阿曽原温泉小屋

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登山道情報!(まだ不安定ですが、山慣れた人ならばなんとか・・)

2022-10-15

写真

「イチロー沢」の道を塞ぐブロックをチェンソーとツルハシで崩して。

今日も大仏達が「イチロー沢」まで言って来てくれました。

〇「黒部別山谷」の崩壊ブロックは落ち着いて来て、現場で見てもらえれば歩けるルートが分かるはずです。

〇「イチロー沢」については、上流側の残雪をチェンソーでカットして来てくれたので通過出来る様になりました。

〇「イチロー沢」の大きな残雪トンネルは、そのまま小さくなって来ており崩壊せずに縮んでいくのではないかとの見立てですが、丁度週明けの雨予報なので落ち着いてくれるのではないかと期待されますが、トンネルをくぐるのが危険と思えば高巻き用のロープを張って来たのでそれを使って高巻きしてください。(高巻きも怖いならば、そこから引き返してください!)

〇「白竜峡」前後の下半部分の整備は手摺り番線が無い場所が有るので、不整地歩行が苦手な方はもう少し整備が進んでからでないと歩けないと思われます。

山慣れている方ならばいけそうですが、自信の無い方は止めておいた方がよいです。ましてや週明けは天気が悪い予報なので、足場も悪く整備も進まないはずなので止めておいた方がよいかと!

緊急告知!

2022-10-15

緊急告知!

今朝、小屋の電気系統のトラブルが発生して電話が使用不能となりました。(電子レンジも壊れてしまい・・)

ネット環境は確保されているので、こちらからの情報発信は出来ますが予約のキャンセル・コース変更等を電話で受けることが出来なくなりました。

キャンセル・コース変更など連絡が必要な方は u11531@yahoo.co.jp までメールしてください。

仙人池方面は誰もいませんから!

2022-10-15

写真

自分でグラビア撮影?って言ってましたが・・?

昨晩真っ暗になった19時半過ぎに、50代後半?の単独男性がテント受付をしに来ました。

私は宿泊客の夕食後の対応をしていたのですが、なにやら外で「すったもんだ?」的な受け答えが聞こえてきます。

「室堂から来た」と言っていますが、昨晩はベンチで寝ていた?って答えるし・・素泊まり代金は?夕食代金は?等々を尋ねているみたいですが「お金がない」みたいなことも・・・。(優しいスタッフが、賄いの昼食で残してあった「鶏飯オニギリ」をレンチンして渡してました)

いつまでも「優しい」警備隊員とスタッフが外で対応していたので、私が外に出て「優しくない?」大きな声で

吊り橋も無くなり山小屋も閉まって人のいない一般ルートとは言えなくなったエリアに単独で入って来るならば、最後まで独力で済ませられる甲斐性が無い人間が入ってはいけない!(管理者が居なくなったルートでは、テント泊と言えども大小便を登山道脇で済ませることになるはず)

これまでもこの時期に入って、行き倒れて(多分)翌年腐乱死体で見つかった人・数年前に行き倒れたまま白骨化して見付かった人・無人のテントが見付かり残されたカメラには雪が積もった雷鳥沢が残されていたこともありました。事後処理に地元の警察や救助隊が対応してきましたが「自分の思いだけ」で結果として他人に迷惑が掛かるような行動は良くない! 

単独登山を否定するわけではないけれど、人のいない時期・人が入らないコースに単独で入るリスクを考えてもらわないといけない!

的なことを強く話しておきました。

玄関から小屋に戻ると優しくない私の言葉が聞こえていた様で、食堂でくつろいでいた宿泊客が「早く届いておいてよかった~っ」っていうので、「遅く届いたから強く言っている訳ではないですから!」と事の経緯を少し話して・・・。

今朝になって、昨夜の単独男性が「昨日はすみませんでした」と頭を下げに来てくれて一件落着の阿曽原なのでした。

※仙人池ヒュッテのスタッフは下山しました。

写真は、下山して来て阿曽原でランチを食べてから玄関先の石の上でマッタリ寝そべる仙人池の看板娘?????「フーミン」です。

今シーズンもお疲れ様でした。

池の平小屋も明日下山予定とのことです。

イチロー沢??

