阿曽原温泉小屋

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なんで??そこ行く!??(やっぱり暇な日には)

2023-10-12

10日火曜日、雨で予約が激減してノンビリした14時過ぎに一本の電話が・・

「池の平から内蔵助平を通って黒部ダムまで来たのですが、午前11時頃に内蔵助平で擦れ違った登山者がいました。」

「池の平も仙人池も真砂沢も山小屋は営業終了しているし、不思議に思って聴いてみたら、阿曽原に行きたいって話されたので、この道は違いますよ!と話して、ゆっくり歩いて振り返りながら下って来たのですが引き返してくる気配が無くて・・・遭難予備軍的な感じがしたもので電話しました」

エーッ!!! 内蔵助谷の出合い から真砂沢方面に向かったとしても、「下の廊下」を阿曽原に向かえばは黒部川を下ることになるのに、流れを上流に向かうコースになるのだから間違いに気が付かないのか?

優しいY小隊長が、警備隊本部・立山室堂警備隊・関係する山小屋等にテキパキと連絡を入れます。

夕方になって雨の中を次々到着する登山者から情報収集する中で、

「朝一バスで黒部ダムに一緒に着いた男性が先行していたんだけれど、内蔵助谷出合から先からは姿が見えなくなった」

との情報が入り、予約で到着していない最後の一人の携帯番号に電話するも繋がりません。

真砂沢ロッジからは「雨で剱沢が増水して内蔵助方面から吊り橋は渡れない」「明日、業者さんが吊り橋を撤去する予定です」との話が入って来ました。

続く。

絶対ダメ!!!

2023-10-12

写真

絶対やめてください!

昨日午後、関西電力上部専用鉄道 仙人谷ダムから欅平に向けた高熱トンネル内に迷い込んだ女性がおられたそうです。

トンネル内は高熱隧道の舞台になった区間で、現在でも高温でガスも噴き出している箇所もあります。

更には、高熱隧道部分は硫黄系ガスが濃いため電灯設備は腐食するため設置できず仙人谷ダム~阿曽原間は真っ暗、トンネル幅も機関車幅ギリギリしかなく待避所も真っ暗で解り辛い区間です。

ちなみに入ったとしても、途中の管理用出口は全て鍵が掛かっており、外に出ることは出来ません。

警備隊のY小隊長がキャンプ場に行って、当該女子を見つけて事情聴取したところ、仙人谷ダム~関電人見寮の間の冬季歩道を歩いていて迷ってしまったと言い訳していたそうですが、そんなところに入り込めば、普通の方は「オカシイ?」と思い引き返すと思うのですが・・・。

(実際、迷い込んだ話は聞いたことがありませんし、冬季歩道には案内板が設置されていて迷う人はいません)

今回は、単独女性が高熱トンネル内にいる時に列車が走って来て運転手が早く気づいて急停車してくれて、乗せて連れ帰る訳にもゆかず阿曽原で臨時停車してワザワザ車掌が出入り口の鍵を開けに出てくれたそうです。

上部専用鉄道は欅平からのトロッコ列車と連絡しており、途中で時間を潰してしまい乗り継ぎ出来なくなると大変な迷惑になります。

来年から「黒部キャニオンルート」として一般観光客を少しだけ受け入れることになっているのですが、そのためのトンネル内の安全対策工事が続いており不定期でも運行されていますが、そもそもが発電施設は「重要防護施設」(テロ対象施設)ですので、部外者(登山者を含め)が立ち入ることが出来ないエリアです。

仙人谷ダム付近は以前冬季歩道の外側を歩いていただいていたのですが、落石の危険が高いとのことで関西電力さんの好意で冬季歩道を登山者に開放してくれた経緯があります。

登山者と関西電力さんの信頼関係の上に立っての対応なのですが、このようなことがあってよい関係が続けられなってしまえば結果として登山者全体の不利益に繋がってしまうことになります。

写真は仙人谷ダムから見た上部専用鉄道の鉄橋ですが、左側に続くトンネルが高熱隧道になります。

今後、絶対に立ち入らない様に願います!!!

続報Ⅴ(今日はここまで)

2023-10-11

写真

破壊された丸太桟道と堆積した土砂

ダイブツ恐るべし!

これで明日から「どの人がダイブツさんですか」って厨房を覗く人が増えそうです??

明日から、本格的な修復作業に入ります。

続報!

2023-10-11

写真

こんなんでも、なんとかなるって言ってますが・・・なんとかせねば!

大仏達が、九時三五分に現場到着!

現場は、半月沢から少し上流の 枯れ沢  でした。

これから、アンカーを打ち込み~フイックスロープを張り~ガレた崩壊斜面に足場を切り込む予定!

やってみなければわからないけれども、本日中にルートが作れるかはまだ分からないとのことです。

明日には、担当区間の業者さんが本格的な作業に入ってくれる段取りになっています。

本日の作業の進捗は後程報告いたしますが、取り合えず知らずに向かって来ている方々に「半月沢から引き返せ」と言っても無理な話しですので何とかしなければ・・・!

情報は随時流しますので、確認電話は御遠慮願います!

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