阿曽原温泉小屋

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「いらっしゃい」とは・・・。

2020-03-25

写真

ノドグロ(少し顔が怖いけど)

昨日は「欅平~祖母谷間道路管理組合」の会合でした。(直接関係しない阿曽原なのですが・・・なぜか議長役をやらされて)

やはり標高の低い欅平は、積雪が異常に少ない様でトロッコ列車の運行再開準備も早目に着手しています。

ただ、観光客や登山者が富山に来れるのだろうか???(立山・黒部に限ったことではありませんが)

北陸新幹線「黒部・宇奈月温泉駅」の駐車場はガラガラ、富山空港へは羽田便以外は休止となって・・・その羽田便もガラガラ?って話が聞こえてきます。

(毎年大混雑する、立山黒部アルペンルート「雪の大谷ウオーク」は、外国からのお客さんが来れないから空いているのでは?)

富山県は、未だにコロナウイルス発症者が出ていないのですが(感染者はいるかも???)交流人口が増えれば確実に感染者が出てくるだろうし・・・悩ましいところです。(自粛?月曜日だから???飲み屋街はガラガラでした)

今日も午後から、観光局総会ですが「皆、暗い顔してるんだろうな」等と思うと、いつにも増して行きたくないんですけど・・・。

※ノドグロ(アカムツ)

富山に来られない方々のために写真だけでも!

ホタルイカもそうですが、旨いモノが富山には有りますのでウイルス騒ぎが治まったら遊びに来てやってください。

今年はどうするの???

2020-03-24

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ホタルイカの造り(繊細で手間の掛かる仕事です)

終わりの見えないウイルス蔓延の影響で、「今シーズンの営業をどうするの?」って問い合わせがポツポツと入ってきております。

とりあえずは、7月下旬の営業開始に向けて準備は例年通りに進めてゆく予定です。

このまま収束が見えてこないと、阿曽原小屋の宿泊スタイル(雑魚寝?)では、夏シーズンは混雑することが無いから心配ないのですが・・・、秋の混雑時には詰めて寝ていただくことになる日も出てくるはずだから・・・。

アレコレ考えても???そもそも先のことは分からないのだから、状況に合わせて対応してゆくしかないかと。

お手数かけますが、チョイチョイこのページを覗いてくださいませ。

※酒の肴!

昨夜、富山市内の「えび寿し」さんへ個人的に飲みに行って来ました。

地元の人気店で大将は山が大好き、お世話になっている山小屋・ガイド等の山関係者が大勢いるのです。

(飾ってある色紙を見ると、有名人が大勢来店しているみたいですよ)

写真は、ホタルイカの御造り!

ゲソと胴は生で、ワタは湯通しして頂きます。昔はワタごと生で食べていましたが、最近はアニサキスが稀にいるとの事で火を通します。

ホタルイカは小さいので手間の掛かる仕事なのですが、御蔭様で昨夜も美味しく飲んじゃいました。

二代目「とやま」就航!

2020-03-21

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オリジナルTシャツのバックプリント

富山県消防防災ヘリコプター、二代目「とやま」の就航式が19日に執り行われ4月1日から運用されることに。

引退する初代「とやま」には、お世話になりました。特に去秋シーズンの事故が多発したときには、狭い谷筋・迫る岩壁や夕暮れ迫る中でのフライトで収容作業等をしてもらって・・・感謝・感謝でした。(1996年運用開始って、永い間頑張ってくれていたんですね)

消防・警察ヘリ共に言えますが狭い黒部川の谷中でのフライトは、その繊細な操縦で爆音を轟かせて砂・葉を風で巻き上げながらのギリギリの救助作業を一目見れば、「すげーっ!」と同時に「事故を起こしちゃダメ!」って思ってもらえるはずです。

(事故が発生すれば現場出動するのがレスキュー隊員ですが、自分が事故を起こすことで赤の他人であるレスキュー隊員を危険な目に遭わせることなることを忘れてはなりません。安全で楽しい登山願います!)

二代目「とやま」は昨秋に来富しており、運用開始に向けて訓練中だったのは先にお伝えした通りです。

事故は無いのに越したことは無いのですが、「とやま」の活躍を期待して安全運航を祈るばかりです。

二つ玉低気圧接近中!

2020-03-20

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キレイだったけど、全てが紅過ぎでしょ・・・。(昨夕の朝日岳)

昨日の夕方、大相撲が終わった頃に外が強い赤色に染まっているのに気付きました。

昨日の富山はフェーン現象で日中の気温が24℃まで上がって、夜には「二つ玉低気圧」の通過で大荒れになる予報が出ていました。

普通夕焼けは翌日の晴天のサインなのですが・・・上空には怪しい雲が次々と流されて来て。(観天望気・気圧配置・天気予報を併せて見なければ!)

