阿曽原温泉小屋

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まさかの・・・?(難しくないのですが・・・)

2020-06-26

写真

十字峡!(吊り橋直下「剣沢の釜」水が冷たそうです)

続き。

この方も登山道に戻るチャンスが何度もあったはずですが、結果として間違った斜面を登り詰めてしまいました。

○入山する前にコースの概念を覚えておくこと! 仙人谷の雪渓が利用出来る時は、どんどん利用すれば良いのですが登山道に戻るポイントを見逃す致命的なミスを。普段から、休憩ごとに風景を見るはずです「向かいの尾根は何処に続く?」「あの山の名前は?」等、特に初めて入る山では地形図を広げてみるのは大切なことです。 (チョイチョイ周りを見ながら歩けばよいだけ。「雪渓歩きの落とし穴」やっぱり登山道は尾根に付けるのが王道です!)

○登山道が無くなって、更には藪・急斜面に疑いを持たなかったのか?(おかしい?と思ったら、振り返るだけで見えたはず)

○尾根に出てから、道路が見えたからと言って急な谷を下ってしまう。(行方不明者にありがちですが、どうせ戻るのならば登って来たコースを下っていれば)

○黒部川の流れを見て、「泳いで渡る」以外の選択肢に考えが及ばなかったのか?

等々、どれも難しい話ではないのですが・・・。

このような道迷い?(道じゃないけど)は、先にも書いてきましたが時々発生しているのです。

他にも、とある大学生パーティーが剣沢雪渓を剣沢キャンプ場に向けて登っていたらしいのですが、なぜか長次郎雪渓を登り続けてしまい。(ガスで視界が悪かったって言ってたけど・・・途中で気付けよ!)

「熊の岩」まで登ったところで、そこより上部の急斜面を登るにも下るにも彼等には技術・装備がなく・・・近くを通りかかった登山者に助けを求めて我々に連絡が入り、現場に赴きザイルで数珠つなぎにして下ろしてきたことが有ります。

見れば分かるはず? 途中で解らなかったの? あり得ない間違いと思われるかもしれませんが、実際に突っ込んで行く人がいて遭難に繋がる事例が沢山あるのです。

先に挙げたことは難しい事ではありません!

山を安全に楽しんでもらうには、大切なことだし「なぜ?」「どこ?」とかを考えながら歩いてもらえれば、もっと山が楽しくなるはずだと思うのですが。

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