阿曽原温泉小屋

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今のところ・・・

2023-08-16

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7時半現在の阿曽原谷 この時期にすれば少な過ぎます。

台風7号は幸いなことに阿曽原は本日午前7時現在、夜半から降り出した雨も強い降り方ではなく風もほとんどありません。

これまでのカラカラ天気で猛暑が続いていたせいで、阿曽原谷の水量は若干増えた程度だし、キャンプ場も降雨の際には水が溜まりやすいポイント(「サトウ池」と呼ばれてます)にも水が溜まる気配もなく・・・どんだけ乾燥していたのやら?

気が付けば、ススキの穂が開いて夜には秋の虫の鳴き声が聞こえ出した阿曽原ですが、これをきっかけに涼しくなってくれればよいのですが・・・。

昨夜泊まってくれた単独のお客さんも早出して行かれて予約も無いしで、雨音だけの静かな阿曽原になりそうです。

それにしても、テレビ局の撮影隊のタイミングの良かったことといったら!(小椋さん持ってる?)

昨日は室堂で取材している様でしたが、良い番組が出来上がることを期待しましょう。

水情報の確認を!

2023-08-15

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トンネル内に避難させました。

午前中の宇奈月では、それほど風が吹いていないとのことですが、阿曽原は時折強く吹き付けています。

今夜のお客さんは池の平からの1名だけなのですが、何時頃になるかもわからないし・・取り合えず出来る事は済ませておこうかと、風呂の洗面器と看板を湯元のトンネル内に避難させて~キャンプ場の看板を撤収して~小屋廻りの片付けと玄関の外履きサンダルを回収して・・・陽射しは有りませんが、外で動くと暑くて汗だくになります。

天気予報では、今夜一時的に雨が降るようですが・・・どうせならば少しまとまった雨が欲しいところです。

阿曽原は、まだ水源は枯れていませんが・・・後立山等の稜線の山小屋は、水不足で大変な苦労を強いられているようです。

入山される際は、小屋&キャンプ場等の水情報を確認されることを強くお勧めいたします。

※スノコを五枚にして上塗りして

露天風呂奥のトンネル内スノコは、雨天時の脱衣所になっております。

そもそも雨が降れば風呂に行く人も少ないので去年までは三枚でしたが、二枚追加しましたので少し余裕が出来たのではないかと。

黒く見えるのは数年前に「クレオソート」系で防腐処理した2X4材で自作したものですが、今年は防腐塗料を上塗りしてやったので湿気の有るトンネル内でも長持ちしてくれるのではないかと期待しています。

※参考情報

当山小屋組合員の「朝日小屋」は、9月3日をもって営業終了となるそうです。

虫の知らせ???

2023-08-15

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今朝5時前「南越」上空の雲

台風の影響でキャンセルが相次いでいますが、昨夜宿泊の一桁のお客さん達も朝食を取らずに早々に下山を開始されました。

4時半前にお茶を沸かして外を見たら・・空気がダイダイ色で低い雲が南から早く流れ暖かい風が吹き抜けていました。

外に出て見上げた空の高層の雲は染まって、下層のモクモク雲は南風に乗って早く流れていました。

ウン???セミの大合唱が聞こえています。「夜明け前からセミって鳴いてたっけ?」虫たちも台風の接近を感じて早起きしてるの??(5時半には一旦鳴かなくなりました)

雲にしろ!風にしろ!セミにしろ!なんだか何時もと違っているんだけれども・・・ある程度の対策はするけれども「まな板の上のコイ?」ただただ大きな被害が無い事を願うしかないのです。

ちなみに阿曽原小屋は、台風が接近する南風には小屋の上流に小さな尾根が有るので割と強いのですが、吹き戻しの北風が吹くと阿曽原谷出合が広くなっているせいで?食堂棟の角と玄関の差し掛け屋根がもろに強風を受ける形になりエスロン製の玄関の屋根が裏のトイレの先まで吹き飛ばされたことがあります。

失礼な!阿曽原小屋かも???

