阿曽原温泉小屋

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下の廊下情報! (ついでにバカンス?)

2024-09-08

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2020年9月6日にも立山に行っていました。

下の廊下整備状況

・黒部ダム~黒部別山谷間

 来週中には、ほぼほぼ整備を終わらせられる見込みとの連絡が入りました。

・黒部別山谷~仙人谷ダム間

 東谷吊橋付近を整備中で、今後十字峡等上流に向けて整備に入る予定だそうですが、黒部別山谷まではもう少しかかりそうです。

整備が終わるまでは通行してもらっては困るのですが、阿曽原も下の廊下の通行可能見通しが立つまではキャンプ場・露天風呂整備も行いません。

登山道・阿曽原温泉の整備状況は、随時このページでお知らせいたします。

※バカンスして来ます。

これから二泊三日ほど立山室堂へ。

今シーズンは、営業休止期間に普段の年なら行けないエリアを歩いて来ようかと密かに考えていたのですが動きが取れず・・・。

先月末には富山で飲み屋を七軒回って、ヘベレケになって仲間と別れて一人でホテルに向かったのに・・・目の前に現れた牛丼屋に吸い込まれて「カレー牛」食べて~目の前のホテルに入ればいいのに・・道路向かいのラーメン屋の人だかりに釣られて「ブラックラーメン」食べに入って~ベットに倒れ込んだのが午前二時頃??(数十年振りに青春?ただの暴走オヤジ・・)

先週は、市議会議員の面々に山小屋組合員の「今後の対応・対策」「困窮状況」等々の説明に出向いたり、他にも借地料等の減免について役所に御願いしたり・・・。

今月末から阿曽原の素泊まり営業の準備もしなければならないのですが、なんだかんだと頑張っているんだから?このままズルズル過ぎて行ってはモッタイナイ!ってことで行って来ます。

モノは考えよう?

2024-09-05

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快晴に恵まれて!

前の日曜日、早朝三時起きで朝日小屋のヘリコプターの荷上げの応援に行って来ました。

四時集合で、飲料・食材・生卵等の他に冷凍食品を保冷容器に個別梱包してとタックに積み込みます。

夜が明けて視界が利くようになってから、ヘリ会社の担当と天候などの最終チェックして北又ダム近くのヘリポートに向かい荷物を整理しながら吊り下げ用のモッコに梱包して荷崩れしない様にラッピングして~モッコの網を紐で締め上げたりと、お客さんが少なくなる季節なので大した量ではないのですが手間が掛かります。

近年の山小屋の会合に行けば、必ず話に出て来る「ヘリコプター代金の高騰問題」なので、なるべく効率よく運用せねばなりません。

実は朝日小屋で使われなくなったけれど、マダマダ使える寝具類を譲ってもらうことになったので、ただ貰うという訳にもゆかず助っ人として汗かいて来ました。

阿曽原小屋の営業再開は何時になるのやら???ですが、グダグダしていてもシャーナイので?その時に向けて「今、出来る事しておかねば!」なのです。

ちなみに今日は、黒薙温泉の元所長さんが79歳で亡くなられて葬儀に参列してきましたが、若造だった私の山小屋組合の運営をサポートしていただきました。 

普通に営業していたら、葬儀に参列できなくて最後の御別れで来てなかったかも?なんてことを考えると・・・。

布団を譲ってもらえたのも、可愛がっていただいた方に最後の御別れできたのも、地震災害の御蔭、目の前の事だけ見ると収入は無くなって困るけれど「思い悩まなくても、また頑張ればいい話」って考えるようにすれば・・・。(食わねど高楊枝!的な?)

そういえば「悪い事ばかりじゃないと 思い出かき集め・・・」って沢田研二さんも歌ってたわ?????

生きている証拠?

2024-09-04

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落ち着いているとは思うのですが・・・そこは黒部ですから!

前ページの同じ場所ですが、岩壁が崩壊~崩落して河原に堆積して川の流れが右岸側に少し曲がってしまいました。

幸いなことに?登山道は急斜面に狭く作られているので、登山道上には堆積した岩・砂は案外少なく、大部分は河原まで落ちてしまいました。(登山道が川床に近かったら埋まっていたかも?)

