阿曽原温泉小屋

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お祝いしました?(ある意味、戦いなのです)

2024-11-03

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四分割しても、塊肉は火が通り辛く

ダイブツが不在でしたが、表彰当日に小屋に残っているモノだけで県知事表彰を祝って「牛肉塊」を四分割にして焼いて喰いました。

常駐している若い警備隊員二名は、レアーと言うには赤過ぎる半生肉に食らい付いてました。(さすがに翌朝は、お腹が痛くないか心配していたのですが問題なかったです)

小屋閉めまでの間に、冷凍庫にストックされている食材を食べ切らねばならず、残酒整理も大変で・・・?

今朝の朝食は、激辛カシミールカレー&牛スジ煮込みの合いがけプレート!+鮭フレーク・ゴマフリカケ等々トッピングして、残った食材をいかに効率よく美味しく食べ切るかが勝負なのです。

今夜は「手羽元」のタンドリーチキン風+豚ロ―ス肉のカレーをワインと日本酒で・・・

毎日が戦いなのです!!?

それなりに色出ましたが・・・

2024-11-03

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キャンプ場から見上げても・・もう少し?

昨日の雨も夜半過ぎには上がり、早朝4時には星空が広がっていました。

布団干しの合間に書いていますが、それにしても紅葉が遅い! 

遅い年でも11月に入れば、小屋直下の楓は真っ赤になっているはずなのですが・・・やっと葉っぱの縁が黄色くなって来た程度です。

この時期まで、霜も降りていないシーズンは有っただろうか???

その分長く紅葉が楽しめるのですが、冷え込みが優しいと鮮やかさが・・・。(その分、小屋の片付けは助かりますが)

思わぬ天候回復で、急遽「下の廊下」を歩く計画をされた方が今頃向かっておられることと思いますが、皆さん無事に楽しんで来られることを願っております。

問い合わせが・・・

2024-11-02

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13時過ぎの滝の吹き出しは、濁りも無く大きく噴き出してないです

2日13時現在は、やや強めの雨が降っている阿曽原です。

明日は天気が回復する予報が出ているので、先ほどから問い合わせの電話がポツポツ入っております。

①ビールは有りますか?

 ・ロング缶約90本 ・ショート缶約70本 ・コーラ500㎖約70本 ・アクエリアス約30本 そんなに人は来ないだろうと考えているのですが・・・

②キャンプ場は使えますか?

 水場・トイレ・露天風呂は、小屋の解体予定日の9日まで利用できます。

③食べる物は有りますか?

 カップ麺ならばあります。

④雨で登山道の状態は?

 今現在もそれほど強く降っていませんし、夕方から回復する予報が出ており明日早朝からは晴天予報なので心配することは無いかと?(黒部別山谷や小さな沢の渡渉の心配ないと考えますが、「十字峡上部」「S字峡」の流水くぐりは覚悟して)

⑤紅葉は?

 阿曽原谷の滝周りがキレイになりました。 今年はペースが遅く、昨日時点で露天風呂周りはこれからって感じです。

⑥気温は?

 晴天の早朝での小屋の中で8℃程度ですが、4日は寒気と放射冷却で寒くなるかも???

参考情報!

扇沢駅周辺駐車場は、天気が良くなると混雑する事も有るかも知れませんので早目に到着されることをお勧めいたします。

(黒部ダムの紅葉が終わっているはずなので、それほど混雑しないのでは?とも思うのですが・・・)

明日から頑張りまーす?

2024-11-01

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脂多めの牛スジ1.5㎏は・・・ギラギラでした。

今日から小屋泊の営業は終わったのですが、下り坂の天気予報でテント場利用者もおらず・・・。

今シーズンは宿泊客に自炊をお願いしていたので、食堂隣の厨房で「旨そうな匂い」のするものを作って「自分達だけ旨いモノを食べて」なんてことを思われては申し訳ないので、気を遣いながらの賄い料理でしたが・・・今日から解禁?

明日は警備隊員の入れ替えだし厨房でダルマストーブ使ってるし、入れ替え隊員共々食べれる様に多めに「牛スジの煮込み」を作ることにしました。

調整しながら使って来た?根菜・コンニャク・味噌・ニンニク等々を動員して冷凍しておいた「牛スジ」を切り分けてストーブの上でコトコト煮込んで・・・。

10日の下山に向けて、まだまだ済ませなければならないことは沢山あるのですが・・・取り合えず一区切り!

