阿曽原温泉小屋

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こんなところで!Ⅵ

2020-02-18

写真

今朝の自宅前は、湿った雪が少しだけ。同じ雪でも・・・!

続き。

大雑把に言うと、吹き付ける側の斜面は普通に積もって~吹き付ける風が強く当たる尾根付近は締まり雪になって~その先が雪庇になって~その風下が吹き溜まりになる。

雪山経験のある方は分かる人もいるかと思いますが、同じ白い雪でも痩せ尾根の天辺(リッジ)付近の風上側は硬いのですが天辺というか先に行き過ぎると雪庇の先となって真下に尾根が無く踏み抜きかねません、なので塩梅を見ながら少し下がった辺りの締まった雪面を歩きますが、雪庇が怖くて下がり過ぎると雪面が柔らかくなって深雪になって歩き辛くなることがあります。(尾根によって違いますから、鵜呑みにしないで!その場その場で判断する目を養って)

私自身この時期に初めて剣沢に入ったのですが、谷の中に締まり雪があんなに出来上がっている斜面が有るとは知らず慌てさせられたのでした。

今回の雪崩現場は、剣沢という大きな谷の中で前進基地側はパンパンの締まり雪になっていたが、別山尾根の剣沢側の剣山荘下流には吹き溜まり状に雪が溜まってしまい、傾斜が緩いにもかかわらず雪崩が発生してしまったのです。(斜面と積雪があれば雪崩は発生しうる!とのことです)

今回の遭難パーティーは谷の一番底を歩いていたのですが、硬い斜面側に少しコース取りをしたり、一名に上部を見張りをしてもらっている間に他のメンバーは高度を稼ぐ様な歩き方をしていれば、もしかしたらと悔やまれます。(視界不良時に、雪渓を歩く時やってますが同じです)

雪の細かいことを書き出すとキリがないのですが・・・。

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