元旦の地震で崩落したものと考えられますが、雪崩・大雨・強風に曝されながら現在に至っているので、不安定な浮石等は落ちるものは落ちてしまい取り合えず安定していると考えられます。

しかし、現場を通過時にはノンビリ眺めたりせずに速やかな通過をお願い致します。

ちなみに奥に見える本流に架かるスノーブリッジは、雪の多い年ならば10月に入っても残ることがありますが、今シーズン整備が終わる頃には欠片も残っていないはずです。

ヘルメット!

2024-09-02

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正面上部が崩壊面はキレイです?(手前の巨岩は???)

「下の廊下」の整備に入っているダイブツ達から写真が送られてきました。

黒部ダムから向かって黒部別山谷手前の岩壁が崩壊して河原まで岩屑・岩塊が崩落して来ています。

登山道には案外と堆積土砂等が少ないみたいで、整備は順調に進みそうだとのことです。

今更ながら地震のパワーと黒部の険しさを思い知らされます。 

浮石がへばり付いているのでは?って心配になりますが、地震・積雪・大雨等で既に落ちるものは落ちてしまっているのではないかと思いますが、崩壊面はキレイですが縁は不安定な浮石が残ることもあります。

いずれにしろ「下の廊下」全体はヘルメットと強制はしませんが、岩壁の基部に作られている道だということをお忘れなく!

今シーズンの「雲切新道」について!

2024-08-30

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渡渉ポイント対岸までは、晴れていても急流でした。

先日「池の平小屋」から

「10月初旬に、阿曽原~雲切新道~池の平の予約が入ったけれど歩けるのでしょうか?」

との問い合わせが有りました。

先月のページで やっぱり生きてますⅢ

の中で、雲切新道 の仙人谷に掛かる[丸太橋を架けることが出来なくなってしまったことをお伝えしましたが、今シーズンは川床が洪水で荒れてしまい ・橋脚に使っていた巨岩が無くなった! ・今年予定だった丸太の更新を来年に持ち越した! ・新たに丸太橋を架けるには相当数の丸太・資材が新たに必要! 等々の現場の状況からです。

更には、欅平からのトロッコ列車が運行できる見込みがないことから阿曽原温泉も10月の「下の廊下」往復の利用者のみを想定して縮小営業の予定としました。

これによって、雲切新道利用者も極端に少なくなるだろうと想定して無理して丸太橋を架けることは断念した次第です。

この地点を通過するには、渡渉するしかありません。

水量が少ない時でも結構な水勢で、浅瀬を選んで渡渉出来ないことはありませんが、少しの増水で大変危険な渡渉となってしまいます。(前後で渡れそうなポイントは、ありません)

前にも書きましたが「山は逃げません!」今シーズンに関しては、普通の登山道ではありません!ので今年無理して歩かなくても、キチンと整備され登山者の行き来がある年に歩きに来て頂ければと思います。(中間の「仙人温泉小屋」も今シーズンも営業しないとのことで、もちろん温泉も引いてないはずです)

収容人数の少ない「池の平小屋」にしても、登って来れるか分からない人の予約を入れて枠を埋めておくのも???「困っておられるはず」なにとぞ御理解よろしくお願いいたします。

トロッコ列車の運行再開見通しについて・・・

2024-08-29

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あの頂上の岩塊が・・・

本年元旦に発生した地震により全線開通出来ていないトロッコ列車ですが、27日に工事を担当する関西電力と運行する黒部峡谷鉄道より開通見通しについての発表がありました。

細かい事は省略しますが、

・来年ゴールデンウイークまでに全線開通は無理!(夏に終わるとは限らない!)

・欅平でも被害が確認されており、復旧工事の終了時期・全線開通予定は示されなかった。

ということです。

工事の進捗は、場所が場所だし天候も関係して来るだろうし・・・実際行ってみないと分からん!ってことかと。

これに伴い「黒部エリア」への入山については制約されることになりますが、状況に変化が有れば随時このページで報告いたします。

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