阿曽原温泉小屋

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だから~・・・。

2021-09-17

写真

消防防災ヘリ「とやま」

16日夕、小屋に事故通報の電話が入りました。

詳細は不明ながら、下の廊下「白竜峡」にて川に転落?した登山者を、登山道整備の作業員が現場に降りて救助に当たってヘリコプターでの救助要請をしているとのこと。

早々に立山室堂の山岳警備隊に通報します。消防防災ヘリコプターも富山空港にいるし天候も良いから日没前には片付くだろう。

並行して、黒部別山谷付近で作業をしていた大仏達が黒部ダムまで引き上げている頃なので該当する登山者を見なかったか確認すると、大仏達とは別班のリーダーが単独男性を目撃しており「この先は未整備で危ない」と声を掛けたが、そのまま通過して行ったとの情報が入り警備隊に報告する。

程なく消防防災ヘリ「とやま」から阿曽原上空の天候確認の無線が入り「晴天・視界クリア」と応答すると直ぐに爆音が聞こえ出しました。

明らかにパトロール時の飛行速度とは違うスピードで、上空を通過してゆく勇姿が逞しいというか頼りになるというか。

数分後に現着すれば、狭い「白竜峡」ですが隊員降下させてトットと救助して帰って来るだろうと考えていたのですが・・・。

いつまで経っても無線連絡が入らず??室堂派出所・阿曽原小屋・仙人池ヒュッテ・唐松山荘等々と連携を取りながら、防災ヘリとコンタクトを取ろうとしても連絡が付きません。

数十分してようやく防災ヘリからの連絡が入りましたが「白竜峡前後の峡谷内に、人影は見えず!」って首を傾げる報告が???(峡谷内を低い高度で飛行していたので、無線の電波が届かなかった様です)

ヘリコプターが山岳地帯や峡谷内等にレスキューに向かう時には、繊細な操縦が必要になるので燃料を少なくして機体を軽くしてから向かうので長時間のフライトは出来ませんし、そもそも日没が迫っていて狭い峡谷内は暗くなり出しているはずです。

続く

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