生かされているのかも?
2023-12-19
元富山県防災航空隊長の広瀬様が亡くなられたと連絡が入って来ました。
遭難事故の際には世話になっていたし、訓練場所が自宅近くの黒部河川敷公園なので帰り道に家に立ち寄ってくれたことや、個人的に阿曽原にも歩いて遊びに来たこともありました。
私より五歳も若く、突然の訃報で言葉が見つかりません。
写真は先月29日にローカル新聞の記事です。(県外の知人がネットからは新聞購読者しか記事が見れないと連絡が入っていたのですが、恥ずかしいのでそのままにしてありました)
学童・学生向けの特集記事で、私が高校生の頃に山岳部後輩女子Tちゃんが山道から沢に滑落してしまい、知らせを聞いた私は藪を無我夢中で降って谷底に到着した時には息はまだあったのですが・・・1人ではなんにも出来ず続々到着する先生達と協力して搬送したのですが亡くなってしまった事故と、それを切っ掛けに山岳警備隊員になった流れが紹介されています。
先に紹介した「剱の守人」中でも、山岳警備隊員で高校山岳部の後輩でしかも一週間前には一緒に慰安旅行に行って飲み明かしていた丸山君の訓練中の殉職事故についても紹介されています。(12月26日19時からのBSテレビ東京の番組内でも少し紹介されるかも?)
実は私達は殉職事故発生日の深夜に、関空からネパールに向けてフライト予定でした。
阿曽原で以前働いていてくれていた山本君が、半年前にヒマラヤのダウラギリ遠征中に雪崩に遭って帰還しておらず関係者で慰霊に向かう予定なのでした。
当時の私は、密かに血圧が異常に高くて「相当ヤバかった」みたいで、ネパール行きが急遽中止になり命を救われたのかも?とおもっているのです。(今は大丈夫ですから)
永いこと生きていれば、知り合いが亡くなることに行き合うことが多くなるのは当たり前なのですが、山の仲間が亡くなる度に「自分は生かされているのかも」なんてことを・・・広瀬元防災航空隊長の御冥福をお祈りいたします。
この記事の URL : http://azohara.niikawa.com/news/2023/12/n20231218a.html