阿曽原温泉小屋

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雪は少ないのですが・・・

2023-05-10

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阿曽原谷の雪自体は少ないのですが・・・

一昨日は、宇奈月で観光振興関係の会議に出席して「観光客呼べばいいってものではないのでは?」的なことを発言して・・・会場の空気をドンヨリ?させてきました。

ゴールデンウイーク中の立山室堂の混乱ぶりを体験して実際対応して来た者とすれば、現場の体制が整わないまま引き受けて~現場が混乱して~現場勤務員に大きな負担が掛かり疲弊してゆき~サービスが低下して行くであろうことが予想されるのですが・・・会議で観光推進を声に出している背広組の方々は理解しておられるのだろうか?

このページで先に書きましたが、キャンプ場管理棟への無断立ち入りの上での寝具を出しての寝ていた方々 ・美女平駅では観光客同士の殴った殴られたのトラブル ・登山装備無しで雪の立山に登ろうとする人々(外国観光客の方で「山頂の社務所へ御朱印をもらいに行きたい」って方を引き止めました)等々、大きな事故が無かったのは幸いでしたがタマタマ警備隊員に引き留められた方もおられました。

目先の賑わいは有り難いかもしれませんが、事故の繋がるような引き受け体制で誘客するのはイカガナものかと考えます。

背広組の方々も富山が盛り上げればとの思いで頑張っておられるのだと思うのですが・・・どこの世界でも一緒です!「現場の声」を良く聴いて物事を進めてゆかなければ行き詰まるのでは?

 ということで、気分も新たに?阿曽原の様子を見に昨日行って来ました。

偶然ですが、携帯電話の阿曽原へのアンテナ設置調査業者の方々と一緒になりました。(まだ調査段階でゴーが出たわけではありませんから!)

黒部峡谷沿線同様、阿曽原も残雪量は少なかったのですが・・・なんか様子が???黒部川本流にもスノーブリッジが掛かっていないのは大きな雪崩が出ていない証拠です。

写真は阿曽原谷ですが、この時期にすれば非常に残雪量が少ないのですが・・・対岸に根返りした巨木が見て取れます。

大きな雪崩が出ていないのに巨木が引っくり返されている???

先月末の浮石点検時に、欅平駅操車場でも感じていたのですがいつもと違います。

ヒョンナことから?

2023-05-08

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富山で呑んで泊まった翌朝は牛丼屋が多いのです。

「ヒョンナこと」から知り合った阿曽原の応援団的な男性が(通称ガンダムさん)、一人で雄山登山の予定で富山に来ていたのですが、六日は悪天予報と能登半島の地震で登山を諦めているとのことだったので、私も下山日だし富山市内で一杯飲もうかという話になりました。

急な話だし何処に行こうかと・・・「ヒョンナこと」から知り合いになったママが経営する隠れ家的?な「蛭子房」に予約が取れたので呑みに行きました。

手作り料理が美味しくて今回は自分で釣り上げた魚を刺身に、日本酒に詳しいし洋酒もソコソコ置いてあって登山もこなすママなのですが、小さな店で常連さんも多いので入れない日も有るのです。(予約は公式Twitterとインスタグラムのダイレクトメッセージからとのこと、ランチもヤッテルらしい)

ちなみに蛭子房のママは、私が「ヒョンナこと」から知り合いになった東京赤坂のBARのマスターとも知り合いで・・・。

ゲストのガンダムさんとは、東京での「東京阿曽原会?」的な大勢の飲み会では一緒したことはありますが、二人だけで呑みに出るのはもちろん初めてです。

「ヒョンナ知り合い同志?」蛭子房のママさんとも仲良くなってくれて、蛭子房を出てから何時もの流れで「ジェリコの戦い」へ・・バーボン頼んで持参した ボニー・ジェームス のCDをマスター自慢のオーディオで鳴らしてもらいます。(オーディオ雑誌が店に機器の取材に来ています)

蛭子房のママに「早く片付けば顔を出せば」って言っておいたら、しばらくしたら顔を出してくれて三人で良い時間を過ごして来ました。

そう言えば話の中で、「ヒョンナこと?」不思議な廻り合わせ?に載せられて今の自分がある!みたいな話をしていた様な???

「ヒョンナこと」って実はそこら中に転がっていて、少し勇気を出して一声かけることで素敵な出会いというか?良い関係というか?いい仲間?に繋がってゆくのではないかと???もちろん誰とでもということではありませんが・・・今回も旨い酒でした!

呑んで泊まった翌朝は、帰り道にいつものように牛丼屋でシジミ汁をお供に朝食なのです。

富山を楽しんでもらうためならば!

