阿曽原温泉小屋

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なんということでしょう!??

2023-09-15

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アナタは、ナニ屋さんなの??(ポールの細工中)

昨日夕方、温泉巡りのテント泊の男性が小屋に来られて「テントポールがおれてしまって・・・なんとかならないでしょうか?」って折れたポールを持って来られました。

シッカリ差し込まないうちに、無理して張ろうとしたら折れたらしく・・サイドを補強してもテントのアールに合わせて曲がらなければテントは張れないし、薄く折れたアルミポールは接着出来るはずもなく・・・何年も前に廃棄されて小屋で保管してあったテントポールを引っ張り出して来たけれど長さも太さも違う別物で使い物にならず・・・。

困った時はダイブツの出番です。

奥で何やら電動工具で細工仕事していたので声を掛けると・・・・。

「なんということでしょう???」

樹脂製の廃棄ポールを電動工具で長さを合わせて切断して~ポールの固定穴に合わせた太さの金具を用意して細工して固定穴で止まるようにして・・・。

さすがは大仏です。 廃棄ポールが細工されてジャストフィット! 

めでたくテントを張ることが出来て、お客さんは安心して温泉を楽しむことが出来たのでした。

ちなみに最初に呼びに行った際に、電動工具使って何していたのかと思えば???

味噌濾し用のザル(オタマ型の小さなザル)の鍋の縁に引っ掛ける金具が千切れたので、金属片を探して来て~研磨して~折り曲げて~穴開け加工して~固定していたのでした。

ダイブツ!アンタはナ・ニ・モ・ノ?

先日書いた登山靴の修理はしょっちゅうですが、いろんなトラブルが起きてしまい現場で応急処置して差し上げることもあります。

便利な世の中に慣れ切ってしまい、こんな細工!使い廻しをする知恵!ある意味サバイバル術?皆さんはお持ちでしょうか?

登山道情報!(訓練隊もパトロールヘリも頑張ってくれてます)

2023-09-15

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いつ聞いても逞しいエンジン音なのです!

「下の廊下」の登山道整備は終了しました。

昨日歩いて来られた方々も、ブロアーで刈った草を吹き飛ばしてくれているのを見て「そこまでやるの?」って驚いておられました。

※十字峡の広場について(警備隊の訓練隊が、一仕事してくれました)

上流から向かって、十字峡の剣沢に架かる「吊り橋手前広場」から、登山道は短いハシゴを降りて吊り橋を渡り阿曽原に向かうのが登山道です。

この広場本流側の岩を廻り込んだ所にある「踏み跡」を、下ってしまう方が今年は何人かおられたとの情報が・・。

この踏み跡の入り口の岩に、展望台に降りるための赤矢印(いつの間に書かれたものか??)が有ったのが間違いの元??なのですが、昨日「山岳警備隊」の訓練隊が下の廊下を黒部ダムに向かって早掛け訓練の際に矢印ペイントに対策をお願いしておきました。

訓練隊は通り掛かりに岩を擦って赤色を薄くしてくれて、今年から電波のエリアが広がってくれたおかげで現場から送られてきた写メを見ましたが、これで間違って入り込む人もいなくなるでしょう。

写真は、昨日午後から阿曽原上空に飛来して来た県警ヘリ「つるぎ」ですが、今シーズンは事故現場出動している無線が何度も聞こえて来ています。

登山される方々におかれましては「つるぎ」や「山岳警備隊」のお世話?にならない様に行動してくださいませ。

気持は解かるのですが・・・。

2023-09-14

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ビールの取り出しは、慌てず!焦らず!一本づつ!

小屋の玄関に据え付けてあるビール専用自販機ですが、購入後取り出して直ぐにプシュ!って空けたい気持ちはよく解かるのですが・・・。

型が古い自販機だからか?、ボタンを押して「ガランガラン」って落ちてきた際に強く揺すられるみたいで・・・直ぐに開けると「泡噴出事故」が発生しております。

よく冷えているのですが・・・対策としては、取り出してから少しの間「待て!」しかないみたいです。

一刻も早くグビグビしたい気持ちはよく解かるのですが、ここはワンテンポ置いてから開封して頂きたくお願いいたします。

加えてのお願いですが、購入の際には一本づつ取り出して頂かないと取り出し口が塞がってしまいますのでご注意ください。

なお、利用できるのは「旧500円」「100円」「50円」「10円」硬貨のみで大量購入される方は事前に受付で両替しておいてください。注:新500円硬貨は使用不可!

昨日も書きましたが、小屋では500円・100円硬貨を切らさない様に準備しておりますのでワザワザ重たい硬貨を大量持参して来ていただなくてもよろしいですから!

小屋で購入して飲み終わった空き缶は、自販機横&受付前に青灰色のゴミ箱で廃棄してください。

なお持ち帰り用のゴミ袋をお渡しいたしますので、持参して来られた空き缶等はお持ち帰りください。

(小屋で購入した空ペットボトルは、受付で引き取ります)

宿泊営業は、11月3日まで延長します!

2023-09-13

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食堂分の布団干しを頑張ってます。

今シーズンの営業終了日について!

〇小屋泊     11月3日(金)まで!

〇キャンプ場・露天風呂管理 11月5日(日)まで!

