阿曽原温泉小屋

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勘違いしておられる方が!

2023-10-22

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飛龍峡に掛かる鉄橋

「黒部宇奈月キャニオンルート」 が来シーズンから営業開始予定ですが、開通しても阿曽原温泉には全く関係ありませんから!

あくまでも、宇奈月~欅平~黒部ダム~立山黒部アルペンルートの周遊パックツアーですので途中下車は想定されてもおりません。

行程表参照(特に9ページ下の金額に引いてしまうのは私だけ??)

何度かこのページで書いて来ていますが、「キャニオンルートを使って阿曽原に行ける」って勘違いしておられる方がおられる様ですが全くそんなことはありませんから。

そもそも発電施設は「重要防護施設」(テロ対象になる場所)なのですから一般の方々の立ち入りも規制されるエリアですので、出入りのチェックも厳しくされるべき場所です。

関係者以外立ち入り禁止エリアなのですから、一般の方々の途中下車・途中乗車などは管理上無理があります。

阿曽原温泉は、険しい山道を歩いてこることが出来る方々(登山者)のエリアです。

仮に一般観光客に来られたとしても、露天風呂に降ることすら出来ない方が多く出ることでしょう。

重ねて書きますが、キャニオンルート開通は阿曽原温泉小屋の運営には関係ありませんから!

ほぼ毎日・・・!

2023-10-21

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冷たい雨で紅葉も降りて来ています(上部は白い様です)

今朝、キャンプ場から欅平に向かった単独男性が、「蜆谷」付近で水平歩道から転落負傷、自力で登山道に戻つたものの110番で救助要請が入りました。(冷たい雨の中、小屋に逃げ込まずに1人だけキャンプしていた根性ある方?)

小屋に常駐している山岳警備隊員二名が現場に向かう準備をすると共に、県消防防災ヘリ「とやま」が出動準備に入ります。

昨日からの雨は一時的に上がっていましたが、次の雨雲が迫って来ているなかを「とやま」が先着して隊員降下~機内収容して富山空港に帰って一件落着の事案がありました。

欅平駅との連絡の中で「実は昨日も、欅平ビジターセンター横の最後の下りで転倒して指を骨折した登山者もおられたと知らされました。(指が折れ曲がっていたそうです)

ほぼ毎日、事案が発生しております! 慎重な行動をお願い致します。

予約状況!

2023-10-21

※予約状況

10月21日15時現在の受け入れ可能人数!(書いてない日は満室です)  

・11月1日(水)19人 

のみ、となりました。

※小屋泊は、11月3日(金)の宿泊をもって、今シーズンの営業終了予定です。(10月31日以降は48人収容になります)

テント場管理は、11月5日(日)まで水場・露天風呂の管理は行います。

※トロッコ列車は、平日でも混雑し始めたようです。

欅平駅長から連絡で、週末だけではなく平日も11時46分発を目標にするようにしてくださいとの連絡が入りました。

注! 平日に阿曽原から向かう方々全員が、昼過ぎに欅平に到着されると乗り切れず待たされることがあるということで、必ず11時46分発に乗ってくれとのことではありませんから!

※半月沢の崩落現場について!

昨日通って来られた福井からのグループの方が言うには「どこが崩落して修復された場所なのか分らずに通過してしまった」って言われるくらい普通に歩けてたそうです。

ちなみに、最初に現場確認しに行った山岳警備隊Y小隊長に言わせれば「今シーズンは終わった!」って思っていたそうです。

強雨ですが・・・。

2023-10-20

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日没前の阿曽原の滝! 吹き出しはまだまだカワイイものです。

最近目立つのが山小屋従業員、今シーズンの営業を終えて・休みを利用して「下の廊下」を歩きに来てくれます。

特に北アルプス南部地区(槍・穂高方面)からの方々が多くて、住所だけ見ると全国バラバラなのですが・・・同じ臭い?というか服装・装備・会話等から、なんとなく「もしかしたら?」って分かってしまうのです。

「山と渓谷」で阿曽原が連載されていたからか?写真集のせい? 「ダイブツさんの噂を聞いてます」って、山小屋業界人的には既に伝説の人物として見られている???

