阿曽原温泉小屋

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登山道情報!(下の廊下)

2019-09-27

本日やっぱり、責任感の強い白馬の王子が「下の廊下・下半」を見に行ってくれました。(私が、知人の通夜で下界に降りており、スタッフが手薄の中を頑張ってくれました)

白竜峡の前後を中心に、丸太桟道を危険な場所から優先して新設してくれていましたが、全てが終わっているわけではありません。(予想より早いペースに見えたそうです)

手摺り番線については、未だに張り込んでない場所が多くあったそうです。

通行に関しては、昨日の情報通り未整備箇所が少なくなっただけで、慣れていない人・怖がりの人は後悔することになると思います。

絶対無理をなさらないように!

登山道情報!(下の廊下)

2019-09-26

本日の下の廊下の状態ですが、白竜協・S字峡にそれぞれ一班ずつの作業員が作業してくれていました。

非情に残念ですが、このペースでは今週末には歩ける程度までの整備が終了しそうにありません!

明日予定していた、作業の進捗状況の確認に行っても作業が終了する訳ではないので、確認に行くこと自体も中止いたします。

更には、週末からは天候も悪くなる予報ですので。「未整備の下の廊下」の一般登山者の通行には大きなリスクがあると考えます。

ご予約・計画を立てられている方々におかれましては、いまだバリエーションルートであるととらえて頂き慎重な判断をお願いいたします。

登山道情報!

2019-09-26

「下の廊下」は、未だ整備が終了しておりません!

ヘルメットを被ってハーネスを装着すれば通れるという場所ではありません!

整備前は足場が悪いのですから、バリエーションルートに入れる実力が無い方は立ち入る場所ではないと考えます。

内蔵助谷出合から下流には「通り抜け出来ません」との表示も2ヶ所してあります。

こちらのページでも、状態を説明して注意喚起しているつもりです。 登山されるお客さんは、いろいろなレベルの方がおられるのは皆さん分かっているはず、こちらの情報はどこも正しい情報を出さないから、小屋に日々訪れる一般登山者の動きを見ながら「一般の皆さんが何時頃から通れるか」を考えながら事故防止の為に情報提供をしているつもりです。

先日も事情を知らずに入り込んだ人の話を書きましたが、「下の廊下」に来てみてから怖いと思われても遅いのですから!

整備前に入れる実力が無い人が、ここの情報を見て入り込んでくる様なことがあるのであれば事故を助長する事に成ります。 

そんな為に「情報提供」している訳ではありません!(去年も同じような事を書いていた様な)

整備前に歩いて来た人が、小屋に届いた姿を見て私が「これは」と思う様な方が届かれた場合は、傍に居る人みんな気分が悪くなりますが強く・強く指導する事に成ります。(泥を被るのが私の仕事です)

ここの情報を見て、整備前に入り込んで事故を起こされてはかないません

「偉そう」って聞こえたならそれでも構いません。毎年、登山者と登山道と遭難を見て来ている自分を私は信じて覚悟を持って話しているつもりですから!

「登山は自己責任」と言っても、事故が発生して救助に向かうのは警備隊や地元の救助隊です。 こちらで情報を仕入れての行動で、事故に繋がりかねない行動は勘弁して下さい。

 

予約状況!

2019-09-25

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やっと、晴れました。

10月11日(金)も、予約で埋まりましたので予約受付は御容赦下さい。

※予約についての基本的な考え方について。

阿曽原温泉小屋は、ホウ雪崩被害を避ける為に毎年建てて解体する仮設プレハブ作りです。

毎年シッカリしたものを作っているつもりですが、所詮仮設作りですので建物の強度にも限界があります。

少し前までは、飛び込み登山者を見越して100人オーバーのご予約を受けていたことも有りましたが、お断りしていても多くの飛び込み登山者が来られたことも有って(「軒先で良いですから」って、飛び込みで99人!)管理の限界を超える事も有りました。

そもそも山小屋は、安全に登山を楽しんでもらうための施設なのに、寝不足で送り出すようなことがあってはならないと考えて、昨年から混雑が予想される日でも「客室の定員の2倍」で宿泊をお断りする事に致しました。 幸いなことに昨年は方針が知れ渡ったのか、飛び込み客の方がほとんど来られませんでした。(逆に考えれば、このページを見て頂いている方の多さに・・・)

お陰様で、混雑時の早出の方の朝食弁当を食べてもらうスペース・事案発生時の救護所の確保等が出来て少しは安心できるようになりました。(その分テント泊が増えたような・・・)

阿曽原温泉小屋は、予約金・キャンセル料は頂いておりません。(先日の研修会で「山小屋も頂いても良いのではないか?」と話題になりましたが・・・)

黒部峡谷の様な危険なエリアは、天候が悪い時には無理をして歩いてもらいたくないし、そもそも楽しめないと考えるからです!(雨に日にしか見れないモノも有るのですが・・・)

今回の台風17号騒ぎでも、予約が軒並みキャンセルとなりましたが「登山者が楽しめないのだから仕方のないこと」と割り切っております。

「下の廊下」を楽しみたいのは皆さん同じです。どうか阿曽原小屋を信じて頂き、混乱・事故無く公平にシーズンを終れる様に、御理解・御協力のほどよろしくお願いいたします。

登山道情報!