予報通りに、夜間は強風が吹き荒れて強い雨も・・・夜が明けてからも、日差しが出たかと思えば雷が鳴るし霰は降るし強風も治まらず不安定なままです。

気圧配置!等圧線の狭さ!どちらも荒天予報通りでしたが、日中は気温が上がって融雪が進み、寒冷前線が通過した後に標高の高いところでは吹雪になっているのか???

ちなみに、立山室堂の積雪量は暖冬の割には全然多く積もっているとの事です。しかし標高2,000m以下については異常に少ないとの事です。

廻り合わせ。(自分が出来ること)

2020-03-19

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ヒスイ海岸(遠くに親不知の壁が)

いろいろ有るたびに「なんで自分の周りでばかり、次々と起きるんだろう!」(映画「ダイ・ハード」ブルース・ウイルス???)

なんてことを考えたことも有るけど、不幸な事故が有っても対応に当たることによって度胸(経験)を着けさせてもらって???次に落ち着いて現場対応出来るように「神様が仕組んでくれている」って思うようにしています。

(神様の掌の上でコロコロと???その都度、前に出ないと後悔するかな~って!)

そもそも事案が発生しても、前に出ようとしない人間には「度胸」とか「経験値」が着く訳もなく。

(訓練では優秀でも、遭難者の血を見ただけでテンパイする人間を見てきました)

前に出なければ血や泥を被ることもないけど、本当の意味で関係者・遺族なんかの苦悩・悔しさ・心の痛みなんかも解ってあげられないのでは・・・?

うまく言えないけど・・・難しい事ではなく、その時その時に「自分が出来ること」してカッコつけずに寄り添うことで「信頼」関係が出来上がってゆくのでは?

信頼関係が出来上がれば、人間それぞれの得手不得手を補い合える強いチームが出来ていい仕事が出来るようになってゆくのでは???

にしても確かにあの時は、「山本」~「丸山」って続いてしまったな~っ・・・。

ヒスイ海岸

新潟県境の宮崎~境にかけての海岸ですが、ヒスイの原石が見付かり「まが玉工房跡」(浜山玉つくり遺跡)が朝日町で発見されたことから命名されたそうです。

海がシケた翌日に、打ち上げられている事が有るとかないとか? この日も、波打ち際を見ながら歩いている人がいました。

先日、紹介した「タラ汁街道」は海岸線から鉄道線路を挟んだ国道8号線沿いです。

廻り合わせ。(前置きが長くなりました)

2020-03-17

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東鐘釣山、岩壁下降中(人間って小さいのです)

長々と書いてきましたが、その後の捜索~収容までの話を書き出すとキリがないので・・・「廻り合わせ」について。

当時の私、たまたま受けた健康診断で血圧が下120~上200もあることが判明しました。

ネパール行のメンバーからは

「血圧が高いまま高所まで行って、プッツンと逝ったらどうすんの」

と言われていたのです。

知り合いが前年に、ネパールをトレッキング中そんな症状が出て亡くなってしまっていたのです。(前日の夕飯では普通に飲んでたらしいです)

自分に不幸が降り掛かるなんて事は思わないようにしていたのですが・・・チョッピリ心配になってはいたのも事実でした。(血圧は、お薬を頂いて治まっています)

出国直前に発生した事故で、ネパール行きを取り止めたのは偶然なんだろうか???なんてことを後から考えたりして・・・。

そんな「廻り合わせ」みたいなのに、遭遇したことありませんか?

※写真説明

去年の定期検査時の写真ですが、崩落事故後の復旧工事が終わった後も定期的に点検しています。

黒部川流域は基本的に花崗岩(御影石)なのですが、鐘釣付近の山は石灰岩なのです。

岩壁を観察すると、茶色部分が見えるかと?石灰岩以外の混ざり物が、風化している部分で脆くなっているのです。(崩れやすいって疑わねばなりません)

他にも、シマシマの筋が浮き出た場所が有ったり、ちなみに石灰岩部分が長年雨に融かされて、砂がシマシマに地層みたいに堆積した部分の砂は融けずに残ったからだとか。

サンゴ礁の隆起?って、昔は南の海の底だったってことで・・・地球のダイナミックな動きに驚かされます。

(南の海の大きな川が有る場所!プレートに乗って来たって元々何処だったんでしょ?)

当たり前だけど、地球に比べると人間なんて小さいし、自分が生きている時間なんて・・・。

あんまり「小さなことクヨクヨせずに」ですよね!

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