織り込み済みというか、守るためには!
2023-05-13
キャンプ場横の沢ですが、例年ならば6月まで雪で埋まっていることもあるのに既に流れが見えています。
丸太橋・丸太桟道が壊されているのが見えますが、豪雪地帯の黒部では雪の重み・雪のズリ下がり等々で、しっかりしたものを作っても壊されてしまいますし・・逆に壊されない頑丈なものを設置すれば固定する支点・アンカーが破壊されて岩盤や斜面の地山自体を壊してしまいかねません。(丸太だと補修が効くことも)
丸太で橋・桟道を作るのは、雪の重さで設備が壊されることがあっても山自体を壊さないようにとの配慮でもあるのです。
黒部峡谷沿いの「旧日電歩道」「水平歩道」は、他の山域とは整備方式が全然違う手間の掛かる場所なのです。
写真絵本「黒部の谷の小さな山小屋」の中でも、丸太桟道・ハシゴを作っている写真が載せられる予定なのですが、阿曽原の小屋建て・解体シーンもあるし・・・突っ込みどころ満載の建設会社の現場シーン的な「俺たちって何屋さん?」改めて考えさせられてしまうのです。
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