阿曽原温泉小屋

k

お見舞い申し上げます。

2023-06-05

写真

今回の大雨で、欅平に対岸(右岸)の斜面が崩落したそうです。

今回の大雨被害に遭われた皆様へは、お見舞い申し上げます。

私も五十嶋さんと二人で、金曜日の名古屋行きの列車を繰り上げて出発したのですが・・・大雨の影響で遅れに遅れて、トドメは名古屋駅の一つ手前の岐阜羽島駅で停車したまま二時間以上動かずに・・車内アナウンスでは「何時になったら名古屋に向かって発車できるか見通しが立たない」って流れる始末で・・・。

たまたま近くに住む「ドナドナ姐さん」と連絡取れて車で迎えに来てもらいましたが、駅前にはタクシー待ちの行列!駅中のコンビニの棚は、サンドイッチ・オニギリは売り切れているのを横目で見ながら一宮駅まで送ってもらい、間引き運転のJR線で名古屋駅まで行ってホテルに着いたのが20時過ぎてしまいました。(黒部宇奈月温泉駅出てから9時間半以上、座り過ぎて腰が痛くなりました)

最初の予定では、早出したから14時半には名古屋に着いてしまうので「長い間飲まなければならないなぁ~」なんて思っていたのですが、あのまま新幹線に乗ったままだったら・・どうなっていた事やら?

翌日「夏山フェスタ」開始時点でも到着できていない参加者がいたりして・・少し地味に始まった感じがしていたのですが、それでも初日は三千人以上の来訪者があったと聞きました。

私のブースにも地元中京圏以外の、東京・埼玉・神奈川等関東圏からや大阪・京都等関西圏からワザワザ来てくださったお客さん?常連さんや昔のバイトやらなんやらで賑わいました。

特に今回は「黒部の谷の小さな山小屋」を制作した「星野カメラマン」のサイン会的なこともあって「ネット通販で買ったけど、サインもらえるならばもう一冊ここで買う!」っていう神奈川の常連さん! 初日に大雨の影響で星野君の来場が遅くなったので、到着をズ~ッと待っておられて私の事をイズミンって勝手に呼んでいるの って自分で言いながら頬を紅くして(言われるこちらの方が紅くなります)「カワイイ小娘?乙女?」になっておられた三重のマダム?等々、大勢の方々に写真絵本を買っていただいたみたいです。

相変わらずのドタバタのブースでしたが、来場された方々には「喜んで頂けたのだろうか?」と思ったりするのですが・・沢山の笑顔を頂いた様な気もするので行って良かったのだと考えている次第です。

来場された皆様には、改めて「ありがとうございました」なのでした。

列車止まらないか?

2023-06-02

写真

もっと笑顔で!って言われても・・役者にはなれません。

今日の午後から「太郎平小屋」の五十嶋さんと新幹線とシラサギで米原経由名古屋へ向かいます。

天候が荒れると金沢~米原間では、チョイチョイ列車の通行規制が掛かるので心配です。(現在早朝五時ですが、宇奈月も風雨が強くなって来ました)

車で向かうことも考えたのですが、東海北陸自動車道は夜間工事で通行止め規制が掛かるとのことで帰りの事を考えると列車にしたのですが・・・何より今夜一杯飲みに出るのが心配になるのです。

※笑顔!

昨日は「宇奈月温泉警備派出所」(黒部山岳救助連絡所)の竣工式でした。

交番の立替えに伴い「山岳救助の基点」の役割も持たせるとのことで、なんか成り行きで胸に赤いモノ着けられて~手に白手袋して~金色のハサミ持たされて~らしくない所に立たされる羽目になって。

お祝いなのだから「笑顔」をふりまければ良いのですが・・・メンバーが議員さんとか偉いさんばかりだし、警察関係の偉い人とは元職だから知った顔(相手だけ知っている?)があるしで・・なんやらやり難くて。

明日からの名古屋では、頑張って「笑顔」で応対できればとは考えているのですが・・・来場お待ちしております。

※新体制

ちなみに初代警備派出所長は、山岳警備隊「Y小隊長」になりますが私も大仏も良く知るイイ男で、特にY君は「大仏なんて呼べません」とあがめております。

一緒に異動して来た「S隊員」も阿曽原に応援勤務で来てくれており「素直なアスリート」って印象で頼もしいのですが、なにより父上殿が朝日方面民間山岳救助隊員で活躍しておられ、若い頃に一緒に「奥鐘山西壁」での救助活動時に応援に来ていただいた仲間?恩人?なのです。

今週異動して行った「K分隊長・O隊員」も協力メンバーでしたが、今回の黒部署の山岳警備隊員の新体制も頼りになるのですが、そもそも事故のない様に黒部を楽しみに来て下さいますようお願いいたします。

計画のある方のみ!

