痕跡!
2024-05-08
今冬は元々積雪が少なかったのですが、3月になって山沿いで沢山の降雪がありました。
写真をよく見てもらうと、国見岳 稜線直下にラインが見えるのですが??
雪面に出来た段差なのですが、実は天狗山方面まで続いているのが見て取れました。
3月に大量の降雪があった際に、国見岳~天狗山~美松坂までのアルペンルート側道路側斜面で広範囲に雪崩が発生したそうです。
その際の破断面??発生当時は積雪が大量にあったはずなので、流れ下った雪の量は相当なものだったのでは?
(ちなみに、この斜面直下にある観光名所「雪の大谷」に高い雪の壁が出来るのは、風で運ばれる吹き溜まりがメインとのこと)
ここまで長い距離・広い範囲で、一度に発生した雪崩は珍しいのではないかと。
※昨年の写真 今年の写真と比べて見ると違いがよく解かるかと!
大雪が降る前の斜面が固まっていたところに、新雪が一気に積もって耐えきれずに雪崩れた際に斜面全体のバランスが崩れたことによって広い範囲で大規模な雪崩が発生したのではないのかと?
幸いなことに人的・物的な被害はなかったそうですが、冬季間に立山黒部アルペンルートを利用する計画もありましたが、少なくとも室堂から美女平までの高原バス沿いの利用は無理なことが証明されたのではないかと!
天候が良い時のアルペンルートは最高の観光地なのですが・・・。
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