2023-05-07

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地元の知り合いが山の帰りに写して送ってくれた「仕事場?」

私は昨日で繁忙期の「入山指導員」応援勤務を終えて、立山室堂から帰ってまいりました。

今回は、登山者の遭難事故も少なく穏やか?だった印象があります。

半面、コロナ禍からの復活?リベンジ?というか外国人観光客の多さが目立ちました。

室堂ターミナルの高原バス到着ゲートで勤務していらのですが、登山者・スキーヤーのほとんどは早い便で着いてフィールドに向かうので、午前10時頃からは我々は腕章を付けているバッカリに館内案内係と間違われるのか?そんなこと観光客さんにしてみれば関係ない事なので、本来の仕事ではないのですが我々が応援しないと運行会社の職員だけでは対応しきれない大混雑が続くので自発的な応援を・・・。

帰りのバスの順番待ちの通路案内と誘導~次々到着する各国団体ツアーの添乗員さんへ団体集合場所の誘導(元々混雑してザワザワしているところへ、各国添乗員さん各々が大声でお客さんに説明する様を想像してみてください)~「雪の大谷ウオーク」入り口の案内~落し物の届け出(バスの中にスマホの忘れ物の多い事)~車酔い・体調不良の申し出等々(多言語なのですが英語の単語でなんとか)の次々起こる混雑対応しながら、合間に時々やって来る遅出の登山者の対応をすることになります。

私は寒さへの耐性はあるのですが・・・到着ゲートはバスが到着する度に寒風が吹き込んで底冷えするのでダウンは必須、案内を続けると夕方にはガサガサ声に(元々か)なってしまいますが、遠いところから安くはないであろう金額?を払って富山に来てくれている方々に喜んで帰っていただけるように「自分が今出来る事」なのです。

今期間中は幸い天候に恵まれて、皆さん外で時間を過ごして頂けたので、それでも混雑緩和されていたのですが・・・コロナ前の同時期で悪天が続き外にも出れない観光客でターミナルが溢れ返ったことがありました。

沢山の方々に来て頂けるのは良い事なのですが、高山帯での受け入れ態勢の整備・オーバーユース問題等々まだまだ課題があるような気がします。

大きく変わるはず!

2023-05-06

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今シーズンの「奥大日岳」は雪が少なくて

昨日の地震の影響は今現在までに得意時効は入って来ておりません。

今日は荒天予報が出されており、登山者・個人の観光客とも室堂まで来られる方は少なく、団体ツアーが中心となっており朝一からキャンプを撤収して下山する方々が沢山目立ちました。

朝から風が強く気温も10℃弱有るので、雪はドンドン消えている印象です。

写真は今朝の「奥大日岳」ですが、稜線にはい松が帯になって出てしまい、例年と比べると全体に残雪が少なく稜線右側に発達する「雪庇」も無くなってしまいました。

先日「クマ」が横断していた「国見岳」の斜面も融雪が進み、雪面に大きなシワが出来てしまいました。

これから風がドンドン強くなる予報ですが、天候が回復する明後日には風景が大きく変わっている事でしょう。

状態が変われば変わったで、ルートの取り方・危険個所等も変わってくるはずですので入山される際には「入山届」を提出して頂き、その際に最新の情報を仕入れて安全に山遊びしてくださいませ。 (ちなみに私は今日が下山日で、今夜は富山市内で東京からの知人と一杯やります)

地震は???

2023-05-05

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室堂ターミナルは観光客で溢れてました。

明日からの荒天予報で、元々混雑予想日だったのが登山者が一斉に帰り始めて、室堂からの下山バスが午前中から混雑し始めて、駅員だけでは収拾が付かなくなり即席の誘導係として案内係をしていた、混雑ピークの15時前に「緊急地震速報」が大混雑の室堂ターミナル内で一斉に鳴り響いてターミナル全体が一瞬ザワつきました。(中国語・韓国語・英語・関西弁・富山弁・三河弁・東北弁・北関東弁等々が共鳴して、混乱に拍車が掛かって?)

なのですが、それどころか目の前の混雑解消に大声を張り上げていた私達には地震を体感することもなかったのですが、道路の安全確認のために高原バスが止まるとのアナウンスが流れました。

下山バス待ちの行列は一階フロアから階段に続き、とうとう最後尾は三階を過ぎて屋上まで伸びていたらしく・・・交通整理に声をからしながらの午後になりましたが、御蔭さまで今のところ地震の影響はない立山室堂周辺です。

イロイロ?賑やかです???

2023-05-04

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室堂ターミナルから見た「国見岳」(昨年の写真)

今日の昼過ぎ、室堂ターミナルでから「国見岳」眺めたら???

頂上から右側の天狗平側に伸びる稜線から、こちら側を向いている斜面を若干降りながら横切る影見えました、スキーヤーの斜滑降にしては水平に横切っていてもスピードが落ちず??

しまいにはそのままのスピードで若干昇り気味に、頂上直下左の這い松帯に入って見えなくなって???

もしや「クマ」では?

よく観察するとシュプールにしては、跡が点々としている様だし?更には点々痕から雪玉がおちている(小さな雪崩)のが見て取れます。

しばらく双眼鏡で這い松帯を観察していたら、這い松帯から頂上左に向かって駆け上ってゆく真っ黒な四つ足の生き物が見えました。

正しくクマ!(そこそこ大きく見えました)

最初に斜面を横切るのを見付けたときには、スキヤーが頂上に二人いるのが確認できたのですが・・・幸い天狗平側に向かったようで遭遇することは無かったです。

這い松帯の150mほど下部には、「雪の大谷」の出口になっているバス道路が走っているのですが、流石にバスが走り観光客で賑やかなのが伝わっていたので登り返してくれたのではないかと???

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