明日からまた頑張りまーす!

実質終了???(アリガトウございました)

2024-11-01

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昨日の十字峡から剣沢と吊り橋を見上げて

昨日は登山者も少なくユルユルの阿曽原でしたが、天候に恵まれ「下の廊下」を楽しまれた同士が食堂・玄関等で仲良く歓談しておられました。 

(目撃されていたアジア系のグループは、とうとう夜中になっても届きませんでしたが)

明日から天候悪化の予報だし、小屋泊は終了してキャンプ場利用だけになるので文化の日の連休は向かって来る登山者は???

電話で「連休明けに行ってもビールあるでしょうか?」って問い合わせが有りましたが・・・昨日で「実質終了!」になったかと。

今シーズンは、「短い営業期間」「収容人数制限」「小屋泊は自炊のみ」等々制約の多い運営となり申し訳なかったのですが、少ない宿泊者数だったからこそ?多くの「アリガトウ」を頂けたし「アリガトウ」を返すことも出来たのではないかと考えております。

ただし! 

通常シーズンの秋の阿曽原は混雑しております。小屋は予約制で混雑も知れているのですが、週末のキャンプ場はテントを張るスペースが無くなる日が何度か出て来ます。

今シーズンだけ見て、「来年また来まーす」って帰って行かれた方が多かったのですが・・・通常営業時に、そうと知らずに来たらビックリされるはずですから!

※もう一つのアリガトウ!

遅ればせながら受付に置いておいた「登山道維持協力金」BOXでしたが、短い設置期間だったにもかかわらず「47,250円」も入っておりました。

あらためて協力いただいた方々に感謝・感謝の小屋主なのであります。

めでたい!

2024-10-31

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昨晩秋に救助で阿曽原に飛来してくれた 消防防災ヘリ「とやま」

当小屋の「ダイブツ」こと中山浩一氏が、タレントの柴田理恵さんらと共に37個人12団体が「2024年度 富山県功労」として11月1日に富山県知事より表彰されることになりました。

黒部峡谷で働くようになり30年余り、阿曽原温泉の運営は言うまでもなく「危険な遭難救助活動」「H7洪水・H14崩落等々繰り返し発生する災害復旧とその後の険しい山腹調査」「雲切新道新設等の厳しい登山道整備」「送電線鉄塔損壊時等のあり得ない歩荷作業」等々、黒部なればこその困難な事案になればなるだけ彼が中心となって成し遂げて来られたものが沢山あります。

特に昨シーズンは、(いずれも、常駐してくれている山岳警備隊員が・・・たまたま不在時に発生)

〇腹膜炎を発症して動けなくなった登山者の背負い搬送(早期に病院に搬送されなければ???)

〇夜間に転落した登山者を、現場の険しさから小屋までの搬送を断念して朝まで付き添ってビバーク(11月の夜間は放射冷却の極寒のなか、自分をさておいて献身的に遭難者の保温に努めて)

等々の活躍!(ヘリから降下してくれた救助隊員が毎回同じで、顔と名前を憶えてしまうほどお馴染みさんに)

他にも、半月峡先で発生した登山道崩壊を知るや「黒部ダムから向かっている登山者が、現場まで来て通過出来なければ引き返すには無理な距離」と現場に駆けつけて一人で登山道の応急処置を施して通行出来る様にしてしまったことは 昨年お伝えしております。

書き出せば書き切れないほどの活躍なのですが・・「たまたま偶然に、事案に遭遇してしまった」

なんてことはありません!

そもそも偶然遭遇しても、現場に出て動ける体力・知識・経験が無ければ、危険な黒部の現場に入ることは無謀以外の何物でもありませんが、30年余りの活動の中で培って来たモノに加え、民間救助隊員の肩書は有るものの「自分がやらねば」との強い気持ちが無ければ率先して危険な現場に入ることなど出来ないのですから。

今回の受賞をお祝いすると共に、実直で控え目な「ダイブツ」の活躍に目を向けていただき、受賞に尽力して頂いた「警察・山岳警備隊等関係者」に感謝するものであります。

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