらって、大仏が下の廊下で「道直し」で長い丸太でハシゴを作っている場面を紹介して

「下の廊下を歩いてこられた方々は、丸太ハシゴ・桟道を怖い思いで通って来られたはずです」

「そのハシゴ作っている時の写真なんですが、この大写しになっているのが阿曽原の番頭さんの大仏です。彼らの頑張りが無いと下の廊下が終わらないし、チョコチョコ情報を出せているのも道直しの最前線で汗を流してくれているからです」

「大仏は下の廊下の整備が終わると小屋が忙しくなるので、帰って来て皆さんの食べてるカレーを作ってくれています。 美味しいでしょ・・・!腹いっぱい食べて明日も元気に歩いて行ってくださーい!」(若干、脅しが入っていますが???)

みたいな説明を聴いて頂いているはずです。

著者の星野君が別の取材に来ていた時に、説明を聴いたお客さんが拍手喝采してくれたのを見て星野君が「ウルウル?」になっていたことが有りました。

自分の記事で、登山者に盛り上がってもらえたのが余程嬉しかったみたいでした。(星野秀樹は、素直な良い男なのです!)

そのワンダーフォーゲルの記事を、ブラッシュアップ?されたものが「剱人」に書かれています。(くすぐったく成る内容なのですが・・・)

他にも、山小屋仲間・大先輩・なじみのガイド等々盛り沢山の内容になっていますので、これから剱岳を目指す方も既に登った方も是非とも!

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