勘違い為されぬ様に
2023-06-14
前ページまで、県の政策に盾突いて来た様な事を書いて来ましたが・・。
県の政策も私達の意見も、実は「立山・黒部の為」であり「利用するみんなの為」な訳で、それぞれの「正義」を信じての行動でもあったわけで、私達も県に勝った等とは考えておりません。
ただ問題があればクリアしてからでないと開発に着手するべきではない!と、厳しい気象条件等の実情を知っている我々からすれば「そのまま突き進めば頓挫するのでは」「頓挫すれば、税金の無駄使いになるだけ」と心配しての行動でした。
山小屋連中の「権益確保」みたいな穿った見方されたこともありましたが、決してそのようなことはありませんので!
ただ、訓練・救助活動に出動して冬季間の立山・黒部の怖さを見て来た者からすれば安全を担保しようがない!ってことなのでした。(他にも冬季間の水の確保等々)
また、世界に誇れる「立山・黒部」だということは現場で働く我々が良く知っていますので、沢山の方々に訪れて頂き、大きな「感動」を御土産に帰っていただきたいのは一緒なのです。
これからも景勝地を感動できる場所として残してゆくには、保全と利用方(安全利用)を両輪なわけで、そのためにはいろんな意見を集約・調整しながらゆかねばならないのではないかと・・。
コロナ明けでインバウンド観光客が目立つ「立山・黒部」ですが、他にも登山道の維持管理方法等々これからの利用方法も待った無しの課題が持ち上がって来ています。
そんな中、「北アルプス山岳利用サミット~令和時代の山岳利用について考える~」 「山小屋とガイド、そして登山業界人のミーティング」 等、危機感を持って活動もされるようになって来たので活動が盛り上がればと考える次第です。
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