阿曽原温泉小屋

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だから通れないのです!(25日は埋まりました)

2022-09-09

写真

大ヘツリ付近の登山道は、まだしばらく雪の下です。(奥の雪渓の高さがエグイ)

※先程、10月25日の小屋の予約が埋まりました。

※今日、大仏達が偵察に行って来てくれました。

大ヘツリ付近の登山道は雪渓の庇の下に隠れていて、この先はドンドン狭くなって塞がってしまいます。

これから融雪に伴い、雪渓中央が沈み込んで傾きが増して隙間に風が通れば岩場との隙間が広がってゆきながら、バランスの崩れたところで崩壊しながら登山道が出て来ます。

最終的に登山道が出て来ない場所は、丸太ハシゴを作って高巻きルートを整備しなければなりません。

今現在は雪渓の上には転石が残っていて雪渓が融けると真下の登山道に落下して来るし、上部で落石が発生しても雪と岩壁の間に落ちて来ると逃げ場がありませんので正直言って入りたくはありませんよね。

雪渓に登るにしてもオーバーハングしており、アイゼン持って行っても役に立たないのが判ってもらえるかと!

こんな状態ですので、融雪状態・天気回り等で進捗は大きく変わります。(そもそも中間地点の黒部別山谷まで行けていないのですから)

随時状況はこのページでお知らせいたしますので「何時から通れるのか?」との電話での問い合わせは御容赦ください!

キャンセル情報!

2022-09-09

写真

阿曽原 舐められすぎ!

小屋の宿泊予約にキャンセルが出ました。

〇10月7日(金) 17名    

のキャンセルが出ましたので、追加予約を電話 0765-62-1148 にて受け付けます。(FAX予約と夕食の仕込み時間の連絡は御容赦ください

※舐めてんじゃねよ!

昼前に「ガタッ」って音が??物が落ちたのかとおもい音の聞こえた客室へ行っても布団が有るだけ??

雨が上がったので空気を入れ替えようかと窓を開けたら「キャッキャッ」「ドタドタ」とトタン屋根から音がして見たら!

何匹もの子猿が、屋根の上・窓枠・パラボラアンテナの支柱・窓下の雑木等々に、私をチラ見しただけで・・・逃げる素振りも見せずキャーキャーと走りまわる奴や蔓草の実・雑木の種を引き千切っては食べてる奴等々、私は態度も身体も声もデカいので怖がる人もいるのですが・・・小さな子供や犬には案外と懐かれたりしているのです。(純真な心の持ち主には判ってもらえていると確信しております)

それにしても、この子猿達は追い払おうと声を出しても知らん顔で、去年までは猿が小屋の屋根に上ることは無かったのですが・・・舐められすぎ!小屋の戸締りをシッカリせねばと気を引き締めた?暇な阿曽原小屋なのでした。

ヤッパリ雪が柔らかい?

2022-09-09

写真

岩雄ガイド&その手下達が、転がしました?

昨日、佐伯岩雄ガイドは撮影隊を引き連れて欅平に下山してゆきました。

暇な時期だし、毎晩情報交換?しながら「利き酒会」していたのですが・・その中で「もう剣沢雪渓の長次郎谷出合の雪渓に穴が開き始めた」との話が出ました。

さっき真砂沢ロッジへ電話して、登山者の動きを確認がてら雪渓の状態を聞いてみたところ「雪渓に穴が開き始めたけれど、問題なく迂回できている」とのことでした。

そして融雪のペースが異常に速いとも話していたのですが、「今年の3月に室堂の積雪調査に入った時に、例年ならば目立つ氷の層がほとんど無かったのが雪渓の柔らかさに関係あるかも?」・・そういえば立山・黒部アルペンルートの、雪の大谷の積雪量が多かったのに氷の層が見られなかったのを思い出しました。

仙人温泉直下の雪渓も昨年よりズ~ッと早くなくなったし・・・。

降り積もる新雪・雪崩で運ばれるデブリの雪・気温変化降雨量等天候条件等によっても違いは出てくるはずですが・・・やはり「柔らかい!」って印象です。

毎年山の勉強させられている阿曽原ですが、信頼できる仲間と勉強会(利き酒会)するためにはヤッパリ・・。

貴重な「林」の一升瓶は大仏から岩雄ガイドへの差し入れ、ジャックダニエルの1.75ℓ・1.2本分+ターキー1ℓ8割+ターキー・ライ700mℓ8割+当然ビールと焼酎各種が・・。(岩雄ガイドは優しいので、大仏が帰って来た時にターキーとターキーライが無くなっていたら悲しむだろうと少しずつ残してくれて・・これも信頼関係??)

