雪渓歩きの落とし穴!Ⅵ
2020-07-04
先のページで雪渓はそれぞれ違う話を書きましたが、残雪の多い時期のビッシリと埋まって安定した雪渓は、夏道に戻るポイントを見逃してしまうことがあります。
○安定した雪渓は歩き易くて、周りを見ず足元だけ見て歩いていしまう。
○そもそも、雪の上を歩くのが怖くて次の足を置く場所しか見えていない。
等の理由からですが、劒沢~仙人池~阿曽原のコースに関しては各山小屋に確認していただければ、最新の雪渓の状態を把握して「何処に注意して歩けばよいのか」を通行する方に伝える様にしております。(時には、略図を渡している場合も)
しかしコース全体の概念は、歩かれる本人・グループであれば最低リーダーが把握してから入山していただくことが大切ですが、最悪知らずに入山しても常に周りに気を配って確認しながら歩いて頂ければ迷う様なことはないのですが・・・。
更に迷った方は、雪渓の勾配のキツさ・藪に行き当たる・登山道が何時まで経っても見つからない等などで、途中で「間違ったかも!」と気付いている方が多いと思うのですが・・・。
○怖くて下れない! ○引き返すのは大変! ○行けば何とかなる!(現実逃避)
この様な自分の都合?みたいな理由で「ハマって」しまう方がほとんどではないかと。
何度も書いてきていますが事後に検証してみると、単独登山者・リーダー不在パーティーがトラブっているのは明白なのではないかと思っています。
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