阿曽原温泉小屋

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見えないところでも!

2021-04-09

写真

年輪をざっと数えてみても・・・。(左下に、先に切り落とされた幹が二本)

昨日は、朽ちて倒れた大木が斜面に引っ掛かっていたので処理しました。

全長7mほどの朽木で、写真は根元から1m余りのところの切断面ですが、樹木の中は生きていましたが根っこと周囲は完全に朽ちていました。

更に朽ちれば確実に斜面を滑り落ちてしまい、人間にぶつかろうものなら5~6人は吹っ飛ばすのか確実!このままにしておくと、大変危険なのでチェンソーでバラバラにして落としておきました。

太さを見れば、重さを想像出来るかな?チェンソーのバーの長さがギリギリで、不安定な場所だったので切り口が汚くて・・・太い幹だったので飛び散る木屑も多くて、切り分けた時には私も大仏も全身木屑まみれになってしまいました。

斜面は不安定なので、チルホール(ワイヤーウインチ)で引いて安定した所で取り掛からないと、作業中にバランスが崩れると大木が動いたり跳ねたりして人間に当たると大怪我の元です。

この木は、十年ほど前に大量発生した カシナガキクイムシ の被害で立枯れしたままになっていたものが、今冬の雪の重みで倒れたものではないかと考えられます。

黒部の様に急峻なエリアでは、利用者の方々が訪れる前に「山」を点検しておくことは大切な仕事なのです。

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