阿曽原温泉小屋

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やっと冬らしい天気に

2020-02-05

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富山湾は凪いでました。(この時期は、能登半島の付け根に太陽が沈みます)

昨日の夕方、やたら眩しい晴天で雲はギラギラした感じで。(荒天のサイン「朝ピッカリ」とよく似ていました)

「夕焼けが奇麗かもと」って、家の裏山にある「くろべ牧場 まきばの風」の駐車場まで車を飛ばして見に行くと、10台位の車がすでに来ていてカメラを構える人・夕日を眺めている人々が。

夕焼けは翌日の好天のサインなんですが、上空には怪しい雲が広がっていて?昨夜から強い風が吹き出しました。

今朝は強い雨風が、天気予報によると今シーズン最強の寒気がこれから来るとのことですが、やっと北陸の冬になるのか?(天気図では一時的に三つ玉低気圧に、山は荒れていた? それにしても寒気が長続きするのか???)

先日の同期会で、冬季国体開催地の南砺市の人と少し話をしてきましたが、地元では雪を集めて来てでも開催するとヤル気満々とのことでした。(ボランティアが、雪をコースにかき集めているローカルニュースが流れていました)

素晴らしい国体が、開催できるほどの降雪があればよいのですけど。

受益者負担?

2020-02-03

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機種更新された「アグスタAW139」(県警ヘリ「つるぎ」と同型に)

埼玉県では、救助ヘリコプターは一部有料になっていますが、長野県でも検討されたことがあります。

山岳遭難救助のヘリコプター出動・警察消防などの公務員の出動や訓練で事故が発生するたびに

「山で事故を起こすのは県外の人間ばかりなのに、地元の人間とヘリコプターが危険な救助に当たってばかりいるのはどうなんでしょう?」

って声が上がります。

他にも 「民間ヘリが有料で公的ヘリが無料って?」(救助ヘリの要請をしておきながら「有料の民間ヘリならいりません」って遭難者がいたとか)

そんな声も埼玉県の対応に繋がったのでは?

更には登山だけではなく、スキー場の管理区域以外の斜面に滑りに行っての遭難出動等の一昔前ではなかった事案も。(冬山登山は、基本的に登山道が埋まってる訳だから同じといえば同じなのですが)

実は私、25年ほど前に「登山者から入山料を頂いて、登山道整備・ヘリコプター救助費用の足しにすれば?」みたいなことを提言したことがあります。(若気の至り?ことの大きさに後から気付いて・・・)

現場の隊員にしてみれば、救助要請が有れば熱いハートでクールに現場をこなすだけ!なのですが、山の利用の方法を国・県・警察等行政がもっと考えてみる余地があるような気がします。(新しい事・前例のない事は・・・?)

とりあえず現場の隊員は、めいっぱい頑張っていることを理解して応援してやってもらえたらと思うのですが。(隊員の世話にならないようにするのが一番なんですけど)

縁っていうのは・・・。Ⅳ

2020-02-03

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中央緩い三角の山が「真砂岳」

その後の救助については、このページの2018.9.3に書いたのでリンクを参考にしていただければ、

下の廊下が凍るということは!

それ以降A先輩とは時々顔を合わせたり、阿曽原のトイレを新設した時にユニットごとヘリコプターで空輸した時にも随分お世話になった大恩人です。

数年後そのA先輩が操縦するヘリコプターが、植生復元の種子散布作業だったと思いますが墜落してしまい亡くなられてしまいました。

A先輩の卓越した操縦技術は地元報道関係にも知れ渡っていて、山岳遭難が発生した時にはA先輩を指名して来たそうです。

事故後のローカル新聞には、墜落事故死を惜しむ記事が。ずいぶんショックを受けて落ち込んだ思い出があります。

一昨日の福島県警へりの不時着、以前には岐阜県・長野県等でも悲しい事故が。 「批判を覚悟で」少し書きましたが、安易な救助要請ととられてしまう事案・救助中のミスによる訴訟事案などなど「なんでかな~」って思ってしまうのは私だけではないはずです。

(福島の事故の報道で、テレビのコメンテーターが「運んでいた心臓」の心配ばかりしているように聞こえて・・・ヘリコプタークルーの心配もしてくれよっ!)

レスキューに当たっている組織・隊員からは「言い訳」にとられてしまうからか、現場の大変さみたいなものを発信していないからではないのかな~って。

それだけ、普通に飛んで当たり前って思われているのでしょうか?日本は一般に馴染みが無いから分かり辛いの?コービー・ブライアントが墜落死したのも先日のこと、落ちたら無事で済まないんですから。

参考:日本経済新聞 日曜版

2020-02-02

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3ページ使ってます!

本日発売(2月2日)日本経済新聞の9~11ページで「立山黒部」が大きく紹介されました。

昨晩は警察官時代の同期会でクタクタになるまで呑んで、朝からグラグラしているところへアッチコッチから「新聞に紹介されている」って連絡が入って来たので、コンビニへ買いに行ったらデカデカと。

去年の夏に阿曽原で、先月は宇奈月で取材の協力をさせてもらっていました。 案外早く記事になったのと、大盤振る舞いの3ページって!ちょっとビックリです。

ちなみに、水平歩道の写真中央のルンゼ(岩の割れ目)が遭難者を80m担ぎ上げた岩壁です。(その話は、道徳の教科書に載ったらしい。前に書いたはず?最近何を書いたか自分で分からなくなってきました)

縁っていうのは・・・。Ⅲ 

2020-02-01

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暗くてスミマセン。

A先輩は、さっきまでクールに操縦していたのに途端にニコニコと喜ぶやら驚くやら。

「イズミなら、チット張り切ってやろうか!」

って十字峡上空に差し掛かると、登山道の真横辺りまでぐっと高度を下げてくださって。そこまで近づくと新雪の状態がはっきり見えて。

徐々に上流に向かって 「鳴沢出合」 上空で「あの大きな岩の下に岩屋があるんです」って私が言ったら「ラジャー」って、頼んでもいないのに河原スレスレまで高度を下げてくれて入り口を覗き・周りの新雪に足跡が無いのを確認して、そんなアクロバティックな事してもらわなくても・・・。

声には出せませんが「先輩ハリキリ過ぎです!」汗が滲んだ掌で座席を押さえつけて、機体の床に足を踏ん張ってしまう私がいるのでした。

更に上流の内蔵助谷出合に来たときに、新雪が積もった登山道に薄らとトレースが有る様に見えました。先に通過した時には高度があって判らなかったのですが、トレースが付けられた後に新雪が積もっていて近づいて見てはじめて確認出来たのでした。

更に接近して周辺を丁寧に調べると、出合の下流の登山道の曲り角までトレースが続いて、そこから下流にはトレースが有りません。 曲り角の先端で滑ったのか???河原までの高さは15m位ありますが黒部川の流れが強い場所で流されたのではないかと下流まで河原の流れの中を丁寧に捜索したのでした。

※いま、テレビの速報で福島県警のヘリが墜落したって出ました。心配です・・・。

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