といたします。

毎朝電話を掛けて頂いても予約が取れず、ガッカリしておられるであろう多くの方々のためになるならばと、小屋閉めを少しだけ遅らせて 小屋の宿泊は11月3日(文化の日)の祝日まで! テント場・温泉管理は11月5日まで!延長することにしました。

ただし、11月に入ってからの収容人数は40人!とさせていただきます。

今シーズンは未だに暑い日が続いており、秋の冷え込みも遅れるのではないか?との予測もあるし・・実際にコロナ前の年も暖かくて、紅葉が遅れて営業終了した11月3日が阿曽原付近の紅葉が盛りになったこともありました。

11月に入れば一旦寒気が入れば寒さも厳しくなるし、日暮れも早くなりコースの長い「下の廊下」を歩くには脚力のある方のみになります事をお忘れなく!

仕舞い時期を遅らせるのは、雪に積もられて小屋の解体に難儀した年もありギャンブル?的な要素も出て来るのですが、これだけ電話が掛かって来ているのに期待に沿えない「阿曽原温泉小屋」もいかがなものかと考えて・・・少しでも今年の黒部を楽しんでいただける方が増えます事を願っての対応です。

ちなみに、11月初旬に積雪が有ったのは31年間で2回有ります。

スムーズな運営の協力依頼について。

2023-09-13

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500円硬貨のみで宿泊代を用意して来てくださいましたが・・・今年は大丈夫そう。

①混雑時のお願い

混雑時でも宿泊は一人一畳スペース&一組の布団は確保されますが、雑魚寝になりますので「イビキ」「トイレの出入り」「冷蔵庫の起動音」等々で耳障りな音がしてしまうはずですが、小屋としては何ともしてあげられないので耳栓・アイマスク等対策をして来られることをお勧め致します。

なお食堂で寝ることになられた方は、最低二回戦の夕食を済ませてから布団を敷くことになりますので、食事が終わるまで荷物置き場などで時間待ちして頂くことになります。

②予約数制限への御理解を

コロナ対応により、客室12畳半のスペースで12人 食堂15畳スペースで12人(通路確保のため少なくしてあります)

と収容人数を制限させていただいております関係で、毎朝8時開始の予約電話が繋がらない状態が続いて、Reダイヤル200回以上で繋がった時点では受付終了となっていることもあり予約希望の方々に御迷惑をお掛けしております。なるべく不公平のない様な体制でいるのですが、限りがありますことを御理解のほどお願い致します。

コロナ前の様に収容人数を増やす訳にもゆかず、増築しようにも雪崩の巣である阿曽原では作ることが出来ず、仮設小屋を作るにしても解体した小屋の壁板・屋根等を収納しておくスペースも確保できませんので、多くの方々に黒部を楽しんでいただきたいのは山々なのですが御理解・御容赦のほどお願いいたします。

③今年は足りそうです。

以前、「500円硬貨が足りなくなる!」って持参協力依頼をしたことがありましたが、昨日来られたお客さんが宿泊代全ての代金分の500円硬貨を丁寧にジップロックに収納して代金記入してまでして用意して来られました。

気を遣って頂きありがたいのですが、重くなるでしょうしワザワザ手間を掛けてまで用意していただなくてもよろしいので普通に代金を用意して来て頂ければよろしいですから。

ちなみに100円硬貨も同様ですから!(万が一ピンチになったら、ここでまた協力お願いするかもしれませんが・・・)

キャンプ場利用者の方々へ!

2023-09-13

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キャンプ場の、草刈り・転石除去を追加で終わらせました。

今週末からの連休はコロナで小屋泊を詰め込みしない関係で、テントで「下の廊下」「裏劔」を歩こうかと考えておられる方も多いのではないかと考えられます。

先にも書きましたが、阿曽原キャンプ場は予約制を取れない限られたスペースを多くの方々に利用して頂くことになる訳ですので、混雑した場合には少しずつ詰めて「譲り合い」ながらテントを張っていただくことになります。

テントを張る際、基本的にはペグ・張り綱等で固定するのが基本中の基本なのですが、幸いなことに阿曽原キャンプ場は高所の稜線・高原等と違い、風が通り抜ける時は荒天時と考えてもらっとも構いません。(そもそも荒天時にはキャンパーは激減するはず)

天気が安定している混雑時には必要以上にテントを固定しなくても、隣同士ギチギチに接しながらの幕営になるはずなので、四隅を固定するペグ程度は必要かもしれませんが「張り綱」については出来るだけ使わない様な「臨機応変」な対応をしていただければ

・スペースを有効利用できる

・夜間歩く際に足を引っ掛ける「ワナ」を作らない

ことに繋がりますので、御理解御協力のほどよろしくお願いいたします。(風が強い時はともかく、普通にザックを重しにしてテントに入れておけば飛ばないかと?)

今回キャンプ場の草刈りを行った際に、張り綱を固定するのに使われている「転石」をほぼ除去しました。

どおしても張り綱使いたい方は、ペグ持参して打ち込む・阿曽原谷まで降りて石を拾って来る等対策していただくことになります。

※荒天時にはキャンプ場利用者は激減するでしょうから、もちろんペグ・張り綱を利用して風に負けない様に思いっきり固定してください!

※先にも書きましたが「ターフ」「シート」を拡げての場所取り・飲み会会場確保等は、後から届かれる方の迷惑になりますので混雑時にはご遠慮願います。

※そもそもですが!

この先の毎週末土曜日・連休中日は、混雑で風呂にも入れない(20人余りの男性が露天風呂に浸かっているヤバイ写真が出回ってましたが、それでも入浴待ちの方がたくさんおられて)・トイレ待ちの行列等々が起こります。

小屋として対応出来る事は限られておりますので、日程調整が出来る方は混雑予想日には絶対来ない方がよいです。(平日・日曜日に、キャンプ場がオーバーフローしたことはありません)

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