阿曽原温泉小屋

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信頼関係は、一朝一夕には・・・

2025-11-25

写真

先日の「朝日岳」 前山の紅葉と夕日を浴びてキレイでした

続き

富山県では登山届出条例があるので、冬の剱岳に入る時には登山届の提出だけでなく細々とした事前チェック・入山前に登山口の馬場島警備派出所に立ち寄っていただいたりと、登山者の方々には手間を取らせる形になっているのですが・・・

ちなみに、以前は黒部ダム側から冬季の剱岳東面・八峰等を目指す登山者の受付の為に、富山から年末に一週間程度ですが信濃大町に人間を派遣して登山届の受付・チェックをしに行っていたこともあります。

(私も数年間の年末を、大町温泉郷奥の民宿で泊まり込んで受付に行っていたことがあり、帰りに手打ち蕎麦を御土産に頂いて年越し蕎麦に)

事前の手続きは、我々から見ても正直「面倒だわな~」と考えてしまうのですが、毎年同じ山岳会・山岳部も多かったり、以前に警備隊に御世話になっている人がいたりして?そもそも、万が一事故が発生してしまえば山岳警備隊が頼りなのですが・・・

私は毎年年末に馬場島へ慰問?差し入れ?押し掛け?みたいなことしに通っているのですが、だまってみているとイイ感じで?受付と情報交換を済ませて山に向かって行かれているなぁ~って・・・

長年積み重ねられてきた山岳警備隊の活動と富山県の取り組みを、登山者が評価してくれて~警備隊員も厳しい山へのチャレンジを応援すると共に「事故起こさないで」って思いが伝わっての信頼関係が出来上がっているからなのだろうと・・・

明日は、岐阜県飛騨市へ「長野・富山・岐阜三県山岳遭難対策協議会総会」に出席してきます。

今シーズンは各山域とも事故が爆増していたので、防止対策について熱い議論が繰り広げられるのでは?(いつもは重大事故が発生してしまう黒部ですが、幸か不幸か?今シーズンは無事故だったので・・・聞き役に徹して来ようかと?)

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