2022-10-14

写真

涸れ沢だけど、雪崩デブリが集まるのです。

黒部別山谷から上流20分 「大ヘツリ」 の中で残雪が残る涸れ沢を「イチロー沢」と勝手に呼んでいます。

阿曽原小屋では毎晩のように15年前に放映された映像を流しているのですが、その中の「下の廊下」の整備シーンで雪渓を高巻くハシゴを作っている場面が出て来ますが、そこで大写しで作業していたのが「イチロー君」だったのです。

この涸れ沢には雪崩が集まり、多くの残雪が残る場所になります。

この年も大雪だったので、開通したのが10月21日で作業シーンは10月19日でした。

高巻きハシゴを作るにしても、ハシゴに崩壊したブロックが転がってくるかも・・・。

早く雪渓が良い具合に崩壊して、落ち着いてくれれば良いのですが・・・。

徐々に!

2022-10-14

写真

黒部別山谷上流20分のルンゼ(通称:イチロー沢)

昨日、Y君達が阿曽原から黒部別山谷方面の様子を見て来てくれました。

黒部別山谷の雪渓はかなり落ち着いて来ており、崩れたスノーブロックの中を縫いながら通過できたそうで少し手直しすれば一般の方も問題なく歩けるのではないかとのことでした。

問題なのが20分上流の通称「イチロー沢」の方で、写真は11日現在のモノですが下流側から残雪のトンネルを覗いたものです。

中央にクラック(割れ目)が見えますが、昨日はもっと大きくなっていて近付くのが怖かったとのことです。

明日15日に、大仏とY君でもう一度現場の様子を確認に行って黒部別山谷の崩れたブロックも工作してくる予定です。

黒部別山谷から下流の歩道修復作業は、今週中には壊れた桟道は直せそうですが手摺り番線の張り込みは来週になるとのことです。

現在の状況では、不整地歩行に慣れていない方は「とても歩きずらいはず」とのことです。

開通前に来るのなら、覚悟して来てください。

2022-10-13

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垂壁の桟道を、苦労して架け替えているのに「自分達だけは!」みたいな使い方は???

口頭注意だけで終わらせようと思いましたが・・・。

昨日ハーネス付けた三人組がテント場利用の受付にやって来ました。

下の廊下を下ったとのことで、残雪の上には乗らず高巻きしたり懸垂下降して本流に降りて黒部別山谷を迂回しながら通り抜けて来たらしいです。(このページを見て参考にしていたみたいなことも・・・)

実力があって装備の操作も確実に行える人間が歩くのは、沢登りやクライミングと同じでバリエーションルートととらえれば「勝手にどおぞ!」だけど、帰ってからネットに載せたりしない様にと強めに話しておきました。(勘違いして入って来られると事故に直結すると考えるからです)

今朝の話しですが、小屋泊のお客さんが出発された後に玄関にローカットのシューズが??そこへ女子トイレから下の廊下を通過して来た三人組の内の女性が出て来たので「キャンプの方が、小屋のトイレを使ってもらっては困るんだけど」と伝えると「知らなかった?分からなかった?」みたいな受け答えを返されて、キャンプ場の水場の近くでテントを張っていたからキャンプ場のトイレが分からなかったって言われても・・・。

16日に再放送される「黒部川源流紀行」で、開通前に下の廊下で遭難騒ぎを起こした登山者を私が叱りつけるシーンがあります。

今まで何度も「下の廊下」が開通前に歩きに来た人が、事故や遭難騒ぎを起こして・・その都度、登山道修復作業に当たっている作業員が連絡に走ったり救助に当たってくれたりしています。

作業員の世話になるという事は、作業を中断することになる・夜遅くまで付き添えば翌日の作業に差し障る等の影響が出て、それだけ作業が遅れて開通が遅れてしまう可能性も出て来ます。(写真の様な危険な場所で、毎日作業している者の立場に立ってもらえれば)

昨日の様に事故無く歩いて来れた人は「関係ないや」と思うかもしれませんが、真面目に開通を心待ちにしている人達が沢山おられる中で「自分達だけは」的な黒部の利用は控えていただきたいものです。(下の廊下は、管理方法が他の山域とは違いますから)

それでも来られるのならば、万が一事故を起こした際には相当の非難を受けることを覚悟の上で来てください。

小屋のトイレ利用しかり、ましてやこのページの情報を「自分達だけ」に利用されていると考えると・・・口頭注意だけにしておこうかと考えていたのですが、実情を広く知ってもらう為にも書きました。

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