大汗をかいたからこその信頼関係???
2025-12-10

GW剣御前より、左「地獄谷」~「天狗平」(バス道路)~奥「鍬先山」~右「奥大日・大日」
続き
登山研修所とは阿曽原小屋を引き継いだ後もお付き合いさせていただいているのですが、2000年3月の 大日岳 で登山研修中に発生した 雪庇の崩落事故 の捜索をお手伝いしたことを、2020年このページで五回連載したことがあります。
それが「縁」と言う訳ではありませんが、後年になって「全国山岳遭難対策協議会総会」の開催事務を担っておられた登山研修所長から「イズミさん総会で喋ってくれない?」って話しを持って来られて・・・東京の霞が関ビル大講堂で開催された総会で話す羽目になりました。
全国から警察・消防・自衛隊・山岳会等々、山岳救助に関る組織・団体等が一堂に会する公的な協議会ですが、あの当時は民間人が講演に立つのは初めてとのことでした。(翌年からも、槍ヶ岳山荘の穂刈さん?燕山荘の赤沼さん?だったかが登壇されています)
当日の会場には350人オーバー???登壇したのは「警察庁参事官?」「長野県警山岳警備隊長」「三重県鈴鹿消防署」と続き、私が最後でしたが時間が押しておりワヤワヤに・・・話しの内容はともかく???
(最初に「富山弁で喋らないと、自分が何喋っているのか分からなくなるので富山弁で喋ります!」って先制攻撃してから喋り出して?恥を晒して来ましたが、黒部峡谷を知ってもらえる一助には?)
顔見知りの長野・岐阜の北アルプス遭対協関係者も大勢来場していたし、全国研修会で一緒だった静岡県警山岳救助隊長・東京で山のイベントで御一緒している方々・知らない方々等、終了後にワザワザ声を掛けに来て頂き恥ずかしかったけど参加してよかったと・・・
元々登山研修所の活動は登山する全ての人間の役に立つことだし、著名な講師連中も「手弁当」とまではいわなくても全面協力している姿は見上げたものだと内心敬意をもって接していましたが、大切な「組織・先生方」が困っているのなら、自分は今何が出来るだろう?って考えての協力活動でした。 (幸いなことに当時は登山道整備に向けて人を集めていて、一緒に動いてくれるメンバーも揃っていたことも廻り合わせ??)
事故発生時にスノーダンプ・チェンソー持参で現場に入って~春になって残雪の谷に連日通って~熊の親子は走ってるは!ブロック雪崩・落石が降って来るわ!の中を~ビーコン反応が途絶えた遭難者を、手掘りするには絶望的に広く深い残雪の谷で大汗かいて雪を掘って信頼関係が出来上がった?
要は、身体動かすなり知恵を出し合って来たからかと???
この記事の URL : http://azohara.niikawa.com/news/2025/12/n20251210a.html