2023-08-14

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今年も、撮影隊が来てくれました。

昨日、BSテレビ東京の撮影隊が泊まりに来ました。

前回放映の 黒部源流紀行 に引き続き「小椋久美子さん」が旅人として再訪してくれました。

今回は「宇奈月温泉開湯&電源開発百周年」企画みたいな番組を作るらしく・・・。

前回の企画では「欅平~十字峡」を一緒に歩いた「小椋久美子さん」ですが、今回もステキな笑顔で小屋を訪れてくれました。

撮影隊が帰ってから、ふと気付いたことが・・・。

テレビや雑誌の取材で有名人?著名人?が毎年来られているのですが・・・そういえば小屋を引き継いで30年経つけれど、一緒に写真を撮ったり!サインをもらったり!等を、お願いしたことがないよな~っ・・・。

唯一「筑紫哲也」ご夫妻が二十数年前に来られた時に、当時のアルバイトがお願いして一緒に写真に納まったことがあるだけです。(その写真も何処へ行ったのやら??)

声を掛けるのが、なんか恥ずかしいというか照れ臭いというか・・・、でも写真もサインも頂かないなんて、実は失礼に感じている方もいるのではないか???等と心配している小屋主なのでした。

※噂の!

小屋に到着される方に、凍った「あんずボー」を進呈すると「これが噂の!」って満面の笑顔が返ってきます。 

「噂になってるの?」って聞いたら、「このページで知りました」ってことで、皆さんよく読んでいただいているのだと知ると「頑張って更新せねば」と思うのですが・・・ちと眠い日も有ったりして・・・。

クレイジー!??

2023-08-13

昨夜22時30分頃、日本語が全く喋れないオーストラリア人2名がテント受付に現れたそうです。私はテントからの差し入れの自家製「エビチリ&ローストビーフ」が美味過ぎてワインが進んでしまい・・20時には爆睡してました。(決して差し入れを催促している訳ではありませんから!)

聴けば黒部ダム発で「下の廊下」を通り抜けて来たそうで、随分怖い思いをしてきたらしく対応したKAIに「君たちは行ったことがあるのか?」的な質問をして来たそうで「何度も歩いている」と答えたら「クレージー!」って言われたそうです。(「整備作業が始まれば毎日」が伝わらなかったみたいですが)

昨年6月にももアメリカ人が「下の廊下」に入り戻るに戻れなくなって、ワンビバークの末に核心部を抜けた所で滑落し骨折しているところを、タマタマ岩魚釣りに見つけてもらいヘリコプターで救助される事案がありました。

この先ドンドン増えて来るであろう海外の方々にも「安全に黒部を楽しんでもらうために」・・・一山小屋の範疇を越えてしまっている気もするし?関係機関と対応考えてゆかねば。

※通り抜けて来たからって、まだ無理ですから!

オージー二人組は、若く・体力有そうだったし・身長もあり手足も長い男性でした。

遅くなって怖い思いをした様ですが、今シーズンは登山道のダメージだ少なかったのかもしれません。

しかし毎年登山者の歩きを見ながら整備作業している人間が「これならば、まあ大丈夫!」といえる程度まで整備が進まないと、一般の方が入るには危険過ぎる登山道に変わりは有りませんから!

※仙人谷上部の雪渓は、池の平小屋スタッフが対策して来てくれたそうです。

山の日

2023-08-12

「山の日」の昨日、やっと今シーズン3回目の10人越えの宿泊があり約八割がリピーターの方々でした。

名古屋のイベントに来てくださった愛知&神奈川からそれぞれペア・富山駅前「蛭子房」のママさん・数年前に来てくれていた南砺市からのグループ・埼玉からの単独のお馴染みさん等等。

キャンプ場にも、新潟からのグループのリピーターさんや初見参の大阪レディース等々が猛暑の中を汗だくになって歩いて来られました。

今時どこも消滅寸前と思っていた大学山岳部(中央大学4名)は、劔方面からやって来て祖母谷~白馬~栂海新道~親不知の予定とのことでキャンプ場も賑わっていました。

みなさんに約束の冷凍「あんずボー」をお配りすると、大喜びされる笑顔が無邪気で見ているこちらも嬉しくなってしまいます。(受付混乱時には忘れることがあるかもしれないので、もらいそびれそうになったらチクっと催促してくださいませ)

山の日話しⅡ

先日お伝えしましたが、富山市「高志の国文学館」で山の日イベントとして「黒部の谷の小さな山小屋」の星野秀樹カメラマンと文学館館長の室井滋さんのトークショウが開催され、関係者によれば室井滋さんの朗読が味わい深かった的な話が伝わって来ました。

※仙人谷上部の雪渓

徐々に小さくなってきたおかげで、高巻き迂回路がかえって迂回し辛くなった様です。

台風通過後には、流石に崩壊してしまうのではないかと予想していますが・・・通行する登山者も台風でキャンセルしておられて少ないのですが、現場を通過される方は絶対無理をなさらぬ様に御願い致します。

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