2023-05-31

写真

登山計画のある方!今後計画するかもしれない方!に配布します。

今週末の「夏山フェスタ」では、いわゆる「パンフレット」的なものは私のブースでは極力配布せずに、コースの相談と写真絵本販売のサポートに徹しようかと考えています。 (黒部峡谷関係のパンフは「黒部宇奈月温泉観光局・黒部市役所」のブースで配布しております)

写真は「富山県 山のグレーディング ピッチマップ」ですが、数年前に富山県自然保護課が県内の山岳会・ガイド・山小屋・警備隊等の山岳関係者の意見を参考に制作したものです。

マップ自体は、1:70,000の縮尺なので細かな地形については期待できませんが、各コース毎に「難易度」がA~Eまでランク付けされた上で、コースタイムの目安と各ポイントでこれまでの事故の発生事例が「転」「落」「迷」等で記入されておりますので、初めて入るコースでは参考になると思います。

ただし北アルプスの人気ルートについては、市販のガイドマップ・YouTube等で多く紹介されているのでそちらを参考にしていただければよいのですが・・・このマップは、富山県内のマイナーな山についても網羅されているので「歩いてみようかと考えておられる方」「次に上る山を決めかねている方」等、わずかな人達には参考になるのではないでしょうか?

ただし持参するのは75セットになりますので、来た人みなさんに配布できませんので、頒布希望の方はブースで申し出て頂ければお渡しいたします。

※今日も会議

今日の午後からは「国有林野保護管理協会」の総会出席の予定が入っております。

明後日は、山岳警備隊の前進基地?的な交番の落成式が宇奈月で執り行われるのでネクタイして出席予定。

明後日からの名古屋に向けての準備やら・・・昨日、高齢の母親が老人福祉センターの「入浴割引券」が届いていないと言い出して、市役所に確認したら4月に郵送されているはずで再発行も出来ないとのことでした。(大量の文書に紛れたかも?仕方なく実費で入浴するように母親に言い聞かせて・・)

先日も書きましたが、いろんな役を兼ねていると自宅に届く配達物の量が半端なくて、整理整頓すれば良いのですが自宅を空けてることも多く帰宅した時の郵便物の束を見ると気持ちがおれてしまいます。更には山仕事に向かえば、朝早く帰りは遅くなってしまい・・元々が現場人の私には、風呂入ってグラスを空ければ事務仕事などは手に付くはずもなく、大した仕事量でも無いのですが事務員さんを雇える余裕もなく・・・。

「そもそもこんなに役を受けなければ、こんな面倒臭い事しなくていいのに。他の部分で無償で頑張っているんだから勘弁してよ!」って愚痴りたくなる更年期症状?が出始めた小屋主なのです。(他にも厚労省・観光庁からの調査票らしきものが届いているのですが、封も切られずに・・・)

うぉ~~っ! 名古屋で呑むぞーっ!!!

見方を変えれば?

2023-05-30

写真

「吉今日で食べて来た「生牡蠣」

今回の雨は、そこそこ強く降りました。

山の中に残雪が大量に残っているこの時期の富山は、雨が強く降ると河川の増水が心配されます。

立山連峰から海岸線までが近い急流河川ばかりなので、雪解けだけではなく増水で沢に残る雪渓が崩壊して早くなくなってしまう事も考えられます。

今年は降雪量が少なかったので、稜線の山小屋で雪渓の融雪を当てにしているところは随分心配しているのではないかと???

時々こんなシーズンは有るのですが、真水をヘリで空輸して随分高価な水を炊事やキャンプ場利用者へ販売しなければならない小屋も出て来るのでは?

