阿曽原温泉小屋

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行き当たりばったり。

2020-07-20

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ガクアジサイ。

昨日の現場に向かう途中、藪の中はガクアジサイが満開でした。

水平道の標高は950m位なので、いわゆる高山植物とまではゆきませんが沢山咲いていてキレイでした。

同時に思ったのは、夏の水平歩道はヤッパ暑い!ってことでした。 他の山域と大きく違うというか・・・秋に歩くのがベストだと再認識させられました。

今日から天気は下り坂・・・今年は段取りが組めず「行き当たりばったり」その時その時出来る事を頑張るしかありません。

梅雨の晴れ間!

2020-07-19

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志合谷の残雪が少なくて・・・!

梅雨の晴れ間!急遽依頼された、ちょっと危険な調査のために志合谷に行って来ました。

予想はしていましたが、雪渓の少なさにビックリです!この時期に、水平歩道のレベルの雪が無くなっているとは・・・。

今回依頼された作業は順調に終わらせたのですが、明日からまた梅雨空が続きそうです。

阿曽原の草刈りも出来ないし、仙人谷下部の丸太橋も梅雨明してからでないと流失の危険があり手が付けられません。

水平歩道の整備も、雨が続いて進捗は???

困ったシーズンです・・・。

アユの解禁時期と言えば・・・。(正しい事は!)

2020-07-18

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御存じ「チングルマ」

続き。

同行者によれば喧嘩ではなく、酔っ払ってしまった「コチコチ」さんが「アユを捕まえる」と言い出して言う事を聞かず堰堤上流の川に入って行き、110番通報したところで流され魚道へ・・・とのことでした。

全身ズブ濡れの私は、官舎に帰ってシャワー浴びて制服を着替えて引き続き当番勤務を続けた翌朝、署長室に呼ばれ人命救助の功で「署長即賞」と「金一封」(セロテープで止められた百円硬貨三枚が封筒に・・・)を頂いたのでした。

ちなみに制服は盛夏略衣の時期だったので泥臭かったものの洗濯も出来たのですが、胸ポケットの警察手帳は濡れてしまい以降革製カバーは丸みを帯びてしまい紙の手帳部分に張られていた顔写真は歪み・万年筆で書かれていた手帳番号?等が滲んでしまい・・・。(私的には勲章でしたが)

山に関係のない話を書いてしまいましたが、先日アメリカで白人警察官の過剰な制圧行為で黒人男性が亡くなってしまう不幸な事件が発生してしまい、結果的に重大な結果招いてしまった加害警察官は悪いのには間違いないけど、自分の身が危険に晒されると感じて頭に血が昇って過剰な制圧したのだとしたら?世界中の警察官全員が、冷静な判断で適正な制圧行為が出来るのだろうか???

平和な日本!って思っていても、「京アニ」放火事件や交番が襲撃されて拳銃が奪われる事件が発生していますがパッと見「ワル」と呼ばれるような人間の犯行ではなかったし、逃走車両や泥酔者や精神を病んで暴れて言う事を聞いてくれない人間への「制圧行為」を行って来た者としては・・・やり過ぎれば世間から責められて、手加減すれば逃走され反撃され受傷の危険が!(決して今回の白人警官を擁護するのではありませんから)

真面目に現場対応している人間は、ますます難しい世の中になってゆくんだろうな~なんてことを思ってしまったのでした。

大雑把な段取り!(あくまでも、「今のところ!」ですから)

2020-07-17

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「イワベンケイ」???

阿曽原温泉小屋の今シーズンの営業については、なかなかはっきりしたことが申し上げられず・・・本当に申し訳ありません。

例年であれば、梅雨入りしていても天気が安定している日があるので、その辺りで小屋建てをして~草刈りして~内装工事して~感染対策して等々目論んでいたのですが・・・。

梅雨入りしてから天候不順で、7月下旬まで晴天は期待できないようです。 そうなると、小屋建てに毎年来てくれているメンバーはガイドや民間救助隊勤務が始まってしまい人手が集まりません。(初めての人間では、少々多めに集めても役に立ちません)

というか、その時期には「大仏」が白馬~祖母谷温泉間の草刈りに入らなければなりません。(入山予定の連絡が入っているそうです)

阿曽原の都合で、他の登山道整備が遅れるようなことがあっては申し訳ないので、やはり梅雨明けを待ってと言う訳にはゆきません。(他にも、唐松~祖母谷線や下の廊下等の登山道整備にも向かわねばならず)

「大仏」以下小屋建ての他のメンバーの身体が空いてくるのは、上手く行っても9月初旬になってしまう計算になります。

小屋内の内装工事等が終わり、受け入れ準備が整うのは9月末となりそうです。

以前「9月上旬に予約できないか」との電話を頂いていたお客様がありましたが、残念ながら体制が整いませんので計画変更をお願いいたします。

表題にも書きましたが、あくまでも今のところです。

今後予定通りことが進まず、更には感染拡大が続く様であれば、最悪「今シーズンは小屋の休業」も視野に入れなければなりません。(営業終了間際に小屋で感染が見付かれば、我々スタッフが感染していなくても下界で隔離されることになれば、小屋の解体を積雪前に終わらせられるのか?)

