総合的に判断して
2026-01-08

標高が下がれば、藪の濃さはアルプスの稜線とは比べ物にならないのです
続きー7
更に言えば「能登半島地震」の被災の影響でトロッコ列車の全線開通が本年10月の予定ですし、祖母谷温泉小屋は内風呂が被災しており10月になって準備を始めても間に合わず本年の営業は無理との見通しです。
元々利用者が少ないのに10月まで通行不可となれば、稜線は10月に入れば何時雪に降られてもおかしくありません。
またトロッコ列車が欅平まで動けなくても、唐松岳から降って「水平歩道」を使えば阿曽原まで入ることが出来るかもしれませんが・・・
昨年の水平歩道整備の作業員が黒部ダム経由で入下山するのに、それぞれ一日掛かりとなり週休二日のペースでの作業となり週三日仕事が出来れば良い方で雨が降れば休まねばならず・・・非常に遅いペースでの進捗でしたので、業者さんが実際に整備に取り掛かってみなければ分からないのが実情です。
このことから、前ページまでしつこく書いて来ましたが
〇一般登山者が、歩ける様に整備するには莫大な費用と労力が掛かる。
〇元々が歩く人が非常に少ないコースのうえ、今シーズンも一般登山者は歩ける見込みが無い
〇実際に歩いてみて「こんなはずでは」って、祖母谷温泉にヘルプされる方が元から多いのに、祖母谷温泉が営業しない予定
等々、総合的に判断して今シーズンは整備を見合わせる方向で調整することとしました。
「バリエーションルート」「藪漕ぎ目的」等で通行される方については入ってもらっても構いませんが、事故対応は通常と比べてレベルが落ちてしまう事になりますので、正直に言えばお勧め出来ません。
来年以降については何も決まっておりませんので、「県庁」「市役所」等行政に問い合わされても答え様も有りませんし、実際に入るのは我々「宇奈月方面山岳救助隊員」となりますので、方向性が見出せるようならばこのページで御伝えいたします。
少ないとはいえ長年利用されてきた登山道ですし、我々自身が汗かき苦労して整備して来た思い入れのあるコースなのですが・・・
安全に通行できるか?・費用対効果・実際の利用者数の兼ね合い等々、関係機関と協議しながら決めたいと考えております。
以上
この記事の URL : http://azohara.niikawa.com/news/2026/01/n20260108b.html