雪渓・残雪が残るコースでは、例年と違ったコース取りになるかもしれません!(雪が無くなっても、基本的に通れなくなることは有りませんから)

入山される際には、天候だけでなく直近のコース情報を仕入れてから登山してください。

そもそも残雪が有ろうが無かろうが、その時々に応じ自力で困難(大袈裟?)を乗り越えてゆくのが登山のはずですから???

※見方を変えれば!

先日「吉今日」さんで頂いた「生牡蠣」です。

「富山湾で採れる牡蠣の方が、潮の流れの速い日本海沿いよりも美味いかも」って、新潟の方に聴いたことがあります。

宮城県だったか? 牡蠣の身が痩せて来たので、山の中に植林して緑を増やして回復させた?的な話もあります。

大雨が降れば「濁流」になってしまう急流河川だし、雪渓の上には「腐葉土・土砂」等が被さって汚く見えてしまう黒部の残雪ですが・・・。

見方を変えて、濁流も腐葉土も「山の栄養」と考えれば?ありがたいものなのかもしれません。

こんなんで良いのだろうか??

2023-05-27

写真

フグの白子の昆布焼き&サザエの壺焼き

昨日、無事に黒部観光旅館組合総会を終わらせました。

いわゆる「山小屋組合」なのですが、祖母谷温泉・阿曽原の様に登山者を対象とした施設だけでなく、トロッコ列車沿線の観光客相手の施設についても「国立公園内」というククリからすると同じ対象となります。

黒部エリアだけとなると、該当する小屋の数が少ないのですが・・・昔は富山県内全体で山小屋組合的な組織があったと聞いていますが、黒部地区はトロッコ列車と連動する営業になってしまうので、立山・剱・薬師方面にしてみれば関係のない部分も出てくるので分離独立させたとのことですが、小さければ小さいで苦労も有るのです。

思い返してみると、組合長を受けてから既に17年位経ってしまったのでは???

そろそろ「老害」と陰で言われ始めるはずだし、なにより私ばかりが表に出て活動していては他の組合員が全体の動きが分からなくなってゆくだろうし・・・各種会合出席件数だけでもバカにならない数を熟さねばならず、マジで負担になって来ているので代わってもらいたいのですが・・・。

公務員やってれば既に定年年齢オーバーしているし、実際身体も動かなくなって来ているし・・・そろそろ気楽に過ごしても良いかなぁ~なんてことを考えてはいるのですが、懇親会は大好きだしなぁ~???悩める小屋主なのです。

※昆布が決めて!

写真は昨夜の懇親会での「吉今日」での一品「フグの白子の昆布焼き」ですが、富山は北前船や北海道移住者が多い関係で昔から昆布をよく食べます。

昆布に載せて「白子」を焼いてもらって、あまりの美味しさに焼けた昆布も食べ尽くしてしまい・・ついついメガハイボールも進んでしまったのでした。(サザエの壺焼きは別皿でしたが、これも美味かったです)

怖い???

2023-05-26

写真

ハイシーズンのキャンプ場

今日は、三年振りに「黒部観光旅館組合総会」を開催します。

コロナ禍中は、大した活動もしていなかったので決算報告等協議事項も無いのですが・・・今後の方針・山岳環境を取り巻く情勢みたいなものを、今回は関係する役所からも参加頂き情報共有と顔合わせ的なことが出来ればと・・・。

※怖い?

写真は、数年前の賑わう阿曽原キャンプ場です。

自分でこんなこと書くのも何なんですが・・・。

来月五日に「写真絵本」が発刊される話をしておりますが。

実は加えて、6月15日発売の「山と渓谷」7月号から5ヶ月連載で「阿曽原」を取り上げる予定だそうです。(写真絵本の星野カメラマンが作るらしく、毎回6ページ程度らしい)

黒部峡谷に興味を持って頂けるのはありがたいことなのですが・・・コロナ禍以降は、小屋の宿泊予約については「詰め込みは出来ないだろう」ということで人数制限します。

各メディアに取り上げられることで、登山者が集中してしまい写真のようにキャンプ場が激混みしてしまうのではないかと今から修羅場?を想像すると怖くなってしまいます。

シーズンが近くなればコース状況・混雑予報等をこのページで流しますが、とにかく混乱がない様にと願うばかりの小屋主なのでした。

アーカイブ

最近の記事