2019-09-24

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南越上空の、怪しい雲は流れるスピードが速く。

○台風17号の影響については、黒部川流域では風も降雨も大したことはありませんでした。今現在、障害等の連絡は入っておりません。(稜線はそれなりに風が強かった様です)

○下の廊下に整備状況については、週末で作業が中断しており特段の進捗は無いものと思われます。

※27日に下半部分(黒部別山谷より下流)を確認に行ってくる予定にしています。

取りあえず実働5日で、どうにか歩ける様になりそうとのことでしたので、上手く進んでいれば「ホボホボ」歩ける様になっているのではないかと期待しているのですが・・・。

電話での問い合わせで「次の週末は、どうなの?」との問い合わせをされても、我々は当該区間の施工業者ではないし毎日進捗状況を確認に行く様なイヤラシイ事も出来ませんので「ハッキリ何時から」とは答えられない事を御理解願います。

(何度も書きますが、変化が有れば直ぐに情報を流しますので小屋への電話での問い合わせはご遠慮願います)

※予約状況(24日朝現在の追加分)

10月13日は、予約で埋まりました。 10月11日は、あと14名様の余裕となりました。

困ります!!! 

ご予約を入れる際に、天候が悪かったり・開通が間に合わなかったりしたときの保険で、複数日に予約を依頼される方が散見されます。 特定のお客様だけを優遇する形になり公平性を欠くことになりますので、複数日のご予約は御容赦下さい!(黒部・下の廊下への思いは皆一緒です。特定の方だけ大事にする訳にはゆきませんので)

「下の廊下」は歩ける期間が限られたり小屋の収容能力の関係などで、いざ開通すると混雑してしまうのは仕方ありません。 小屋としては、皆様に事故・混乱なく公平に「下の廊下」を訪ねて頂くために整備状況・予約状況等を流しております事を御理解いただき運営にご協力を賜る事が出来れば幸いです。

※最近よくある質問!

テント場の予約は受け付けておりません

週末毎に混雑が予想されるテント場ですが、スペースが限られている・テントのサイズがマチマチ等の理由から予約を受けようがありません。

阿曽原テント場に到着した順に、それぞれ自分で適地を見付けて張ってもらう事に成ります。

下の廊下が開通した年で天気が良ければ、シーズン中3・4回だけ大混雑してしまいます。

そんな日は遅く届くと、キャンプ場のスペースだけでは足りなくなってしまい、露天風呂の横・道の脇・阿曽原谷の対岸等々、正しく足の踏み場がない状態になってしまいます。

早目の到着・混雑を避けて平日利用をして頂ければと思います。(仙人谷ダム周辺での幕営は厳に謹んで下さい)

※混雑時のキャンプ場利用の方の食事提供は、混乱の元になりますので御容赦下さい。

だから危ないんだから!

2019-09-21

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置手紙が・・・去年も同じ様な事が有りました。

昨日午後4時頃、一見若く見える一人の男性が玄関に現れました。

予約も無いし、テント泊???

ヘルメットを脱ぐと、髪の毛から「重そうな水?汗?」がボタボタと垂れて息も絶え絶えです。

何処から来たのかと尋ねると、「黒部ダムから」と答えたものの「あと10分したら話せます」?って玄関のベンチでバタンキュー。

しばらく放っておいてから声を掛けると、黒部ダム直下で他の登山者から「下の廊下はまだ歩けないから、阿曽原に着いたら怒られるよ」って言われて、行方不明になった時の為にって写真まで撮られたんですが・・・そのまま向かって来たらヤッパリ怖い目に遭って・・・・素泊まりで泊めて下さいとのこと。

見ると、ズボンは厚手の綿生地のカーゴパンツでポケットから厚手の財布みたいな小物がはみ出していて、足元はトレッキングシューズにしては軽そうな???ヘルメットも良く見ると「原チャリ用」ではと見えるし、叱る気にもなれないほど消耗しているし・・・。

登山経験も少ないのだけれども、どうしても行きたくなって今現在の情報を集めずに向かって来たとのことでした。

今朝4時半に起きると、受付に「置手紙」が置いてありました。 本人は出発前で、私が起きる前に出発したかったみたいで気まずそうでしたが、「心の底から怖いと思ったやろ」って声を掛けると大変反省・恐縮しているみたいでした。

割と若くて運動神経が良かったからか、事故に繋がらずに本当に良かったのですが、みなさんは阿曽原の情報を信用して計画を立てて下さい!

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