阿曽原温泉小屋

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だから危ないんだから!

2019-09-21

写真

置手紙が・・・去年も同じ様な事が有りました。

昨日午後4時頃、一見若く見える一人の男性が玄関に現れました。

予約も無いし、テント泊???

ヘルメットを脱ぐと、髪の毛から「重そうな水?汗?」がボタボタと垂れて息も絶え絶えです。

何処から来たのかと尋ねると、「黒部ダムから」と答えたものの「あと10分したら話せます」?って玄関のベンチでバタンキュー。

しばらく放っておいてから声を掛けると、黒部ダム直下で他の登山者から「下の廊下はまだ歩けないから、阿曽原に着いたら怒られるよ」って言われて、行方不明になった時の為にって写真まで撮られたんですが・・・そのまま向かって来たらヤッパリ怖い目に遭って・・・・素泊まりで泊めて下さいとのこと。

見ると、ズボンは厚手の綿生地のカーゴパンツでポケットから厚手の財布みたいな小物がはみ出していて、足元はトレッキングシューズにしては軽そうな???ヘルメットも良く見ると「原チャリ用」ではと見えるし、叱る気にもなれないほど消耗しているし・・・。

登山経験も少ないのだけれども、どうしても行きたくなって今現在の情報を集めずに向かって来たとのことでした。

今朝4時半に起きると、受付に「置手紙」が置いてありました。 本人は出発前で、私が起きる前に出発したかったみたいで気まずそうでしたが、「心の底から怖いと思ったやろ」って声を掛けると大変反省・恐縮しているみたいでした。

割と若くて運動神経が良かったからか、事故に繋がらずに本当に良かったのですが、みなさんは阿曽原の情報を信用して計画を立てて下さい!

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