今年は、残雪が少なく「下の廊下」は早くから開通しそうな見込みで・・・毎年御予約を断るほどの賑わいなので残念なのですが、こればっかりは仕方ありません。

9月下旬以降の仮予約については、梅雨明けして私が阿曽原に入って留守番をする様になったら小屋の電話でお受けしたいと考えております。

なお今シーズンは営業するとしても、客室には各5・6人として小屋全体でも24人定員の完全予約制にしなければならないかと考えております。

※写真は、名前が違っていたらごめんなさい。

(食べられないものは、名前すら覚えようとしない阿曽原人なのです)

アユの解禁といえば・・・。(ウリャーッ!)

2020-07-17

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「ハクサンチドリ」のはず???

水の落ち込みで浮き沈みしている「大の字」は、ガッチリ体形でコチコチに身の詰まった中年男性です。必死で引き寄せ大声を掛けますが反応は無く、呼吸しているのか確認も出来るはずもありません。

魚道の溜まりで「大の字」を掴まえたまま立ち泳ぎしますが、意識の無い「大の字」の顔を波立った水面上に上げようと踏ん張ると自分が水没してしまいます。

その場から堤防に上げるには、コンクリートの壁の傾斜も強く高く押し上げられないし同僚も近づくことも出来ないので断念します。

仕方ないので、下流に続く魚道の段差へ「大の字」を押し流して私も後を追って次の溜まりに流下します。同じ様な深さと思っていたら案外浅くて立つことが出来ましたが、もう一段下がれば魚道が終わり流れも緩くなっている様なので、もう一段流下させたところで「大の字」になにやら反応が!

大丈夫かと声を掛けると、「アユどうした」って???「何言ってんですか、川から上がりましょう」と声を掛けるのですが、「アユ捕まえんにゃ・・・」って立ち上がろうとするのですがフラフラして立て上がれず・・・絵に描いた様な泥酔トーちゃんは、私の言う事など聞こうともせずに手を振り払おうとします。 

「ウリャーッ!せっかく 土左衛門 になりかけたのを助けたのに何言ってんだよ!」って思っていても口には出さず・・・全身ずぶ濡れで説得と引き止めを続けます。

その頃には、消防の救助工作車も来てくれて川の中にハシゴを下ろしてくれますが、肝心の「コチコチ」トーちゃんは相変わらずで膝上の流れの中で私と揉み合いのままで全く言う事を聞いてくれず、埒が明かないので逮捕術の制圧技を優しく施して?大人しくなったところでハシゴ下まで引っ張って行き、コチコチとーちゃんの尻を押して上にいた警察・消防チームに引き上げてもらい一件落着させたのでした。

続く。

アユの解禁と言えば・・・。(喧嘩の仲裁は)

2020-07-16

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「ハクサンイチゲ」今年は、残雪が少ないので全て早目に咲いています。

この時期はアユ釣りが解禁になっているのですが、最近は水量が多く濁りが入っては・・・。

キーワード:「アユ解禁」「増水」と言えば・・・。

お巡りさん時代の夜間勤務中、白岩川 の堤防で喧嘩との通報が入りパトカーで現着してみると、街灯もない真っ暗な堤防上で中年のオジサン二人がしゃがみ込んでいます???(リンクの地図中心に川を横切る砂防堰堤のマークが見えます。警察署のすぐ近くでした)

「喧嘩って聞いて来たんですが」と声を掛けると、「アレが」って砂防堰堤脇の 魚道 を指差します。(リンク内Q2のイラストみたいなイメージ)

堤防上は、街灯もなく車のライトも届かない真っ暗闇なので赤色停止棒で魚道を照らしてみると、先ほどまでの強い雨で増水して川幅いっぱいの濁り水が流れていて、魚道も段々状の溜まりは大量の水流で激しく泡立っていています。

その一段目の滝壺状の溜まりに「大の字」になった人間が見えて、意識が無いのか???流水に打たれて沈んだり浮いたりしているのが見えるではないですか!

咄嗟に、私は制服のまま魚道の溜まりに飛び降りて「大の字」を摑まえようとしますが・・・増水していて足が魚道の底に届かず顔面が水没してしまいます。

立ち泳ぎで水面から顔を出してから、浮き沈みしている「大の字」を滝の中から引っ張り出して顔を水面の上に出させます。

続く!

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