阿曽原温泉小屋

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キョトン!

2021-04-10

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ジッと

昨日で、黒薙温泉の山腹調査は無事終了。

現場に向かう途中、遊歩道の真上の斜面に「二ホンカモシカ」が動かずに。

新芽が膨らんだ程度で芽吹いていないのですが、常緑の雑草や苔等を食べていたみたいです。

見えないところでも!

2021-04-09

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年輪をざっと数えてみても・・・。(左下に、先に切り落とされた幹が二本)

昨日は、朽ちて倒れた大木が斜面に引っ掛かっていたので処理しました。

全長7mほどの朽木で、写真は根元から1m余りのところの切断面ですが、樹木の中は生きていましたが根っこと周囲は完全に朽ちていました。

更に朽ちれば確実に斜面を滑り落ちてしまい、人間にぶつかろうものなら5~6人は吹っ飛ばすのか確実!このままにしておくと、大変危険なのでチェンソーでバラバラにして落としておきました。

太さを見れば、重さを想像出来るかな?チェンソーのバーの長さがギリギリで、不安定な場所だったので切り口が汚くて・・・太い幹だったので飛び散る木屑も多くて、切り分けた時には私も大仏も全身木屑まみれになってしまいました。

斜面は不安定なので、チルホール(ワイヤーウインチ)で引いて安定した所で取り掛からないと、作業中にバランスが崩れると大木が動いたり跳ねたりして人間に当たると大怪我の元です。

この木は、十年ほど前に大量発生した カシナガキクイムシ の被害で立枯れしたままになっていたものが、今冬の雪の重みで倒れたものではないかと考えられます。

黒部の様に急峻なエリアでは、利用者の方々が訪れる前に「山」を点検しておくことは大切な仕事なのです。

見えないところで!

2021-04-08

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大露天風呂横の壁の点検(ダイブツを探せ)

黒薙温泉旅館 の、大露天風呂横の壁の点検中です。

露天風呂に安心して入ってもらえるように、毎年シーズン前にザイルでぶら下がって「浮石」が無いか点検しています。

毎年点検しているおかげで、段々浮石は少なくなって来ている様な気がしますが「黒部の秘湯」を楽しんでもらうためには大切な作業だと考えています。

見えない所で!

2021-04-07

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昨日の仕事の成果?

斜面の高い所で、大きな朽木が倒れていたのを処理しました。(落とした)

朽木が斜面を滑り落ちる際に、斜面を壊しながら落ちるのですが・・・道を埋め尽くすほどの落石が発生しました。

こうして、事前に処理しておかなければ危なくて歩けないので、利用客が訪れる前のシーズン前に点検して処理しておかなければならないのです。

春が来ました。

2021-04-05

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黒薙温泉の山の中で荒れた斜面の浮石処理中

今日から恒例の春の作業が始まりました。

倒れてしまった朽木を切って片付けて、荒れた斜面から浮石を落として・・・。

冬場ナマナマしていたので、藪の急斜面で踏ん張っていると帰りの自転車こぎはヘロヘロでした。

数日間は続く作業なので、毎晩一杯飲んでバタンキューするかと思いますので、なかなかページ更新できないはずです・・・すみません。

それでも山へ・・・Ⅲ(信じられない!)

2021-04-04

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中央右寄りの大きく白いコルが「大窓」(白萩川上流の「中仙人谷」)

先のページで、残雪が融けるまで「待たれていたはず」と書きましたが、正確には覚えていませんが初夏だったと記憶しています。

白萩川 で遺体の一部が発見されたとのことで詳しいことも分からずに当時は制服警察官の仕事に戸惑っていた私は、「下界で仕事しないで山に行ける」って大喜び?で先輩隊員と向かいました。

地形図を参考にしてもらうと分かりますが、剱岳北方稜線から馬場島に向けて下る谷になりますが、早月尾根と小窓尾根に挟まれた部分は「池ノ谷」となり小窓尾根から赤谷尾根に挟まれた斜面の水を集めたのが「白萩川」となり、途中で「ブナクラ谷」と合流して更に馬場島で「立山川」と合流して「早月川」となります。

夏場だったので水量が少なく、藪尾根の踏み跡を使わずに川伝いに遡行して「池ノ谷」出合~小窓尾根1,600mピークに取り付くポイント「雷岩」を過ぎて更に上流の水流中に人間の片脚を枯れ枝等と共に堰き止める形で沈んでいるのを見つけました。

脚の付け根から引き千切られた片脚は、ズボンや靴下等の衣類は着けておらず足先~フクラハギ~膝~太腿は、とにかく白くマネキン?の様でもあるけど表面がリアルな質感で、サイズ感から一目で成人男子と推察できました。

新人隊員の私はもちろん初めて目にするものでしたが、先輩に促されるまま縮み上がるほど冷たい雪解け水の流れの中に入って足首を掴んで引っ張り出します。

新米隊員は、初めて見る「白い脚」に腰が引けていたのもあったのだと思うのですが軍手の上から伝わる冷たさと硬さを今でも覚えています。

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