阿曽原温泉小屋

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伝説! 「一人二重遭難?」(持ってる漢は違います!)

2026-01-06

写真

コマクサ!黒部市内に自生していると知っている市民はどれだけいるのだろう?

続き-唐松線は整備に入りません3

唐松線については南越沢沿いの崩壊以外にも、元々注意ポイントがあります。

唐松山荘から登山道を少し下ってた キャンプ場先 には、積雪量によっても残雪量が変わりますが・・・

アイゼン+ピッケルを上手に使いこなせる方でも、緊張するほどの硬雪急斜面トラバースを強いられます。

例年7月初旬のパトロールの際にはメンバーで雪渓をカッティングして来るのですが、雪が融けると元の硬雪の急斜面になってしまいます。

以前は唐松山荘さんの水場が、この先の餓鬼谷内にあったので水場管理の為に山荘従業員が通う為にカッティングしてくれていたのですが、最近は餓鬼谷の水場を使わなくなったそうで急斜面の処理をしてもられなくなりました。

二十年以上前になりますが救助隊でパトロールに行った際に、現役バリバリの隊員が、同雪渓を先に渡って向こうからカッティングしようと先行した時に滑落して雪渓が切れた数十メートル先のガレ場で停止してくれました。

なんとか、自力で安全な場所まで登り返して来てくれて一安心したのですが・・・

なんと! 必死で登り返して来て腰を下ろして休んでいた隊員に目掛けて、自然落石が降って来て直撃してしまい! 再度滑落してしまう「一人二重遭難?」が発生してしまったのでした。

結局、救助ヘリコプターを要請して黒部市民病院に搬送されたのでしたが、現場を改めて見上げてみれば残雪が遅くまで残る窪地急斜面は、植生は皆無で不安定なガレ場が上部まで続いている落石発生ポイントでもありました。

幸いなことに、打撲・裂傷以外は足首骨折でしたが、若くて訓練を積み動きが俊敏で勘のイイ漢だったからこそ、この程度で済みましたが・・・

にしても同じところで二度滑落って、そんな事ある???山岳救助に45年以上関わってきましたが聞いたことありません!

奇跡の生還? ヤッパ持ってる漢は違います!

このポイントの登山道は、残雪が有る間は急斜面で危険な上に・・・雪が融けた後もガレ場トラバースの石屑がイヤーな感じで不安定となって来ていました。

急斜面の残雪で石を積み直したとしても、残雪のズリ下がりで路肩が崩されるのは目に見えていますし、「足場の悪さ」「落石の危険」が付きまとう嫌なポイントです。

実は、昨シーズンのパトロール際に、「昔は唐松岳頂上から大黒銅山まで、直接下る尾根に道が付けられていた」との話があるので関係機関調整の上で迂回路が作れないか?実踏調査に入りました。

〇頂上直下から「コマクサ」の群生地で、貴重な高山植物を痛めつけることになる

〇少し下がると濃い這松帯で、伐開と伐開後に登山道にするには相当の労力が必要

とのことで現実的ではない!との判断に至りました。

まだ続く

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