今回の撮影隊は、天候にも恵まれたし小屋も宿泊客がほとんどいない時期で少々勉強会しても迷惑にもならなかったし・・・後は「編集で、いい番組に仕上がるだけ!」楽しみに待つことにします。(詳細が決まれば、皆様にも御知らせ致します)

アイゼンさえ持っていれば??

2022-09-08

写真

登山道が埋まっているのが判るでしょうか?

前ページの近景ですが、登山道に覆い被さって塞いでいる雪渓です。

8月末の写真と比べるとビックリする位小さくなっていますが、現況では通過するには5m以上岩場を高巻きしなくてはなりません。(ここは緩傾斜だから難しくありませんが、それでも滑り落ちると雪渓との隙間に挟まりかねません)

先程の電話問い合わせで「12本爪アイゼン持ってゆけば大丈夫ですか?」って言われましたが、アイゼンは雪渓上を歩くには有効ですが、雪渓に登ったり降りるには別途バイルやロープ類の装備と操作技術が必要になる場所も出て来ます。

更には、写真の様に岩盤と硬い雪渓の間には隙間が出来ていたり、雪渓がオーバーハングしている場所も有るので通過が困難な箇所も出て来ますし、残雪は日々状態が変わりますので正しく雪渓を読める眼が必要になってきます。

(登ったとしても、降りるルートを調べに雪渓の縁ギリギリの場所まで行って、断崖になっいるであろう雪渓下を覗き込むには勇気が必要だし・・なにより危険過ぎますから!)

もっと高く急傾斜の岩盤の場所もあるし、雪渓から溶けた水滴で濡れているのが普通ですので、ほとんどの方は高巻きハシゴが無いと通行出来ないはずです。(クライミング技術と装備と元気な体力をお持ちの方は入れるかもしれませんが、何ヶ所も有れば通過には相当の時間を要するはずです)

「雪渓が有るからアイゼン持ってゆけば!」的な考えは「下の廊下」の硬く急傾斜で傾いた秋の残雪には通用ませんので、登山道が雪の下から現れる!高巻きルート工作が終わる!等しないと歩けないと考えてください!

Webアルバム の中に状態が悪くなった時の雪渓の写真が沢山残されていますので参考にしてください。

早とちりしないで!(下の廊下情報)

2022-09-08

写真

新越滝対岸の水場が現れました。

「下の廊下」新越滝対岸 の登山道です。

ここはキレイな水が流れている場所で、歩いた経験のある方は記憶に残っておられるのではないかと?

同じ場所の 8月24日の写真 と比べると、非常に速いスピードで残雪が融けて無くなったのか分かっていただけるかと。

暖かい雨が降ったり台風の影響で強い暖風が吹いたのが大きいと考えられますが、阿曽原谷の雪渓崩壊を見ていると例年よりも雪が柔らかいのでは???と想像しているところです。

この先も「下の廊下」整備状況を随時お伝えしてゆきますが、この写真だけ見て「もうすぐ歩けるのでは?」等と早とちりをなさいません様に!

回し者ではありませんが・・・。

2022-09-07

写真

佐伯ガイドの大好物のカレーを作りました。

9月10日18時より NHK BSプレミアム 

にっぽん百名山 スペシャル「岩と雪の殿堂 剱岳」完全版

が放送されます。

「剱岳」を案内する上田ガイドは、我々の山仕事にも時々応援に来てくれている信頼できる男なのですが、実は4日から阿曽原に来ているNHKの撮影隊に同行して来ている佐伯ガイド(日本山岳ガイド協会副会長)との二人で、昨年秋にトヨタ・ランドクルーザーの CM に出演しているのです。(今でもYouTubeで山関係の動画を見ていると流されることがあります)

決してNHKの回し者ではありませんが・・・にっぽん百名山を見てやって頂けたらと。

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