それぞれシーズン終了お疲れ様でした。

そして今日から「剣御前小屋」小屋閉めを終えて、頼りにしているTちゃんが助っ人として阿曽原に来てくれました。

これで何年目になる???なのですが、厨房・受付・掃除等々全般に毎年よく動いてくれて大助かりしています。

あと二週間の営業ですが、スタッフみんな疲れがそろそろたまり出している中で元気なTちゃんが来てくれて、強雨で夕食も十人余りなので今日は少しノンビリできるかな~なんて・・・。

またもやⅡ

2023-10-20

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今朝の阿曽原上空、怪しい雲です。

続き

119番通報を受けた消防本部・富山県消防防災センター・黒部警察署・県警山岳警備隊本部・黒部市民病院元救急救命部長(夜なべ先生ことT先生)・黒部署山岳担当の優しいY小隊長等々との電話連絡をこなしつつ、追加確認事項を現場のダイブツに無線中継しながら・・・。

阿曽原がそんなことになっているとは知らない方々から、天候悪化予想での予約キャンセル・予約変更等々の架電も次々入りますが「遭難対応してます。あとからまた電話下さい」って捌きます。(捌かれた方々ゴメンナサイ)

現場の大仏から、現地の詳しい緯度経度(スマホアプリで)や病人の容態等が逐一送られてきます。

富山空港を飛び立って15分ほどで、ダイブツによれば餓鬼谷出合い方向下方の黒部川から映画「ランボー」の敵攻撃ヘリの様に消防防災ヘリ「とやま」が湧いて現れて上空に到着、消防隊員二名がヘリから降下して病人を吊り上げて一件落着でした。

帰って来たダイブツの荷物の中から「ハサミ」「ビニール袋」???現場付近はナメコが良く出る場所!もしかしたら採って来れるかもって・・救助現場だって言うのに、どんだけ余裕こいてんのやら?

それだけ黒部の事を知っているからこその余裕ってことなんでしょうけど・・・。

後から、警備隊・夜なべ先生等から病人は「腹膜炎」を発症しているらしく翌日手術予定との連絡が入り、迅速に病院に搬送出来て良かったと思うと共に・・・自宅出るころから痛くなかったのかな?なんてことをおもったりして・・・。

体調管理・自己診断をシッカリ行ってから入山されますようにお願いいたします。

※参考!

「権現峠」転落死亡事故ニュース

〇北日本放送

〇チューリップテレビ

またもや・・・。

2023-10-19

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チョイチョイお手数をお掛けしております。

お客さんが全員出発して、ゴミ出し・布団上げ・部屋とトイレ掃除等々手分けしてスタッフが働き出した時に消防本部から電話が入りました。

「阿曽原から早朝出発した登山者が、30分ほど歩いたところで我慢できない腹痛で動けなくなり119番通報通報が入っている。消防防災ヘリで向かう予定だがフライトまで点検で一時間余りかかりそうだ」

常駐しているはずの山岳警備隊員は、下界での行事で昨日下山して明日にならないと帰って来ません。(以前から、何故かこの行事の日に限って遭難発生があるような??)

現場は通報内容から察するに・・・樹林帯の中でヘリコプターからピックアップできるか???シャー無いのでダイブツが現場に向かってくれることになりました。

昨夜のカレーの大寸胴を洗っていた手を止めて、装備を整えて白長靴履いて欅平方面に向けて小走りで向かいます。

現着してみると、やはり樹林帯の中でヘリコプターからホイストで隊員を降下することも要救助者を吊り上げることも無理とのことです。

大仏が腹痛の男性を救助用の背負いバンドを使って、少し先にある場所まで担いで行くと連絡が入ります。

行く先には連続する丸太ハシゴがあるのですが、応援は要らないとのことで一人でハシゴを登るとのことです。

続く

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